第3646話 453日目 今日は終わりましょう。(出来るだけ定期的に採用していきましょう。)
エルヴィス侯爵邸の武雄達の寝室。
湯浴みと髪を乾かしたアリスとエリカがのんびりとしていた。
「今日もなんだか慌ただしかったですね。」
「まぁ、お客様も来ましたし・・・アリスさんから聞いていましたが、本当に雑談の内容が雑談ではありませんでしたね。」
エリカが苦笑する。
「タケオ様が来てから、こういう事が多いです。
エリカさんも慣れないといけませんよ。」
アリスが言う。
「はは、それは大変です。
とはいえ・・・相手が一国の最上位というのは話が早くて助かりますね。」
「本来なら一地方領主や一貴族が相手するとは思えない相手なんですけどね。
ヴァレーリ殿やブリアーニ殿が聡明で、ある程度歩み寄って来てくれているので、話がポンポン決まります。
タケオ様が良い交友関係を出張で築いてくれているおかげです。」
アリスが言う。
「そうですね。
とはいえ、タケオさんが居てくれる間は、今のようになりますが、次代、次々代が問題ですね。」
「本人達の努力次第・・・ですよね。
そこは、まぁ・・・今は考えないようにしましょうか。
私達に出来るのは、部下を残す事でしょうか。」
アリスが言う。
「ジーナ殿は次代まで、ルフィナ殿は数代は雇用は出来ますかね。
本人が望んでくれればですが。」
「・・・うーん・・・子供達は皆、引き抜きに遭いそうです。」
エリカの言葉にアリスが腕を組んで考える。
「まぁ、侯爵家に仕えていた経歴なら他の家でもメイドが出来るでしょうし、ジーナ殿なら王都の軍にも採用されるでしょうね。
確かに、引く手あまたですね。」
エリカが言う。
「・・・うーん・・・どうしますかね。
子供達に他に行きたいと言われたら、その意志は尊重してあげたいですよね。」
「そうですね。
やりたい事があるのなら、してみるべきというのはタケオさんも含めて、私達の考えでもありますからね。
ま、私がそうなので他の方に何か言えませんけど。」
「うーん、私も好きに生きているので、強制してまで仕事をして欲しくないですよね。」
エリカとアリスが言う。
「お風呂入りました。」
武雄が戻って来る。
「「おかえりなさい。」」
アリスとエリカが出迎える。
「はーい、ただいま。
水を飲みますかね。」
武雄がコップに水を注ぐ。
「タケオ様、子供達や孫の時に従業員はどうなりますかね?」
アリスが聞いてくる。
「え?エリカと何を話していたんですか?
・・・まぁ、なるようにしかならないでしょう?
今の子供達は私達に懐いてくれていますけど、私達の子供達との相性が合わないかもしれないですからね。
今から心配しても意味がありませんよ。」
「「まぁ、そうですね。」」
アリスとエリカが頷く。
「それに子供達には今はメイドをさせていますが、したい事が出来たら、相談をして実施の方向で動くと言っていますから、ずっとメイドをしなさいと強制する事ではないですしね。」
武雄が言う。
「「ですよね。」」
アリスとエリカが頷く。
「うん?
えーっと・・・何を求められていたのか、いまいちわかりませんが・・・
継続的にメイドや執事、家の従業員を雇っていかないといけないのは確かですね。」
武雄が言う。
「そうですね。
で・・・費用はあるのでしょうか?」
アリスが聞いてくる。
「・・・1名、2名なら問題ないですよ。」
武雄が目を逸らせながら言う。
「継続的な雇用をしていくとなると数十名分を見通せてないといけないと思います。」
エリカが言う。
「契約の収入で賄えるとは思いますけど、すぐにとは言えませんが、数年後から増やしていけると思います。
それまで、子供達にお願いして少し長めに出来ないか相談ですかね。」
武雄が言う。
「雇用主からお願いをするのですね。」
エリカが言う。
「ええ、何をしたいかと何をして欲しいかの擦り合わせをして、子供達の要求は受け入れますが、こちらの希望をある程度、織り込んで配置計画をしていかないといけないでしょう。
とりあえず、今は、そういった要望が出ていないので、すぐの異動や新規雇用をしなくて良いでしょう。」
武雄が言う。
「ふむ・・・今後も良い人材が居れば雇用していかないといけないという事ですね。」
アリスが言う。
「タケオさんの従業員の雇用場所って・・・アズパール王国で採用した者はいましたかね?」
エリカが首を傾げながら言う。
「・・・他の町でが、ほとんどでしょうかね。
アリス、この地から採用した方が良いのでしょうか?」
「いえ、キタミザト家の特殊性から無理に雇わなくても良いのではないでしょうか。
というより、地方領主の屋敷で採用する場合、その地から採用するのが地元との信頼関係を得る方法とは思いますが、必ずしも雇用しないといけないという訳ではありません。
必要な人員を雇用出来れば良いと思います。」
アリスが言う。
「そうですね。
今後とも常に人材を採用出来るように、周辺にも気を配っていこうと思います。」
武雄が言うのだった。
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