第1101話 昼食後の客間。(養鶏場と挙式の予定。)
皆の昼食後の客間にて。
エルヴィス家の面々とエリカ。そして武雄とジーナも合流していた。
「タケオ。ピザはいつ浸透させるかの?」
「いつでも良いのではないですか?
私的には鶏肉の方が心配ですけど。」
「タケオ様。養鶏の件は現在各町でどのくらいの施設を作れるのかの段階ですね。
総飼育数は大体40000羽程度ですね。」
エルヴィス爺さん、武雄、フレデリックが話している。
「平均すれば町単位で8000羽かぁ・・・町傘下の村々があるから・・・んー・・・
領民に対してどうですかね。」
「卵も3日に1回は食べれるだろうとの試算は来ておるぞ。」
「それでも3日に1回ですか。」
「タケオの所が異常じゃ。これでも画期的なんじゃぞ?
あとは飼料の関係じゃが。」
「ゴドウィン伯爵領の文官と合意は取れました。
賄える分の輸入は出来ます。」
「順調じゃの。
各町で卵料理と鶏肉料理が根付けば良いのじゃがの・・・」
「卵料理だとオムレツ、厚焼き玉子、出汁巻き卵、スクランブルエッグぐらいですかね・・・
肉料理だと竜田揚げ、から揚げ、ムニエル、照り焼き、煮込みくらいですかね。」
「ふむ・・・タケオ。スクランブルエッグは流石に街中にあるの。」
「ですよね。」
「タケオ様。オムレツもわかりますよ。
フライパンで混ぜた卵を焼いて形を整えるやつですよね?」
スミスが言ってくる。
「ふむ・・・それもオムレツと言いますよね。」
「??タケオ様。他にもオムレツがあるのですか?」
「ありますよ。
卵をふわっふわにする方法もありますし、肉の細切れを少し味を濃くして焼いて卵で包む方法もありますし、それこそ包み込む物によって変わるので・・・オムレツの定義は多様ですね。」
「ふむ・・・タケオ。何個か作れるかの?」
「んー・・・フレデリックさん。どう思いますか?」
「作って頂くのが一番わかりやすいとは思います。
ですが・・・大量の卵の入手に少し時間を頂きたいですね。」
「では。後日実施しましょう。」
「うむ。わかった。」
エルヴィス爺さんが頷くのだった。
「そういえばエルヴィスさん。魔王国から堅魚の干物が来たのですってね。」
「ん?・・・来ていたかの?」
エルヴィス爺さんが武雄の問いかけに首を傾げる。
「というよりも夕霧から教えて貰いました。
なので昼前にそこの棚から拝借しています。」
「ふむ・・・思い出せんが・・・で、どうであった?」
「月々15㎏程度の輸入をお願いしようかと思います。」
「ほぉ。
で。どういった干物であった?」
「これです。」
武雄が堅魚節を机に置く。
皆が身を乗り出して堅魚節を見る。
「・・・あぁ。これか。
確か夕霧が食してくれたがあまりの固さにわしは食べなかったの。」
「美味しいのですか?木や岩に見えますけど。」
「そうですね。
堅魚と言いましたか?知らない魚なのですね。」
「知らない魚・・・不安になりますね。」
皆からは不評だ。
「確か・・・あの時は米が500㎏販売が可能と向こうから言って来た時に同送されてきたの。
タケオは食べられたのかの?」
「出汁にさせて貰いました。」
「これをか?」
「ええ。これをです。
ジーナ。」
「伯爵様。皆様。美味しい出汁でした。
干しシイタケや干し蟹に劣らない程の物と思われます。」
「何と!」
「本当ですか!?」
「新しい味が来たのですね。」
「・・・」
エルヴィス家の面々は声を出していたがエリカだけは口を開けて驚いていた。
「ですのでとりあえず魔王国の商店に毎月15㎏ずつ卸せるか確認をお願いしようという事になりました。」
「うむ。それは構わぬが・・・それの試食は出来そうかの?」
「とりあえず明日ご用意はしてみようかと思っています。
美味しいかどうかはわかりませんけども。」
「任せるのじゃ。」
「はい。わかりました。」
武雄が頷くのだった。
「あ。タケオ様。挙式の事で聞きたいのですが。」
アリスが料理以外を聞いて来る。
「はい。何でしょうか。」
「えーっと・・・一応式の段取りはこのようになっています。」
アリスが武雄の前に紙を置く。
武雄はメガネをかけて中身を見る。
「・・・挨拶が宣誓と最後だけなのですね。
で。軽く通りを馬車で顔見世して終了。
その後に立食の懇談会ですか。」
「はい。
私のドレスの着替えは無し。タケオ様も無し・・・シンプルですが良いですか?
派手にしますか?」
「このぐらいが良いでしょう。
と・・・列席者は周辺の貴族と組合の方々と私と協力体制を取っている工房の皆さんですね。
良いのではないですか?」
「ほ。良かった。」
アリスが安堵する。
「挙式の場所はこの屋敷なのですね。
近くて安心ですね。」
「安く上がっていますよ。
まぁ街の皆さんと知っている貴族だけなので重くない挙式に出来たと思います。」
「はい。これで良いと思いますが・・・
アリスお嬢様。挙式の予行演習はありますか?」
「フレデリック。前日でしたよね?」
「はい。前日に実施予定を組んでいます。
お出しする料理は今料理長が考えています。
立食ですので皿に取れるように小分けできる物を考えているようです。
ちなみに予行演習中は料理はお出ししないで皆の動きの確認をする事になると思います。」
「はい。
よろしくお願いします。」
武雄がフレデリックに頭を下げるのだった。
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