第3313話 昼食後の歓談。8(お菓子の話、次は小麦粉系で何か考えても良いかも。)
武雄達の方はというと。
「・・・私は買います。
異動もするから国民に新しい食べ物を提供出来るようにしないといけないし・・・米の増産には国内での商品化も必要だし。」
ブリアーニが紙を取る。
「・・・うーん・・・アンナローロ、どうする?」
「現状ではブリーニ伯爵殿の所からの輸入しか手はないのですが・・・確か王城へ納入でしたよね。
第7軍駐屯地へは供給があるのでしょうか?」
「え?・・・ええ!?米手に入らないの!?」
ヴァレーリがアンナローロに聞く。
「はい、手続していませんが。
米関係は王城に少しブリーニ伯爵領から入れるというのは私は手配はしましたが、それを第7軍駐屯地に転送するとは手続していません。
・・・しますか?」
「王城に有っても調理しないんじゃないか?」
「ダニエラ様が料理人方に教えていなければ、しないでしょうね。
ですが、王城から転送ですと少々・・・面倒なので、仕入れ先変更でレバント様とシモーナ様経由で輸送しますか?」
「・・・他領の物を米を作付けしているブリアーニ王国を通すというのも何だか変だな。」
「はい、とってもおかしい状態ですね。」
ヴァレーリの言葉にアンナローロが言う。
「・・・・・・とりあえず、買っておくか。」
ヴァレーリが紙を取る。
「お買い上げありがとうございます。」
武雄が軽く頭を下げる。
「本日二品目ですな。」
エルヴィス爺さんが言う。
「はぁ・・・キタミザト殿、値段は?」
「お気持ちを頂ければ結構です。」
「だよなー。」
「ダニエラ、後でこっそり打ち合わせしましょう。」
「そうだな、カールラとは値段を合わせておくか。」
ブリアーニとヴァレーリが頷き合う。
「・・・」
アリスが武雄を見て「打ち合わせありなのですか?」という顔をする。
「私の前で堂々と口裏を合わせないで欲しいのですが?」
武雄が呆れながら言う。
「て、適正価格の打ち合わせだよ!」
「足並みは揃えないと!」
ヴァレーリとブリアーニが言う。
「そんな事しなくて良いのに・・・
まぁ、後でお代は頂きます。」
「「はーい。」」
ヴァレーリとブリアーニが頷く。
「・・・キタミザト殿、1種類だけなのですか?」
アンナローロが聞くと約2名が再び動きを止める。
「まぁ・・・とりあえずはですね。
気が向いたらレシピは売りますが、いつ出すのかは未定ですね。」
武雄が言う。
「そうですか。」
アンナローロが頷く。
「魔王国やブリアーニ王国のお菓子は?」
「見た感じでは、大差ないと思うのです。
今回、手に入れたレシピで何か変わった物が出来るかもしれませんが・・・」
アンナローロがヴァレーリとブリアーニを見る。
「・・・流石に、菓子はわからん。
いつも部下達に買って来て貰っているが、珍しいと思うような物は出た記憶がない。」
「私も聞いた事ないですね。
小麦を押し固めてみようという試みがあったのは知っていますが、商品になったとは聞いていないので上手く行っていませんね。」
ヴァレーリとブリアーニが言う。
「・・・」
武雄が考えながら聞いている。
「キタミザト殿?どうしましたか?」
アンナローロが聞く。
「いえ、小麦のお菓子も何か考えないといけないなぁと。
何かあれば良いですが。」
と武雄は言いながらも「そろそろ仁王様に頼んだ煎餅用の焼き型と今川焼や大判焼きと言われるシンプルな焼き型と焼くコンロ一式が出来る頃かな?」と思っていたりする。
「・・・キタミザト殿、何を作るのですか?」
アンナローロが聞いてくる、ヴァレーリとブリアーニも頷く。
「いえ、特に今の所は固まっていません。
ま、来月は出張ですので、何か作るにしても2月になると思いますけど。」
武雄が言う。
「ちなみになんだが・・・キタミザト殿、あの黒い食べ物は原材料はなんだ?
甘いのは砂糖かハチミツだと思うんだが、ハチミツの独特の味がしないから砂糖だとは思うんだが。」
ヴァレーリが聞いてくる。
「秘密です。
あのお菓子はエルヴィス家のみで提供するのが決まっています。
レシピの公表は今の所、する気はありません。」
武雄が言う。
「そ、そうか、これは秘密なのか。
代わりに揚げ煎餅か・・・ふーむ・・・米を炊くよりかは手間がかからなそうではあるな。
要は小麦のように粉にして使うという事だしな。」
ヴァレーリが紙を見ながら言う。
「ええ、小麦に水等を加えて、捏ねた生地を揚げるというとビスケットでしょうかね。
あとはそこに砂糖や・・・・」
武雄がそこまで言って、考える。
「うん?・・・あー・・・何か思いついたか?」
ヴァレーリが呆れながら聞く。
「確か生地に木の実や干しブドウを入れたビスケットのお菓子があったような。
あれは、砂糖も入っていたけど、少々ブランデーの味もあったような・・・いや、干しブドウか?
・・・ふむ、ちょっと今度試作してみますかね。」
武雄が考えるのを止める。
「お、期待が出来そうだな。」
「そうね。」
「お二人も考えてくださいよ。
美味しそうなのは買いますから。」
武雄がヴァレーリとブリアーニに言う。
「おー、気が向いたらな。」
「何かあれば言います。」
ヴァレーリとブリアーニが言うのだった。
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