第3606話 味噌汁と紅魚フレークの感想を聞こう。(意外と皆、醤油バターは問題ないようです。)
皆が味噌と醤油の試作品を食べ終わり、話し合っていた。
「ふむ、キタミザト様、これはスープの素という事なのですかね?
聞いていた感じでは色々と作れると聞いていましたが、この味が野菜にも?」
ドナートが聞いてくる。
「そうですね。
スープの素にもなる調味料という括りですね。
実際には、野菜にも和えられますし、肉にも使えますよ。
とはいえ、一般家庭では、このスープ・・・味噌汁が一番受け入れやすいでしょう。
具材も基本的に選びませんから毎日この味噌汁を使って具材を変えることで飽きがこないという考えですね。
なので、ドナートさんの感想である、スープの素として売り出すのも手かもしれません。」
武雄が言う。
「ふむ、ボーナ、どう思う?」
「色んな料理をしたり、食べたりしたけど・・・用意がかなり楽ね。
そもそも出汁を取る事すらキタミザト様が始めたけど。
それも含めて、用意が楽。
出汁を作っておいて、この味噌を溶かして具材を入れる。
これは主婦層に受けが良いと思います。」
ボーナが言う。
「キタミザト様の考えの具材を選ばないというのも良いかと思います。
基本的にスープは塩かブイヨン、トマトが主流でしたが、ここにレシピの公表で出汁が入りました。
あれで各店で特色あるスープが出るようにはなりましたが、さらにここに味噌という具のアレンジが幅広い物が出ると、さらに各店で味噌を取り扱うのではないでしょうか。」
エンマが言う。
「武雄さん、味噌は確か保存食にもなりますよね。
商隊の方々にも売れるかもしれません。
売り方はわかりませんが!」
鈴音が言う。
「・・・見させてもらった味噌は少し水分がありましたね。
これを旅用にですか・・・タケオさん、乾燥させられますか?」
エリカが聞いてくる。
「はーい、それは私が答えるね。
味噌玉というのがあるよ。
味噌に具材と堅魚節を混ぜておいて、お湯を注ぐと味噌汁になるという商品だよ。
でも1日か・・最大3日くらいしか保てないかな?」
コノハが言う。
「いえ、2日あれば十分です。
少なくともこの街から各町まで幌馬車で2日です。
ここの商隊に売り込めば良いと思いますし、ゆくゆくは各町とこの街で販売し、往復で使っていただければ需要が伸びると考えます。」
エリカが言う。
「ふむ・・・一般には味噌汁の発表とアレンジの料理レシピの公表という事が良い感じかもしれませんね。
エルヴィス家と協議していきます。
ドナートさん、ウカ、ダキニ。
基本は味噌汁の味噌を作る事から始めましょう。
今後、指導する工房もスープの素を作ると認識して貰った方が良いかもしれません。
それに味の決定権はベルテ一家に任せます。
味噌汁用とサラダ、肉用では必要とされる味が違うでしょう。
そこの開発はお願いします。」
武雄が言う。
「「「はい。」」」
ドナートとウカ、ダキニが頷く。
「タケオ様。紅魚のフレークですが・・・味噌?豆?の塩味もしっかりとしつつ、醤油とバターの方が甘かったです。」
アリスが言う。
「ええ、そうですね。
アリスとしては醤油バターはどうでしたか?」
「美味しかった・・・です。
ですが、これがコノハの言う究極の味というのは・・・まだわかりません。」
アリスが言う。
「次はジャガイモをアリスに食べさせなきゃ。」
コノハが言う。
「鮭のフレークは美味しかったよね?ジルダ。」
「うん!甘くてしょっぱくてご飯が進んだ!
毎日でも食べたいよ!」
ニルデとジルダが言う。
「私も同意見です。」
ルフィナが言う。
「私も醤油バターは美味しかったです。
ですが、バターの量によって味が変わりそうです。
醤油も少ないですが、バターも街中では高価な調味料の1つです。
ご主人様の言う通り、醤油は当面は公表は出来ないとわかりました。」
ジーナが言う。
「キタミザト様、とても美味しかったです。」
カーティアが言う。
「キタミザト様、これは、これまで食べてきた中で上位の味かと。
当面は味噌だけという事ですが、醤油も多くが作れるようにしていくと良いと思います。」
テイラーが言う。
「うむ、醤油は希少品というのは致し方ないものだ。
味噌が増産されれば、されるほど醤油の生産も上がるという事だろう。
まぁ、少ししか取れないとなると当面はキタミザト家のみ扱うという事になるだろうな。」
ニオが言う。
「ふむ、総じて今日の試食会では、高評価という事ですね。
増産と協力工房の話はエルヴィス家との話し合いで決まっていきますから、もう少し待っていてくださいね。」
武雄が言う。
「はい、わかりました。
とりあえず、次回の味噌の製作については、ウカ殿とダキニ殿の協力の下、色々と試していこうと思います。
ドナートが言い、ベルテ一家の皆も頷くのだった。
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