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第2319話 飲み会の会場はこちらです。(いつもの店が落ち着くのです。)

エルヴィス邸がある街の酒場。

いつもの酒場に研究所一同が集まっていた。


その中でアーキンがブルックの実家に行った事を報告すると。

「「「「おめでとうございます。」」」」

ケイ達、新人4人がアーキンとブルックに言う。

「そうか・・・ブルックの親御さんと話したか。」

「良かったなぁ、何事も起きなくて。」

「まぁ・・・ブルックを見ているとご両親もそこまで言わないとはなんとなく思っていたが。」

「うん、とりあえず、とりあえず前に進めたな。」

ベテラン達が言う。

「ブルックは何かあったか?」

マイヤーが聞いてくる。

「うちの親なら緊張しないだろうなと思っていたら、本当にアーキンもうちの両親も緊張しないで普通でした。

 私は眺めているだけでしたね。」

ブルックが言う。

「いや・・・緊張しましたよ。」

アーキンが言う。

「え?あれで?」

「おお、緊張した。」

ブルックが驚きアーキンを見るが、アーキンが普通に返す。

「ブルック、男は皆緊張するんだよ。」

ベイノンが言ってくる。

「特段緊張しているようには見えなかったんですよね。」

「ブルックの親の前であたふた出来んだろう。

 アーキンも精一杯無理をしたんだよ。」

「そうそう、そういう物ですよ。」

オールストンとブレアが言ってくる。

「そういうものなんですかね~?」

ブルックが首を傾げる。

「ブルックだってアーキンの親の所に行けば、わかるぞ。」

マイヤーが言う。

「・・・行かないよね?」

ブルックが若干懇願するような顔つきをアーキンに向ける。

「遠くていけないよ。

 婚約等々の事は手紙を送った。」

アーキンが言う。

「だよね。」

「西側だしね。」

ブルックとアーキンが「平気、平気」と言っている。

「・・・で、所長は行ったのですか?」

アーリスが聞いてくる。

「・・・そう言えば、アンダーセン隊長・・・所長に私の入隊時に提出した書類を渡したそうですね!」

「ん?・・・必要になるかもしれないからな。」

アンダーセンが言う。

「所長、来たんですけど!実家に!」

ブルックが言う。

「ブルックの実家は飲食店だったか?

 ・・・アーキンと一緒にか?」

「いえ、それは後日にふらりと昼食を食べに・・・」

アンダーセンの問いにブルックが言う。

「?・・・あの表記だけで所長が行けるとは思わないんだがな・・・」

アンダーセンが首を傾げる。

「総長に聞いたそうです!フォレットが案内してますよ!」

「あー・・・そういう聞き方かぁ・・・それは想定外だ。」

アンダーセンが言う。

「いやいや!あの所長ですよ!?それぐらい考え付きますよね!?」

「あはは、わかるわけないだろう?」

アンダーセンがにこやかに言う。

「所長達にうちの実家の料理を『普通、普通』と連呼されましたし、所長が帰った後に親に報告したら怒られるし!」

「所長なら、どこの店でも『普通』と言うと思うのですけど・・・」

ミルコが呟く。

「まったくね!その通りよ!」

ブルックがミルコに言う。

「まぁ・・・所長ならしょうがないだろうし、食べに行っただけなんだろう?

 所長の事だから無理して親御さんに挨拶をとかは言わないだろうし。」

「それは・・・確かにそうですけど。

 アンダーセン隊長!不用意に所長に渡さないでください!」

「あぁ、今後は気を付けよう。

 だが、王都に実家があるのはブルックだけなんじゃないか?」

「・・・・・・今後の後輩の事もありますから。」

「わかった。」

アンダーセンが頷く。

「で、他に王都で面白い事はあったのか?」

「ん~・・・所長が面白い事をですか?」

「いや、所長がとは言わないんだが・・・」

試験小隊の飲み会は続くのだった。


------------------------

こちらはいつものメンバーが居る一角。

「・・・キタミザト様、帰ってきちゃったって。」

モニカが暗い表情で呟く。

「「あぁ。」」

イーリー(雑貨屋の店主)とローチがワイングラスに注がれているワインを見ながら呟く。

「・・・大変だなぁ。」

そんな3人を見ながらベッドフォードが言う。

「ほほほ、無事に帰られたのは良い事でしょう。」

ローが言う。

「・・・注文が増えたんですよ。」

「忙しき事は良い事でしょう、ほほほ。」

「キタミザト様が出張に行く度に増えるんですよ!?」

「ちなみにどの注文が?」

ラルフが聞いてくる。

「鉛筆と消しゴムと将棋です。

 王都からの注文で将棋はエルヴィス家からもです。」

「・・・将棋の方は戦場での兵士の娯楽でしょう。

 これは最優先ですね。」

「そこはわかっていますけど・・・数がかなりあるんです。」

「そこは最大商圏ですからね。

 欲しいという事になれば数は増えるでしょう。」

ラルフが言う。

「ラルフさんの所も王都向けに販売していますよね?」

「ええ、その為の工場、その為のミシンですよ!

 それでもまだまだ足らないんですけどね!

 ふふふ、今回はキタミザト様が王都に行ってから私の所に至急の注文は来なかった。

 という事は、服については計画はあっても大量注文にまだなっていないという事。

 今の内に1か月先分の注文を終わらせなくてはいけません。

 そうしなければ新しい注文が受けれませんからね。」

ラルフが言う。

「・・・ラルフさん、納期を縮めているの?」

「いーえ?縮めていませんよ。

 納期通りの発送をしています。エルヴィス家とキタミザト家以外は。

 それに今回はキタミザト様が向こうに行った時を見計らってジーナ様やスミス様、第2皇子一家のご息女のエイミー殿下宛に試供品を送っていますからね。

 その反応があった後はまた急いで作らないといけないので、余裕がある内に作り置いておかないといけないのです。」

ラルフが言う。

「はぁ・・・ラルフさんは相変わらず大変だね。」

モニカがため息をつきながら言うのだった。



ここまで読んで下さりありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] アンダーソン「ハハッ、所長を何処にでもヒョッコリ現れる珍獣みたいに言うなよ!(超絶笑顔で)」 正直、いきなり戦闘が起こりそうな戦場だと、駒が散っても後で数だけ合わせれば使い直せるオセロとか…
[一言] >「・・・そう言えば、アンダーセン隊長・・・所長に私の入隊時に提出した書類を渡したそうですね!」 うんこれこじんじょおほおほごうんたらのもくてきがいかんたらでうったえていいとおもうよお(ぼお…
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