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第3365話 426日目 年始の挨拶日。(今年は来客数が多いかも。)

エルヴィス伯爵邸の客間。


「・・・眠いの。」

エルヴィス爺さんが呟く。

武雄とアリスも客間にてボーっとしている。

朝からひっきりなしに訪問者が訪れていて、今は丁度居なくなったので客間でのんびり中。

「去年もこうでしたね。」

「・・・しかし今年は来る人数が多い気がするのぉ。」

エルヴィス爺さんが言う。

「お爺さま、それはそうですよ。

 私とタケオ様の件だけでなく、スミスの件もありますし。」

「ふむ・・・皆が祝いたいというのはわかるがの。

 タケオもアリスも無理はしなくて良いからの。」

「「はい。」」

エルヴィス爺さんの言葉に武雄とアリスが頷く。

「エルヴィスさん、今日は各組合ですよね?」

「うむ、そうじゃの。

 個人商店、工房は各局に挨拶に行っておるじゃろう。

 それと文官達は後日じゃよ。

 タケオも局長会議に参加するかの?」

「いえ、ご遠慮します。

 フレデリックさん経由でご提案を出来るだけで私は満足していますし、予算等で煮詰まった話になりそうですからね。

 私が居ない方が良いでしょう。」

「まぁ、そうじゃの。

 融資や事業の話とかするかの。」

エルヴィス爺さんが言う。

「ちなみになのですが、王城ではどうなっているんですかね?」

「うん?王城とな?」

「はい、陛下もこうやって挨拶を受けているんですかね?」

「受けないじゃろうの。

 陛下が直接会う事など稀じゃろう。」

エルヴィス爺さんが即答する。

「そうなのですか?」

「うむ・・・うーん・・・実際は少々会っているかもしれぬがの。

 各組合や取引している商店や工房とは王城では各局で挨拶を受けておるはずじゃよ。

 陛下は国家元首じゃからの、個々の組合と話す事はないの。

 各局長がそれらと取引しているからの、そっちで対応じゃよ。

 わしら領主も貴族位を持ち、担当地を治めておるがの。

 細々とした事を考えず、大まかに表現するのなら局長と同じような物じゃよ。

 だから会う。」

エルヴィス爺さんが言う。

「えーっと、陛下は国家の運営を気にしていれば良く、各局が陛下の意志に基づいて各商店や工房と取引をする。

 そして各地方の事まで中央で管理が出来ないから、特定の者を指名し、その地での行政権を与えて、治めさせている・・・ですかね?」

「まぁ、そうじゃの。

 とはいえ、わしの所では、個人商店や工房までは基本的に会わぬよ。

 政策を実施等する場合は、組合を通して、各商店等に知らせておる。

 じゃから、わしは各組合と面通しをしておかないといけないというわけじゃ。

 厳密に決まっている訳ではないからの。

 各領地によって違うじゃろう。」

エルヴィス爺さんが言う。

「そうなのですね。」

「うむ、タケオは個人商店や工房ばかりじゃろうがの。」

「本来なら協力工房が研究所に挨拶に来てくれるでしょうが、新年は研究所ではなく、この屋敷に居るのを知っているので他の組合員と一緒に挨拶に来るだけでしょうね。」

武雄が言う。

「そうじゃの。

 まぁ、昨日も言っておったが、タケオから伝達および相談する事も多いじゃろうから、向こうが挨拶だけと思っていたら驚くじゃろうの。

 まぁ、わしの方に組合として挨拶に来て、タケオの方から個人に声をかけると他の面々から何か言われるかもしれないがの。」

「そこは・・・まぁ、そうでしょうね。

 ですが、うちの協力工房の事は一緒に来ている組合員方も知っているでしょうから、何かあるとは思いません。」

「ふむ、ラルフの所は組合総出で対応しておるようじゃからの。

 まぁ、ここで話さなくとも後日話に行けば良い事でもあるからの。

 無理に話そうとしなくても良いからの。」

「その辺は心得ています。」

「うむ。

 頼むの。」

エルヴィス爺さんが頷く。

と執事がやってくる。

「失礼します。

 皆さま、鍛冶屋組合の方々が新年の挨拶にお越しになりました。」

「うむ。

 では行くかの。」

エルヴィス爺さんの言葉に武雄とアリスも顔をしっかりと作り、新年の行事を進めるのだった


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第1皇子一家邸の客間。


スミス達もクリフ達と一緒に年始の挨拶行事間の休憩をしていた。

「はぁ・・・どの地も新年の挨拶はあるものなのですね。」

スミスが若干、疲れた顔をさせて言う。

「そうだな。

 まぁ、今年は私達も領主としては最後になるし、息子も増えたからな。

 それもあって人が多いというのもあるし、アンの婚約者とエイミーが来ているからな。

 普段来ないような面々も一緒に来て、話す量が多くなっているな。」

クリフが苦笑しながら言う。

「スミス、エイミー、疲れたのなら無理せずに休んでて良いわよ?」

ローナが言う。

「ええ、アンはしょうがないけど、スミスとエイミーは休んでいて良いわよ?」

セリーナが言う。

「いえ、疲れてはいますが、無理はしていません。

 僕は立っているだけですけど、他領の話を聞くのも為になるでしょうから、参加します。」

スミスが言い、エイミーも頷く。

「うん、なら、最後まで頑張って貰おう。」

クリフが言うのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。


今日の15:00ごろに人物紹介を投稿します。

前回の人物紹介のご指摘を反映させている・・・はずです。

よろしくお願いします。


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― 新着の感想 ―
 毎日更新ありがとうございます( o'∀')o_ _))ペコ  やっと、怒涛の一年が終わって、新年を迎えましたね~♪  この先に待つのは、侯爵位の叙勲に伴う、役立たずたちの嫌味と暴走、陛下が頭を抱…
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