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第2366話 試験小隊の雑談。(気晴らしは大事だが注意をしよう。)

「私達が知られていないのですか?」

パメラが聞いてくる。

「うん。

 もちろん、各伯爵は知っているわよ?

 魔王国側3伯爵領主と所長の繋がりは強固だろうしね。

 だけど、騎士団の上層部と兵士長は平気だと思うけど・・・末端の兵士まで知られていないと思うわ。

 特に私達の作業服って逆に目立つじゃない?」

「まぁ、緑ですね。」

「これって所長が考え出したのですよね?」

ミルコとアニータが言ってくる。

「そうよ。

 所長が私達の仕事に有効だと思って作ってくれたの。

 でも、知らない者が見たら地味な服よ。

 そうねぇ・・・簡単に言えば兵士に見えないのよ。

 普通なら服装で所属がわかるから大丈夫だと思うのだけど。」

「「「「はぁ・・・」」」」

4人がブルックが何を言いたいのかわからず、とりあえず生返事をする。

「おい、ブルック、通じてないぞ?」

オールストンが言う。

「え?あ・・・要は男共に声をかけられる可能性が高いのよ。」

ブルックが言う。

「「「「ん?」」」」

4人が首を傾げる。

「あー、3人共美人の分類だからな。

 俺らからすれば娘も同然だが、若い兵士達からすれば声をかけたいと思うだろう。

 あわよくば不埒な事をしたいとな。」

「「「は?」」」

ケイとパメラとアニータが呆れた顔をさせる。

「まぁ、戦場だし浮ついた事を考える輩もいるのは確かだろうな。」

「王立研究所の試験小隊って王都守備隊と同格組織だからな。

 本来なら地方領の一兵士が声をかけるのすら躊躇するぐらい格が違うんだが・・・服装までは知られてないだろうからな。

 それに、この若さと美貌があるなら声をかけるだろうな。

 な、アンダーセン、どう思う?」

「そこで私に振るって・・・・色々と言いたいのですけどね、まぁ、声はかけられるでしょうね。

 その場で断れると思いますけど、この若さですからね・・・断られたら相手は逆上するんでしょうね。」

アンダーセンが言う。

「だな。

 男避けに誰か付かないとな。

 すまないが、3人共・・・いや、ミルコも危ないな。

 4人共陣地外に出る際は誰かに声をかけなさい。

 慣れればエルヴィス伯爵軍の陣地内は大丈夫だと思うが、基本的には誰でも良いから声をかける事を厳命する。」

マイヤーが言う。

「あの~・・・例えばですよ?

 例えば、それでも逆上した兵士が居た場合は、どうなるんですか?」

パメラが聞いてくる。

「「「ん~・・・」」」

「・・・所長が動くんじゃないか?」

「「「だな。」」」

ベテラン達が頷く。

「ふむ・・・まず、誰かしらベテランを連れて行って、万が一、声をかけて来た者が居たとして、その声をかけた者達を諫めても手を出されるのなら、俺達は所長に報告しないといけないだろうな。」

アンダーセンが考えながら言う。

「所長の事だからすぐに動くだろうが・・・まずは向こうの所属している伯爵に言うだろうな。」

「ただ、うちの所長だからなぁ・・・伯爵に言うだけで納めるのか?」

「向こうの小隊長ぐらいまで詰問するかも。

 それも3伯爵と兵士長もしくは騎士団長が居る前でだが。」

「まぁ・・・声をかけてきた奴はこっぴどく叱られるか。

 ま、4人共声をかけられたら無難に断ってくれれば良いさ、俺達の誰かが付き添うのは我慢してくれ。」

ベテラン達が言う。

「えっと・・・私達は怪我をしなければ良いのですか?」

「うん、そうだね。

 出来れば、こっちは剣を抜かずに対応して、相手に怪我をさせない事も重要だね。

 まぁ、上手くやってね。」

ブルックが言う。

「はぁ・・・わかりました。」

パメラが頷く。

「ちなみにブルックは確か最初から王都の騎士団だったよな。

 地方の慣例の戦争に行った際にあったか?」

オールストンが言ってくる。

「私は戦争に参加はしていませんよ。

 でも地方領に行った際に声はかけられましたね。

 まぁ、通常で声をかけられましたから、戦場ではもっと頻繁なんだろうなぁという感じです。」

「ブルックはアーキンと一緒に行動しろよ。」

「はーい。」

ブルックが返事をする。

「話は戻るんですが、買い物が気晴らしになるんですよね?」

ケイが聞いてくる。

「なるな。」

「だけど、気晴らしで使いすぎて、戻ってからの生活に困った兵士がいたとも聞いたことがありますね。」

ベイノンとブレアが言う。

「えーっと・・・ついつい買い過ぎてしまうという事ですか?」

「ま、思い詰めた時とかに多めの買い物をしたり、腹いっぱい食べたりという行動をする者が多くいるのは確かだな。

 逆に言うとそういう気分になった時は精神的に追い詰められているという事だ。

 4人共お互いの行動をそれとなく見ておいてくれ、何かいつもと違う行動をして、おかしいと思ったら俺らに言ってくれ、それなりにここに居るのはそういうのはわかっているから対処もしてやれる。」

ベイノンが言う。

「「「「はぁ・・・」」」」

4人が、とりあえず生返事をする。

「ま、あとは所長の精霊のパナ殿に相談だね。

 私達よりも的確に対応してくれると思うし、なにより所長が乗り気になるだろうね。

 そこだけが厄介か。」

ブルックが言うのだった。



ここまで読んで下さりありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] 防衛戦線で恒例だから物資商店の類は多い、という想定か。 つっても軍の方は最低限の物資と、少量の商店?民間が一儲けって感じで押し掛けOKなのか謎だけど、便利でありつつ邪魔な感じも。 てかこの時…
[一言] 既にタケオさんが問題?を起こしそうなフラグが立ってます(笑)
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