第3649話 今日の夕食はお好み焼きです。(ダニエラがアンナローロ達と鍛錬中。)
エルヴィス侯爵邸の客間。
アリス、エリカが雑談をしていた。
「なるほど、次は卓上コンロか。」
チビコノハが腕を組んで考えながら呟く。
「うん?コノハ、どうしたの?」
アリスが聞いてくる。
「タケオがテイラーに次の試作を依頼したみたいなのよ。
だーちゃんが精霊通信で報告して来たの。」
チビコノハが言う。
「それはどう言った物なのですか?」
エリカが聞いてくる。
「こう言った机に置いて熱源として、鍋やフライパンとかを熱くする器具だね。
武雄が考えているのは・・・このぐらいの本を2つ並べたくらいの大きさだと思うわ。」
チビコノハが机に置かれていた本を指差しながら言う。
「熱源という事はかまどのような物になると?」
アリスが聞いてくる。
「そうなるね。
薪を使わないで温かくする器具だよ。
多くは鍋か焼肉用に使うけど・・・あ、今度レシピを公表するお好み焼きもこの器具を使えば、家族で一緒に作れるから楽しいかも。
熱々の内に食べれるのがポイントだね。」
チビコノハが言う。
「ほぉ、出来上がった物を持ってくるのではなくて、作りながら食べるという事ですか。」
アリスが言う。
「うん、そうだよ。
野宿や野営で外で焚火をしながら食べるけど、あれを食堂でもするという感じかな?」
チビコノハが言う。
「なるほど。
室内に居ながら野宿料理が食べれると。
ふむ・・・野宿料理のレシピの研究にもなりそうですね。」
アリスが考えながら言う。
「・・・うん、そういう発想はなかった。
エリカは何かある?」
チビコノハがエリカに聞く。
「お好み焼きを試食してから言います。」
エリカが言う。
「確か、今日の夕食がお好み焼きでしたよね。
タケオ様が何か料理長と話していましたが・・・コノハ、なにか聞いています?」
アリスがコノハに聞く。
「聞いているけど、特に言わないといけない事はないかな?
具材の話をしただけだしね。
ちなみに今回は2種類の具材が違うお好み焼きが出るよ。」
チビコノハが言う。
「へぇ、とはいえ、前回は私もお爺さまも2枚でお腹いっぱいになってしまったのですよね。」
アリスが苦笑しながら言う。
「そこは考えていて、少し小ぶりにするって言っていたような・・・いないような?
あとでルフィナかカーティアに言って、厨房に要望を伝えれば良いだけだよ。」
チビコノハが言う。
「そうですね。
・・・よし!今日のお昼は少なめにしよう!」
「温野菜多めで食べれば問題ないと思うけどね。
全く食べないのは体に悪いから、少しは取ってね。」
チビコノハが言う。
「はい、わかっています。」
アリスが頷く。
「アリスさんで2枚かぁ、私も同じくらいは食べれるかな?」
エリカが考えながら呟く。
「大丈夫だよ。
もし残すならビエラ達が食べるだろうしね。
あの子達は平らげ要員だからね。
アリスやエリカの残りなんて、ペロッと食べちゃうよ。」
チビコノハが笑いながら言う。
「確かに。
とはいえ、今日は2種類。
1つは食べた事あるのが出そうですが、もう1つは何が出るのか・・・・」
アリスが考える。
「平気よ、食べれるから!
心配しないでね。」
チビコノハが言う。
「それは、そうでしょうけど・・・ふむ・・・」
「アリスさん、それも楽しみに待っていましょう。」
エリカがアリスに言う。
「大丈夫だって。
中濃ソースから派生した公表予定のソースだし、マヨネーズも用意するから。」
「粉物に中濃ソースにマヨネーズですか・・・太る原因ですね。」
チビペイトーが現れる。
「節度を守って食べれば大丈夫だよ。
それに食べたら運動すれば良いから。」
チビコノハが言う。
「ふむ・・・アリス、エリカ、食べたら食後の運動をしますよ?」
「「はーい。」」
チビペイトーの言葉にアリスとエリカが返事をするのだった。
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魔王国 王城の城内訓練場。
ヴァレーリとアンナローロ、アンナローロの部下数名が木剣を手に取り訓練をしていた。
「くっ!」
「ふふん♪」
アンナローロは両手で持っており、ヴァレーリが片手で対応していた。
要は鍔迫り合いで押し合っている。
「っ!やれ!」
アンナローロが後ろに飛ぶのと同時に号令を発し、部下達がヴァレーリに木剣で突きに行く。
「甘い!」
ヴァレーリが自身を回転させながら、木剣をアンナローロの部下達の持つ木剣に当て、牽制する。
部下達の一斉攻撃は失敗する。
「・・・同時に襲わせても一撃も入れられませんか。」
アンナローロが呆れながら言う。
「もう少し早くしかけないと我には届かないな。」
ヴァレーリが言う。
「はぁ・・・これでも良いタイミングでしかけたと思ったのですけどね。」
アンナローロが言う。
「うむ、研鑽を積むように。」
ヴァレーリが言うのだった。
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