第3339話 魔王国の大まかな侵攻時の戦力を聞いてみよう。(魔王国やカトランダ帝国との友好度を上げよう。)
「ふむ・・・わかった、タケオの重要性も父上と話し合って、教育する事にする。」
クリフが言う。
「ありがとうございます。」
エイミーが言う。
「・・・ジーナ、魔王国の本気ってどのくらいですか?」
アンがジーナに聞く。
「・・・・・・アン殿下、聞かない方が良い事もございます。」
ジーナが言う。
「聞きたいわ。
私は知らないといけないと思うの。」
アンが言う。
「・・・・・・・・・私が考えるに魔王国の国王直轄である王軍が20000名、領主達が10000名とオーガ3500体、ドラゴンが20体。
人間種換算で最低でも50000名の兵力の投入が可能です。
それに、もしかしたらオークも突撃に使うと考えると・・・オークも5000体は用意できるでしょうか。」
「「「「・・・」」」」
クリフ、ローナ、セリーナ、クラリッサが難しい顔をする。
「それは現時点ですよね?」
アンがジーナに聞く。
「はい、私が知りうる限りで戦力としてアズパール王国に全力でぶつけるのであればです。」
「エイミーお姉様、我が国の総兵力はどのくらいですか?」
「国中から集めても25000名でしょうね。」
エイミーが言う。
「ふむ・・・父上、勝てませんよ?」
アンがクリフに言う。
「・・・そのようだ。」
クリフが頷く。
「とはいえ、ウィリプ連合国と肩を並べるなんて出来ないけどね。」
ローナが言う。
「奴隷国家と組んで、我が国でも奴隷が一般的になれば、魔王国の逆鱗に触れるでしょうからね。
そうしたら我が国にその兵力が向けられるでしょう。」
クラリッサが言う。
「魔王国とは輸出入でそれなりにやり取りをしながら、武力的にやるのは慣例の戦争のみ。
こちらからは挑発しない、挑発されても上手く躱す・・・これしか出来ないわね。」
セリーナが言う。
「タケオさんとエルヴィス殿が魔王国とどれほど友好的な話が出来ているか。
・・・ジーナ、報告出来る事はある?」
「少なからずは知っておりますが・・・魔王国からはウスターソースとウォルトウィスキーの輸出要請が大変多くなっているとは聞いています。」
エイミーの問いにジーナが答える。
「ふむ・・・外交にウスターソースが役立っているのはありがたいな。
実はカトランダ帝国からも輸出して欲しいとの依頼が来ている。」
クリフが言う。
「・・・そっちもですか。
友好が築けそうですね。」
エイミーが言う。
「ありがたい事だ。
少なからず、友好度を上げる物が我が国にあるのだからな。
とはいえ、それだけというのも不安があるのは確かだ。」
クリフが言う。
「何か売れる物は無いか考えないといけないわね。」
セリーナが言う。
「ふむ・・・アン、どう思う?」
エイミーがアンに聞く。
「魔王国にはわかりませんが、カトランダ帝国には小麦の輸出が決定していると聞いています。
なので、ソース、ワイン、穀物を輸出するのが、まずはカトランダ帝国と友好を築く方法ではないでしょうか。
そうすれば、魔王国とカトランダ帝国の方は現状を維持したまま、ウィリプ連合国と対峙出来ます。
新しい物を作るよりも今は既存の生産量を増やす方法を実施して行くしかないと思います。」
アンが言う。
「そうだな、アンの言う通りだ。
エイミーとしてはどうだ?」
クリフがエイミーに聞く。
「戦争時に周囲の国家に現状を維持するように考えさせる為には、どれほど我が国を信用してくれているかにかかるかと思いますので、アンの言う通り、現状の輸出品の生産量を増やしていく政策をしないといけないと思います。」
エイミーが言う。
「そう・・・だな。
うーん・・・クラリッサ、やはり、あの店はこの地に置いていた方が良いな。」
クリフがクラリッサに言う。
「そのようです。
今後も第1皇子一家が後援に付く事を言って、事業を拡大させるように仕向けます。」
クラリッサが言う。
「?・・・何をするのですか?」
エイミーが聞いてくる。
「ウスターソースの生産、販売をしている所の話だな。
王都に連れて行くか、この地に残すかを考えていたんだよ。」
クリフが言う。
「そうでしたか。
異動せずにこの地でやっていくという事は顔見知りの商店や農家を使えるでしょうからね。
事業を拡大するのに適しているでしょうね。」
エイミーが頷く。
「そうね。
それに引き継ぐ王城の文官が来るだろうけど、成長がわかっている商店があれば、この地を上手く治められるだろうからね。
それに文官も来てくれる者が多くなるでしょうね。」
セリーナが言う。
「そうね。
ま、魔王国や戦争の話は一旦ここで止めましょうか。
エイミー達がここまで来たけど、道中どういう事があったのか聞きたいわ。」
ローナが言う。
「そうだな。
スミス達にここまでの道で見た物を、感じた物を聞きたいな。」
クリナが言う。
「あ、そういえば、スミスは海を初めて見たんですよね?
どうでしたか?」
アンがスミスに聞く。
第1皇子一家との歓談は続くのだった。
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