第1話 ここはどこ?
はじめまして
皆様の小説を読ませていただいて私も何か書けたらなと思って書き出しました。
基本的には主人公が異世界で生活をしてく王道的な物を書いてみたいと思います。
何卒、よろしくお願いします。
「ここは・・・どこだ・・・」
男は目の前に広がる見慣れない景色を見て呆然と立ち尽くしていた。
少し肌寒い風が吹き、男は自分の格好を改めて確認した。スーツにロングコート、仕事を終えた時の格好のままである。
少し遠くに広がる平原、背後には山頂が見える。どうやら小さな山の中腹のようだ。しかし、こんな景色の場所を知らない。
「ここは一体どこなんだ・・・」
どうしてこうなったのか、先ほどまでの自分の行動を振り返ってみる。
朝から出社して、図面を描いたり、客先からの問い合わせの対応、上司や部下との打ち合わせ・・・etc
いつも通りの業務。
で、軽く残業をして、残っていたメンバーと軽く飲みに行き、1軒目は焼き鳥屋、2軒目は立ち飲み居酒屋に。
確か最終電車まであと4本程度あったが、座席に座れてしまった為にそのまま寝てしまったのは覚えている。
そして起きたらここに居た。
「訳が分からん・・・。とりあえずバッグの中身は・・・」
肩掛けバッグの中身は飲み残しのお茶とツマミがいろいろ・・・ツマミ?誰が入れたんだ・・・あとは、携帯と名刺、小さなライト、タバコ・・・ツマミ以外はいつも通り。
「携帯は・・・圏外か。ひとまず電源オフにしておくか」
いざという時に電池切れでは困る。電波が繋がりそうな所に出るまでは電源を切っておくべきだと考えた。
さて、どっちに行けば、町に行けるか・・・
上か下か・・・
ガサッ!
ガサガサッ!
「えっ!?」
考え込んでいると唐突に近くに茂みから物音が聞こえ、体が思わず硬直する。
イノシシ?猿?それとも・・・
どうする!?
テレビでは見たことはあっても、実際には出遭うなんて考えたこともない。
ガサガサッガサガサッ!
来る!
足はガクガクだが、とりあえず見てみないといけないと思い、頑張って音がする方を睨む。きっと顔面は蒼白だろう。
ガサッ!
「お・・・・おぉぉぉぉ・・・」
現れたのは白髪で立派な髭もあるが、疲れ顔のおじいさん。
バタッ・・・倒れた。
「ええええええええええ!!!????」
どうするよコレ。
ここまで読んで下さりありがとうございます。
どこに着陸するのかすらわかりませんが、思い立ったストーリーをそのまま書いていきます。
多様な種類の異世界物小説がありますので、似てしまうことはあるかと思います。
決して真似をしようという意図はしておりませんので、何卒、ご容赦のほどお願いします。