第3685話 さ、出産は終わったので帰り支度をしましょう。(明日の軽い段取りの確認をしましょう。)
アリスは授乳が終わったので寝に寝室に。
アナスタシアとクリスティーナは別室で寝ており、次の授乳までメイド達が交代で見守る事になっている。
テイラーと鈴音、ベルテ一家は報酬のカレーが入った鍋を持って帰宅して行った。
仮分娩室の片づけが始まり、武雄達は客間に移動していた。
「はぁ・・・何とか終わったの。
今は・・・12時か。
まぁ、こんなものかの。」
エルヴィス爺さんが懐中時計を見ながら言う。
「私としてはもっと経っている気がします。
とりあえず一段落ですね。」
武雄が言う。
「うむ、乳母はどうなっておるかの?」
「はい、研究所のトレーシーさんの奥様のクラークさんとアンダーセンさんの奥様のボナーさんに頼んでいます。
パナ、コノハから何か聞いていますか?」
武雄が言うとチビパナが現れる。
「2人共、来月出産予定とコノハは言っています。
母乳も1週間前くらいには出始めるでしょうからアナスタシア、クリスティーナに与えられるでしょう。
それまではアリスの母乳とアナスタシア達の飲み残しを搾乳し、冷蔵箱に保管。
アリスの睡眠を確保しながら使って行きます。
予定としては、日中は乳母達に任せ、アリスは睡眠。
夜間は乳母達は休ませ、アリスが頑張る事になると思います。」
チビパナが言う。
「ふむ、冷蔵箱は良いみたいじゃの。
料理長も気に入っているようじゃが、子供達の母乳の予備を用意しておくことの方が優先じゃの。
言っておこう。」
エルヴィス爺さんが言う。
「アリスはジェシーの時に見ているので感覚はわかるでしょうが・・・エリカは?」
「私は3人見ていますし、実質、アルマ殿下とレイラ殿下は双子状態ですから。
それなりに扱いはわかっています。」
エリカが苦笑しながら言う。
「ふむ、それは心強いでしょう。
エリカも仮眠を?」
「いえ、今はアリスさんだけで良いかと。
次の授乳後にアリスさんと寝ます。」
「わかりました。
タケオは?」
「明日は色々とあるでしょうけど、夫婦で客前で欠伸をしてはいけないでしょうからね。
それなりに話したら寝ます。
残念ながら当面は私は書斎の方で寝させて頂こうかと。」
武雄が言う。
「それで良いと思います。
隣で3時間ごとに起きますから、タケオさんが睡眠不足になるでしょう。
それとアリスさんも気を使いますからね。
アリスさんの方は私が付いています。」
エリカが言う。
「ええ、すみませんが、よろしくお願いします。」
武雄が軽く頭を下げる。
「いえいえ、アリスさんとはお互いに助け合わないとと言っていますから。
次は私の時にアリスさんが手伝ってくれます。」
エリカが笑いながら言う。
「うむ、アリスとエリカが仲が良くて何よりじゃ。
まぁ、生い立ちも性格も違うのじゃ。
お互いに気遣いながらやっていくようにの。」
エルヴィス爺さんが言う。
と客間の扉がノックされ、エルヴィス爺さんが返事をするとヴィクターとジーナが入ってくる。
「失礼します。
主、私とジーナは一旦、帰宅し翌朝、私は総務部に出勤し、ジーナはこちらで手伝う事にします。
お嬢様方が何かありましたら、今日の夜間はカーティアが対応する事になりました。」
ヴィクターが言う。
「はい、わかりました。
夜分遅くまでご苦労様です。」
武雄が頷く。
「そうじゃったの。
カーティアも精霊魔法師じゃったか。
子供達の魔眼で何かあっても対抗できるの。」
エルヴィス爺さんが言う。
「はい、当面は日中はジーナが、夜間はカーティアがお嬢様方のお傍に付くことにします。
主のお付きですが。」
「あ、平気ですよ。
ヴィクター達に会うまでお付きなんて居なかったですしね。
子供達が落ち着くまで1人で行動します。」
武雄が言う。
「わかりました。
では、今日の所は失礼いたします。」
「失礼します。」
「うむ、頼むの。」
「「お疲れ様です。」」
武雄達がヴィクターとジーナを見送る。
「ま、明日は協力工房他、皆が挨拶に来るじゃろう。
広間の用意は出来ておるようじゃから、来れば対応する事になるの。
アリスと子供達は起きていたら、見せれるじゃろうが・・・パナ殿、後日でも良いかの?
ここには見せて、こっちには見せないとなると面倒じゃ。」
「それで良いかと。
アリスが子供達に授乳等で忙しいので挨拶はまた後日として、明日は侯爵とタケオ、エリカで対応するしかないでしょう。
それにエリカの顔を売る時でもあるでしょう。」
チビパナが言う。
「わかりました。」
エリカが頷く。
「まぁ、エリカもアリスに付き添うからの。
無理はしなくて良い。
わしとタケオで対応すれば良いだけじゃよ。」
エルヴィス爺さんが言う。
「そうですね・・・明日は私とエルヴィスさんのみで対応しましょう。
アリスとエリカは子供達に付いていてください。」
武雄が言う。
「わかりました。」
エリカが頷くのだった。
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