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第3585話 デリンジャーの装備方法の検討。(安心を得る為に装備する事もあります。)

ジーナが小銃改5 デリンジャーを腰に装着したホルスターに入れる。


「ご主人様、どうでしょうか?」

「・・・うーん・・・見えているのは・・・仁王様、どう思います?」

「暗器としても護身用としても基本的にはないな。

 デリンジャーは、飛び道具を持っていないと思わせての不意を突いての一撃のみ出来る仕様だ。」

チビニオが言う。

「ですよね・・・ジーナ、隠せそうな場所はありますか?」

「両太腿は伸縮式警棒があります。

 左腰には小太刀ですし・・・動いていて邪魔にならず、かといって相手に見えない場所ですよね・・・」

ジーナが考える。

「スパイ物の映画では脛部分ですか?

 海外の名優がそこから取り出していたと思います。」

「某女王陛下のスパイ映画だな。

 だが、男だからだと思うぞ?

 基本、長ズボンだろうからな。」

チビニオが言う。

「ジーナ達はメイド服が基本で裾が長いとはいえ、足首は見えますよね。」

「まぁ、ロングスカートだが、外の道が土だからな。

 脛の下辺りまでは見えているな。

 それにわざわざ、攻撃するのにしゃがみ込むのはバレると思うがな?」

「確かに。

 立ちで対峙している状態で不意に取り出せる場所ですか・・・腕ですかね?」

「冬は良いが、夏は半袖にならんか?」

「却下ですね。」

武雄が即決する。

「いえ、ご主人様、夏でも長袖は着ますが?」

「それは上着を脱いで、Yシャツを着るのでしょう?

 薄手の生地なので、装備しているのがわかってしまうのでダメですね。」

ジーナの問いに武雄が言う。

「ふむ・・・ジーナ、伸縮式警棒は右のみにし、左はデリンジャーにするか?」

チビニオが言ってくる。

「・・・ふむ・・・平常時は小太刀を携帯しませんので、いざとなれば伸縮式警棒のみが武器になります。

 予備があった方が安心するのですけど、飛び道具も欲しいと言えば欲しいですね。」

ジーナが考えながら言う。

「・・・まぁ、街中であれば警棒1つでとりあえず凌げるのではないですかね?

 さすがに街外に出る場合は小太刀の携帯はするでしょうからね。

 主兵装で小太刀、予備に警棒とデリンジャーですかね。」

武雄が言う。

「もしくは今、どういう風に太腿に付いているかは、わかりませんが、その横にホルスターを付けるか。」

テイラーが考えながら言う。

「ふむ・・・検討の余地はあるが・・・ジーナ、その警棒を納める物はどうやって手に入れた?」

「王都で特注で頼みました。

 ちなみに・・・・これです。」

ジーナがポケットに手を入れ、底に穴でもあるのか太腿に取り付けてある物の留め具を外し、下に落とし、拾い上げて言う。

「ふむ、肌に触れる部分は布なのだな?」

チビニオが見ながら言う。

「はい、最初は太腿に巻く用に布製で全部を作ったのですが、伸縮性がなく、鬱血したり、垂れ下がったりとしました。

 なので、ある程度伸縮性のある布を織り込んで貰い、伸縮性を出しました。

 とはいえ、少ししか伸縮しないので、緩く作って貰い、メイド服の裏にボタンで吊っていて太腿の布は暴れないように支えの役目を持たせたような状態です。

 そして、そこに革製の差し込み物を取り付けています。」

ジーナが言う。

「ふむ・・・これで更にデリンジャーは難しいな。

 軽いとはいえ、重量があるからなぁ。

 となると、片方にホルスターでもう片方に警棒の方が良いかもしれないな。

 後は他の部分でホルスターを装備となるだろう。」

チビニオが言う。

「ふむ・・・まぁ、ジーナ的には警棒があった方が安心すると言うのなら無理に変える必要はないですよね。

 ・・・腰の右側に装備ですかね。」

「ご主人様と一緒ですね。」

武雄の言葉にジーナが反応する。

「見えることで何かを装備している(・・・・・・・・・)と思わせるというのもありですね。」

テイラーが言う。

「そう思ってくれれば良いですが・・・銃だからなぁ。

 見る人が見たら・・・と言いながら私が装備しているから、この考えはなしですね。

 なら、見えるように装備させますか。

 当面はジーナの装備としますか。

 子供達には危ないので装備はなしで。」

「ありがとうございます。」

ジーナが礼をする。

「子供達は通常は警棒で、街外に出るのなら小太刀でしょうか。」

「畏まりました。

 そのようにします。」

テイラーが頷く。

「ま、ファイア等の魔法が他人に向けては使えない従業員向けにします。

 ジーナ、キタミザト家の大人達に向けての装備にします。」

「了解しました。

 お父さまと話して、装備貸し出しにします。

 その際に伸縮式警棒も貸し出しにしましょうか?」

ジーナが聞く。

「・・・アスセナさんやマリスさんは剣術を習っていないでしょうからね・・・

 あくまで、護身用としての最終手段としてのデリンジャーとします。

 ベルテ一家は本人達が望めば双方持って良い事にします。

 もちろん、ニルデとジルダは持っても警棒のみですが・・・いや、危ないので双方なしで。」

「畏まりました。

 戦闘経験がある子供には警棒のみで、大人達は任意で警棒と魔法が撃てない者にデリンジャーですね。」

ジーナが言う。

「ええ、お願いします。」

武雄が頷くのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
と言うか銃を日常的に携帯し、しかも近距離で使う前提なの、まずくないですか? うっかりすると銃社会まっしぐらになってしまいかねない事は、タケオさんも重々気をつけているはずなので、日常的に銃を携帯させるこ…
峰不二子ばりに胸の谷間という奥の手がw
備えは大切。でも使う機会がないことが一番。
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