第3621話 452日目 今日の反省会。(エリカのお披露目を早々にしよう。)
エルヴィス侯爵邸の夕食後の客間。
武雄達が食後のティータイムをしながら、話をしていた。
「ははは、指輪選び、ご苦労じゃったの。
タケオも慣れない事で気苦労をしたじゃろう。」
エルヴィス爺さんがアリス達から今日の出来事を聞いて笑っていた。
「ええ、まぁ。
とはいえ、アリスとエリカが納得する物が選べて安堵しています。」
「うむ、そこが一番大事じゃの。
それにしても雑貨屋でとな・・・まぁ、イーリーじゃったか?
明日には噂が広まって多くの客入りがありそうじゃの?」
「そうなれば、少々の売り上げに貢献出来たという事ですね。」
武雄が言う。
「まぁ、今日の苦労に見合うか、どうかはわからぬがの。
で、ラルフの所で挙式する事になったと言っておったが、どうするかの?」
エルヴィス爺さんが武雄達に聞く。
「うーん・・・エリカが、この屋敷で過ごすので、メイドや文官達を集めて披露するのが一番だと思いますが。」
「ふむ、アリスとの時のように客を招かないのかの?」
「はは、あまり大事にしなくて平気なのですが・・・」
エリカが苦笑しながら言う。
「うむ、じゃが、協力工房から小さくてもしっかりとするように言われたのじゃろ?
呼んだ方が良いのではないかの?」
「うーん・・・挙式はしなくて良いです。
皆さんに披露して祝っていただければと思います。」
エリカが考えながら言う。
「ふむ・・・まぁ、指輪はしておるからの・・・
披露だけで良いとなると、アリスがしたような事をすることになるの。」
エルヴィス爺さんが考えながら言う。
「あれは挙式ですから、段取りは少々変わるかと。
ですが、基本的には同じですよね。
皆さんに集まっていただいて、私達が入り、皆と個別に話すという事になるでしょうね。」
アリスが言う。
「うむ、あとドレスじゃの。
アリスは出産後じゃが・・・それも含めてエリカと・・・うん?エリカ、今妊娠しているの。」
「はい。」
「アリスが出産が終わってからだと、つわりがあるかもしれぬの・・・
コノハ殿、パナ殿。」
「はいはい。」
「簡単で良いなら、すぐにするべきですね。」
エルヴィス爺さんの言葉にチビコノハとチビパナが現れる。
「そうなるの。
うむ・・・ドレスが間に合わんし、ドレスを考えるとエリカのつわりが始まるかもしれぬ。
どうした物かの?」
「私としては、エリカが王都に行って、第3皇子一家領を経由して戻って来てからで良いとも思うけど、ラルフ達が懸念している事もわかるから早くしても良いと思う。
衣装は・・・最短で作らせるしかないんじゃない?」
チビコノハが言う。
「記念行事になりますから、気分の高揚や良い思い出として記憶されるでしょう。
衣装は既存の持っている物でも構いませんが、少々の手直しをしてリフレッシュさせるのが良いかと。」
チビパナが言う。
「ふむ・・・作るのではなく、手直しをとな。
タケオ、どうかの?」
「私はエリカのしたい事をして欲しいと思います。
費用は何とかしましょう、ドレスについてもラルフさん系列で一から作ってくれるでしょうが、手直しの方が早いという事であれば、それもやり方として間違っていません。
日取りについては・・・協力工房なら明日と言っても何とかしてくれる人達ばかりですから、大丈夫です。」
武雄が言う。
「・・・うむ、そこは何とも言えぬが・・・まぁ、費用も参加者も大丈夫そうじゃの。
エリカ、どうするかの?」
エルヴィス爺さんがエリカに聞く。
「タケオさんとアリスさんと検討していきます。」
「うむ、しっかりの。」
エリカの言葉にエルヴィス爺さんが頷くのだった。
-----------------------
エルヴィス侯爵邸がある街のいつもの居酒屋では。
いつもの酒場にて、いつものメンバーが揃っていた。
「・・・ラルフさん、それ・・・本人達に言ったのよね?」
モニカが暗い顔をさせながら言う。
「ええ、言いました。
正室のアリス様はして側室のエリカ様はしないというのは外聞が悪いでしょう。
そしてキタミザト家という事で私達がお披露目に参加します。
お披露目に参加しない各組合にも知らせが行きますし、文官方にも知らせられるでしょう。
ここで私達の名が再び、皆に知られる事になります。」
ラルフが言う。
「・・・アリス様の時と同じなのはわかる・・・わかるんだけど、吉事多くない!?」
モニカが言うと皆が頷く。
「ほほほ、吉事が続くのは、暗い話をするより良い事ですよ。」
ローが言う。
「ローさん、お酒の用意は出来るのですか?」
キャロルが聞いてくる。
「まぁ・・・大丈夫ですよ。
何とでもなります、ほほほ。」
ローが笑いながら言う。
「うーん・・・エリカ様かぁ、どんな方なのか、経歴や性格等は事前に確認しておきたいな。」
ベッドフォードが言う。
「確かに、どこに頼めば良いんだろうか?」
ローチが首を傾げるのだった。
ここまで読んで下さりありがとうございます。




