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第2848話 武雄の買い物。(海苔があったようです。)

魚屋で仕入れを依頼し、気になる魚を数個買って後にした武雄達はというと次の店に来ていた。


「・・・やっぱりキタミザト殿と言えば、乾物だよなぁ。」

「ですねー。」

ヴァレーリとアンナローロが店内を見ながら言う。

「ここなら襲われません!

 リーザ!行きますよ!」

「ぎゅ!」

「ミア!リーザ!商品に触らないでね!

 欲しかったら言うのですよ?」

武雄が注意を促す。

「はーい。」

「ぎゅー。」

返事をしたミアを乗せたリーザが店の奥に行ってしまう。

「所長、私が見守りますので。」

ブレアが言う。

「ええ、お願いします。」

武雄が頷く。

「キタミザト様!ここでは何を買うのですか?」

「ヤリス、マリスさんと欲しい物を買って良いので店内を見てきなさい。」

「え?良いのですか?」

「ええ、食べたい物があれば買いますからね。

 とりあえず、見てきなさい。」

「はい!お母さん!買って良いって!」

「はいはい、キタミザト様、申し訳ありません。」

「良いんですよ、マリスさんも食べたいのを買いますから遠慮なくね。

 気に入ったら輸入するかもしれませんし。」

「わかりました。

 今後の為ですね、見て参ります。」

マリスが言う。

「キタミザト様、私もマリス様とヤリス様に同行します。」

カーティアが言う。

「お、なら俺も一緒に行こう。」

ノットも言う。

「わかりました。

 うちの部下達皆で買いたい物を選びなさい。

 ベイノンさん、お願いします。」

「わかりました。」

ベイノンが頷く。

「皆でお買い物ですね!

 ノットさん!美味しいのはどれですか?」

ヤリスがノットに聞く。

「ううむ・・・俺が好きなのは味付きなんだがなぁ・・・

 ヤリスが好きなのはなんだ?」

「私、小魚ー♪」

「ほぉ、渋いな。

 どこだったか・・・腹に卵持ちの小魚の干物というのがあると聞いた事があるぞ。

 食感が変わっていて中々だと言う。」

「え?なにそれ?あるかな?」

「それを探すのがここの仕事だな。」

「ふふふっ♪ヤリスには食べさせたことなかったわね・・・いろいろ見ないといけないわね。」

「そーだね、お母さん。」

武雄達の部下は自由に店内を見始める。

「・・・」

武雄はそんな部下達を温かいまなざしで送り出す。

「で?キタミザト殿はどうするんだ?」

ヴァレーリが聞いてくる。

「・・・ここで買って、エルヴィス伯爵領に持ってくるのは可能ですかね?」

「んー・・・物にもよるだろうな。

 だが、レバントおば様の所を経由だろう?余程でないと金額的に厳しいかもな。」

「ですよね・・・んー・・・贅沢を言わなければ国内の海に面した地方領から仕入れれば良いだけなんですよね。」

「この地は王軍管轄だからなぁ・・・王軍としても国内向けとブリアーニ王国向けの商売になると考えているが。

 その中から日持ちがするのをそっちに回すか?」

「カスト殿の所から堅魚はお願いしていますが・・・ここからだともっと距離が遠いですよね。

 余程、しっかりと干物になっているか、日持ちをする物以外は難しいでしょうね。

 それに輸入品は余程な事がない限り価格面も国内品に対して優位になりませんしね。」

「そうか、輸出に繋がればと思ったんだが・・・少量になりそうだな。」

「ここでしか採れない物とかあれば良いのですが。」

「んー・・・そういう物があればまずは我が国内が優先だろうな。」

「ですね。」

武雄とヴァレーリが話していると。

「主ー!」

「ぎゅー!」

ミアとリーザが戻ってくる。

「おかえり。」

武雄がにこやかに出迎える。

「聞いてください!黒い紙が売っているんです!

 元は海藻だって言われました。

 海藻の紙なんて見た事ないですよ!

 食べれるんですって!」

「ぎゅーぎゅー!」

「ほぉ。」

ミアとリーザの報告に武雄の目が本気になって行く。

「「・・・」」

ヴァレーリとアンナローロが「あ、なんかマズい事が起きそう」と恐怖する。

「ミア、リーザ、その場所に行きましょうか。」

「こっちです!主!」

「ぎゅ!」

ミアとリーザが先導するのだった。

・・

「・・・あの・・・全部ですか?」

店主が呆気にとられながら聞いてくる。

「はい。

 倉庫にあるであろうこの海藻の紙を全部です。

 それとそこのタラの卵巣の塩漬けにされた物を焼いて日持ちさせた物も全部。」

「す・・・すぐに用意いたします!」

店長が奥に小走りで行く。

「あー・・・キタミザト殿、なにするんだ?」

「料理ですね。

 たらこスパゲッティでも作ろうかと。」

「「なにそれ?」」

ヴァレーリとアンナローロが聞いてくる。

「パスタ料理です。」

「それは名前でわかる。」

「あ、手持ちのバターどのくらいあったかな・・・」

武雄が考える。

「バターかぁ・・・店主に聞けば買える所がわかるんじゃないか?」

「なら、そうしますね。」

武雄がヴァレーリの言葉に頷く。

「・・・で・・・いつ食べられるんだ?」

ヴァレーリが聞くとアンナローロもコクコクと頷いている。

「・・・もう夕食食べたしなぁ・・・」

「我はまだだよ!」

「私もですよ!」

2人が圧強めで言ってくる。

「・・・はぁ・・・夜食的に軽く作りますか。」

武雄が諦めながら言うのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] ポテトパイ氏。「来た見た里 買ったけ雄」様では?
[一言] …(; ・`д・´)本日の「来た見た買った里」様のお買い上げはこちらでございます。
[一言] 醤油ができた暁には、TKGに海苔を1枚ONして... それに堅魚のかつぶしもどきとソースもありましたよねぇ。ということは魅惑のタコパも開催可能... 夢が広がります。
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