第3647話 455日目(1月30日) 今日はベルテ一家に小型蒸留器が届きます。(事前に知っておかない事が多々あります。)
昼前のベルテ一家の新品の蔵の前。
武雄と鈴音、ヴィクターとジーナ、ベルテ一家とテイラーが居た。
「へぇ、これが小型蒸留器。」
武雄はテイラーが持って来ていた装置を見ながら言う。
「うむ、テイラーが悩みに悩んで作った物だ。」
チビニオが武雄の肩に乗りながら言う。
「仁王様、ご助力ありがとうございます。
出来栄えとしてはどうですか?」
「うむ!少々の事では壊れはせぬ!」
チビニオが胸を張って言う。
「なるほど。
ウカ、ダキニ、蕎麦の栽培計画は?」
「蕎麦は基本的に3月下旬と8月の年に2回蒔き時があるのよ。
育成期間は60日、2か月と考えれば良いよ。
陸稲があるから、3月下旬に蒔いて5月末に収穫かな?
米の種蒔きは4月で10月の稲刈りだから、同時に蒔いて、米の前に蕎麦の収穫をする形を取ろうとおもってるよ。」
チビウカが言う。
「焼酎の製造の基本として、麹造り: 約2日間、一次仕込み: 約6日間、二次仕込み: 約10日間、蒸留+熟成で3か月の約4か月程度で出荷できるんだよ。」
チビダキニが言う。
「早いですね。」
「まぁ、焼酎はそういうものだしね。」
チビダキニが言う。
「ふむ・・・肥料とか農地の状態にも寄るでしょうけど、年2回の栽培が可能で、焼酎にするのに4か月・・・ふむ、年2回の供給が可能かぁ。」
武雄が考える。
「タケオ、上手く行けばだからね!?
安請け合い出来ないからね!?」
チビウカが言ってくる。
「はいはい、施政者として、これは良い事ですね。
エルヴィスさんへの報告事項になりますね。」
タケオが言う。
「うーちゃん!?タケオにやばい情報渡しちゃったかも!?」
「うん!言った後に後悔した!」
チビウカとチビダキニが「やべぇ」という顔をしながら言い合う。
「ふむ、ウォルトウィスキーと蕎麦焼酎・・・アルコール度数を高めたら、どちらも傷口消毒に使えるかもしれませんね。」
チビパナが言う。
「「もったいないから!」」
チビウカとチビダキニがチビパナの言葉に反応する。
「各家庭にあれば飲んで良し、かけて良しの物が出来ると思いますが?」
チビパナが言う。
「だからもったいないって!
赤スライムのSL-01液で良いじゃんよ!
わざわざ、焼酎を消毒液にする必要ないし、何回も蒸留するの大変だし!」
チビダキニが言う。
「ふむ・・・なら研究用に少量作ってください。
研究室で使えるかもしれません。」
チビパナが言う。
「うぅ、まだ蕎麦の栽培もしていないのに・・・もう加工品の注文が来たよ・・・」
チビダキニが言う。
「まぁ、少量ならチャレンジするしかないかな?
タケオも、まだ試作段階なんだから、年に2回の収穫とか最短製法の焼酎作りを2回とか、話が早いって。
まだまだ先の話だよ。」
チビウカが言う。
「はーい。
それは試作品ができてから決めます。
とりあえず、蕎麦焼酎の試作が上手く行かないと何も出来ないという事がわかりました。
なら、このまま蕎麦の栽培、収穫後に酒作りと考えれば良いですかね?」
武雄がウカ達に聞く。
「一応、そのつもりだよ。
それまでは、この小型蒸留器の使いかたの勉強かな?」
チビウカが言う。
「そうですか・・・麹の仕込みとかもあるでしょうから。
米の栽培や他の作製に影響が出ないように計画立ててして行ってください。」
「「はーい。」」
チビウカとチビダキニが返事をする。
「うむ、ウカとダキニは期待しかないな。」
チビニオが頷く。
「そうだ、仁王様、今回の小型蒸留器製作で費用は足りましたか?」
「うん?大丈夫だったはずだ。
足らなかったらテイラーがタケオに言ったであろう。」
チビニオが言う。
「わかりました。」
武雄が頷く。
「何かあるのか?」
「いえ、先々の事になるでしょうけど。
蕎麦焼酎専用のワイナリーが出来るだろうなっという事とそこに小型蒸留器か蒸留器を納入しなくてはと思っています。
なので、小型蒸留器の製作費用がいくらなのか知っておいた方が良いと思ったのです。
小型蒸留器と蒸留器の価格や樽詰めと保管する場所と樽の個数とかを知っておかないと必要になった際に協力工房選定が出来ませんからね。」
武雄が言う。
「それもそうだな。
だが、ウカの栽培の方の話ではないが、こちらも来年以降の話になるだろう。」
チビニオが言う。
「はは、そうですけどね。
もしかしたら早々にエルヴィス家とローさんの所に必要な広さや作らないといけない品々の要望を伝えないといけないかもしれないので、今から少しずつ書き溜めて、覚えて行かないといけないと思ったまでです。」
武雄が言う。
「ふむ・・・気軽に試作を始めるという事でもなさそうだな。」
チビニオが言う。
「まぁ、政策や事業化出来れば、農地の拡大もしないといけないですからね。
事前に検討しておかないといけない事は多いですよ。」
武雄が言うのだった。
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