表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2835/3777

第2818話 ビエラ、ゴドウィン伯爵邸に到着。(任務了解です。)

ゴドウィン伯爵邸の客間。

ジェシーとラウレッタと浦風がのんびりとしていた。


「うん?」

ジェシーが窓の外を見る。

「奥様、ホワイトドラゴンが飛んでいましたが・・・」

ラウレッタが言う。

「・・・我が家にドラゴンね。

 ドラゴンの知り合いなんて1人しかいないわ。

 ビエラ殿でしょう、外に出ましょうか。

 あ、あの大きさなら玄関の方が良いか。

 ラウレッタ、浦風殿、いきますよ。」

「は、はい。」

ラウレッタが浦風を抱えてジェシーの後に続くのだった。

・・

ジェシーがそう言って、ラウレッタと浦風と共に玄関に出ると旋回していたホワイトドラゴンが着陸する。

「・・・」

ラウレッタが顔を引きつらせている。

ホワイトドラゴンがクイクイっと首を指す。

「あー、これを取れと。」

「奥様!私がします!」

ラウレッタが意を決して、恐る恐る成獣状態のビエラの首の包みを取る。

とホワイトドラゴンが変身する。

「ジェシー、来たよー。」

ビエラが軽~く挨拶をする。

「いらっしゃいませ、ビエラ殿。

 急でしたね。」

「うん、伯爵王都に着いた。

 私伝令係だよ。」

「お爺さまから?」

「そ、タケオからアリスで伯爵からジェシー。」

「タケオさん絡みね。

 わかったわ。

 と、兵士が慌ててこっちに来たわね。」

ジェシーが城門から思いっきり入って来る兵士達を見つける。

「お・・奥様!ドラゴンが!」

「あー、知り合いだから気にしなくて良いわよ。」

「し、知り合いですか?」

「うん、キタミザト家に居るドラゴンが遊びに来てくれたわ。

 害はないから気にしなくて良いわよ。

 もし、こちらから攻撃したらこの街無くなるかもしれないから他の者にもドラゴンが飛来したら先に手を出すことを禁ずるように言っておいて。」

「は、はぁ・・・了解しました。

 今後、ドラゴンが屋敷に飛来された際は攻撃はせずに様子を見ると皆に伝えます。」

兵士が言う。

「ええ、その通りでお願い。」

ジェシーが言う。

「その・・・伯爵に言っても良いですか?」

「言って良いわよ。

 ホワイトドラゴンのビエラ殿が遊びに来たと言っておいて。」

「ビエラ殿・・・ですね。

 畏まりました。

 伯爵に先の事と一緒に報告します。」

「ええ、お願い。」

「失礼します!」

兵士達が去っていく。

「奥様。」

「うわっ!びっくりした!」

ジェシーがいきなり背後から声をかけられ驚きながら振り返る。

「ホワイトドラゴンが飛来したと聞きましたが。」

執事長が言ってくる。

「ビエラ殿よ。

 前に来たじゃない。」

「そうでしたね。

 ですが、前は少し離れた騎士団の訓練場に着陸してから来て頂けましたが・・・」

「今後は玄関で出迎えられるわね。

 ビエラ殿、ようこそ。」

「はい!ジェシー、お茶しよう!」

「はい、すぐにお茶を用意しますからね。

 お茶の用意をお願いします。」

「畏まりました、すぐにご用意いたします。」

執事長が恭しく礼をするのだった。

・・

ゴドウィン伯爵邸の客間。


「・・・ふむ・・・魔王国とデムーロ国の戦争の余波がねぇ。

 魔王国側3貴族が共同で関の検問の強化と、国境付近の町や村へ兵士の派遣をして無許可越境者の取り締まり強化か。

 それも従来通りのやり方で・・・か。」

ジェシーが手紙を見ながら言う。

「ジェシー、わかった?」

ビエラがお菓子を食べながら聞いてくる。

「わかったわ。

 誰が来ても(・・・・・)送り返せと言う事ね。

 フレッドがもうすぐ戻って来るだろうけど・・・」

と客間の扉がノックされジェシーが許可を出すとゴドウィン伯爵が入って来る。

「ジェシー、戻った。

 ビエラ殿、お久しぶりです。」

「うん、ゴドウィンも元気そー。」

ビエラが返事をする。

「ええ、元気です。

 ジェシー、用件はなんだった?」

ゴドウィン伯爵がジェシーに聞く。

「お爺さまから王都に到着して、タケオさんからの報告を受け取ったそうよ。

 デムーロ国の方から森を抜けてテンプル伯爵領に抜ける者が居るかもしれないから、関や村や町で無許可越境者を取り締まりしてくれって。

 今までの政策通りで良いという事よ。」

「今までの?」

「奴隷を連れていたら送り返すというやつよ。

 早々にテンプル伯爵に指示を出してくれとあったわ。」

「・・・うむ・・・親父殿は警戒網を敷けと言うのか。」

「デムーロ国の王族か戴冠関連の物を持っている者か・・・亡命でも宣言されたら魔王国の目がこっちを向くからデムーロ国の関係者は誰であれ、送り返せと言う事でしょう。

 私もそう思うわ。

 アリスと一緒にタケオさんの報告を基に戦場の動きは見ていたけど、あの国と本気の戦争は我が国はまだ出来ないわ。

 最低でも関の強化が終らないと・・・」

「そうだな。

 すぐにロバートの所に依頼を出そう。

 ・・・親父殿は無事に王城に着いたのだな?」

「そうね。

 これはお爺さまからの依頼だけど、陛下もお爺さまの行動に許可を出しているでしょうね。

 王城が介入する前に送り返せと言う事ね。」

「わかった。

 その旨も書いてテンプル伯爵に指示を書こう。」

ゴドウィン伯爵が言うのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 異種族を増やそうとしているのには、アズパール王:アラン さんの思いがあるようです。 アズパール王:アラン さんは、国造りにおいて、次のように述べていました。  第527話 貴族会議開催中。…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ