第3384話 討伐後のまったり夕食。(皆で焚き火を囲んでのんびりです。)
武雄達はオーク狩りを終え、皆で焚き火を囲みながらのほほんと夕食を取っていた。
「今回は魔法をメインで使ったのですね?」
マイヤーが聞いてくる。
「ええ、さっさと終わらせようと思って。
私が小銃改3で1体、残りを皆さんで打ち込んで瞬時に終わらせてしまいました。
剣での方が良かったですかね?」
武雄がマイヤーに聞く。
「いや、久しぶりの戦闘ですから、距離を置いて対処したのは良い事かと。
もう少し開けた場所でなら剣での対処が良いと思います。
今回は盾もないですしね、安全策を取るのは当然です。」
マイヤーが言う。
「そうですね、明日も西町に到着したら・・・あ、私、西町局長と打ち合わせかも知れません。」
「まぁ、挨拶に行けば、少し長めの会談になるでしょうかね。
かと言って、挨拶に行かないという訳には行かないでしょうが。」
「ですね。
んー・・・私が居なくても討伐しますか?」
武雄が考えながら言う。
「毎日しなくても良いのではないですか?
例のクゥ殿が居た所では、魔力溜まりがあるので、間引く意味でもするでしょうから。」
「ぎゅ?」
「主、リーザがそっちには参加するか聞いていますよ?」
ミアがリーザの言葉を伝える。
「んー・・・明日が西町、明後日が野宿、3日が王都の東町、ここで調整で1日休み、で王都の予定ですが・・・
9日はリーザは関までの往復をしますよね。
前日の野宿の時に参加しますか?」
「ぎゅ?」
「主、リーザが特に大変な事する気はないと言っていますよ。」
「まぁ、魔力溜まりがあるので、万が一の際にリーザの攻撃力が頼りではありますけど・・・
たぶん、そこまでの問題になる事はないと・・・マイヤーさん、確かビエラから聞きましたが、魔物の死骸を集め腐敗させながら半強制的に発生させるってありましたよね?」
武雄が言う。
「所長が魔物の亡骸を積んでその場の魔力量を濃くすれば魔力溜まりが発生するという仮説を立てていましたよね。
今回の魔力溜まりの位置は確定していますよね?」
「・・・そこに魔物の死骸を入れたら魔力溜まりの範囲が増えるのですよね?」
「・・・リツ殿の棲み処では、広がっていましたよね?」
「・・・・・・・・ふむ。」
「1体ぐらい吸収させてみますか?」
武雄が考えて頷くのを見て、マイヤーが言ってくる。
「無くすというのが本来の行動なのでしょうが・・・やってみたいですね。」
武雄が言う。
「わかりました。
まぁ、自然に1体くらいは取り込んでいるでしょうけどね。
所長は取り込まれる所を見てみたいのですよね?」
「ええ、見てみたいです、
その場で出て来るかもしれませんが、その際は魔力溜まりに入らずに魔法か私の小銃改で処理します。」
「わかりました。」
マイヤーが言う。
「主、リーザは参加ですか?」
ミアが聞いてくる。
「ええ、ヴィートを守らないといけないでしょうからね。
ですが、私達も危険は冒しませんよ。
1体だけ取り込ませるのみにします。
基本は泊まる所周辺のオークやゴブリンは討伐で。」
「なら、その際は私は例のネックレスを巻けば良いですね。」
ミアが言う。
「ええ、お願いします。
リーザも良いですか?」
「ぎゅ。」
リーザも頷く。
「なら、その話は決定で。
アンダーセン、魔力溜まりはハツユキ殿達に探して貰うが、取り込ませる際の手段は考えておいてくれ。」
「了解です。」
マイヤーの言葉にアンダーセンが頷く。
「さて、で、今日は7体のオークでしたか。
前回の巡回から少し日が空いたのかもしれませんね。」
マイヤーが言う。
「9日に屋敷へリーザが戻るので、その際にエルヴィスさんに連絡入れて貰おうと思います。
そうすれば時雨を使って、監視を厚くすると思います。」
武雄が言う。
「そうですね。
それと明日の西町の局長殿との会談ですが・・・昼過ぎには着くと思いますが、夕食まで所長は会談していると考えて良いですか?」
「ええ、私の同行は要りません。
宿に入ったら後は自由行動で。
とはいえ、町の外に出てはダメです。
危ないですからね。」
「それはそうですね。
何かしら用があっても3人くらいで外に出た方が安全でしょう。」
マイヤーが言う。
「ですが、それ以外は自由ですから翌日に残らない程度の飲酒も許可します。」
「「「おー♪」」」
ベイノン達が嬉しそうにする。
「何しようか?」
「夕食があるから食べるのは無しだとして雑貨屋かな?」
「のんびり寝ているのも良いですよね。」
「町をぐるっと一周するのも良いですね。」
ケイ達が話す。
「ま、次の日が野宿だから不足な物があるのなら買い足さないといけないので、その辺の買い物もした方が良いだろうな。
食材は所長が?」
「ええ、会談前に買っておきます。
鍋かなぁ。」
「あ、所長、私とアーキンが買っておきますよ?
所長は直接、会談に向かってください。」
ブルックが言うとアーキンが頷く。
「わかりました。
食材はブルックさんにお願いしましょう。」
武雄が頷くのだった。
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