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俺無職現在ダンジョンに寄生してます

作者: Tak1932

 皆さんこんにちは、私はケイトと申します。

 無職です、どうぞよろしく。


 私は現在マイハウスでごろ寝しながら、現状をお送りしております、ふぁネム。

 寝ていいですか?え駄目?


 仕方ないので続けます。

 私は現在マイハウスでごろ寝しているのですが、この家の所在地が普通じゃないです。

 ええ、ここに家建てるときに邪魔しに来た偉そうな、図体ばかりでかいだけの木偶の坊なムサイ糞野郎、本人曰く魔王とか言ってた(ぷぷっ!マジウケルんですけど!!)をぶっ飛ばして、転がして、突ついて、ある程度遊んだ後に家を建てさせた後に自称魔王が言ってました。普通じゃねえ!って。

 まあ当然その後、失礼な事言いやがったこやつはコロコロの刑に処したわけです。


 え?所在地の説明どうしたって?

 やだな~最初にかいてるじゃないですか~『俺無職現在ダンジョンに寄生してます』って~

 

 はいダンジョンです。

 一応、世間一般的には世界最大最難関災害級ダンジョンとか、人類の天敵とかご大層な事言われてましたがラクショーでした。鼻うた余裕です。

 今住んでる階層は4999層で、1層降りると自称魔王の間です。


 まあそんなどーでもいい事はここまでにして、俺の現在の華麗なる寄生ライフをご紹介しようと思います。


 「自称魔王様wが。」


 「ちょ!ま、待ってくださいよ!いきなり呼び出したと思ったら今度は何なんですか!?しかもこの白い球体は一体・・・」


 「うるさい、俺は眠いんだ、だからテメェーは黙ってその白いお客様に今現在の俺の華麗な生活の説明をしとけ。じゃねーとコロコロしちゃうぞ♪(にこっ)」


 「ひぃ!わ、分かりましたから、その手に持った神剣はしまって下さい!にじり寄ってこないで~!」


 「じゃあ、よろしく~」




 ケイト退場。


 うぅ~ひどい目に合いました。

 なんか分かりませんがやれといわれた以上やら無いと偉い目に合わされますし、もう二度とコロコロはされたくないので言われた通りにしましょう。

 ゴホンっ!語り手変わりまして、このダンジョン『深遠なる闇』の主で魔王をしております、「ピィー」です。

 あれ!?何故か自分の名前が放送禁止用語のような扱いに!?

 ちょっと待って私は「ピィー」、「ぴぃー」「P」・・・




 ・・・しばらくお待ちください・・・




 もういいです、私は名も無き魔王で結構です・・・グスッ


 話を戻してケイトさんのここでの暮らしの説明でしたか、そうですね、まず始めに私にさせたのがこの家の建築ですね。

 いや~苦労しましたよ、作ってもケイトさんが気に入らなかったらその時点で叩き壊されてまた一から作り直しでしたから、鬼です、鬼畜です。

 それが終わって一息つく間もなく、腹が減ったから食える魔物をこの層に召還する様にしろだの、家の近くに綺麗な川作れだの、庭に畑作りたいから太陽作って上り下りさせろだの、しまいにはめんどくさくなったから身の回りの世話させる魔物よこせとか・・・

 

 うぅ・・・なんでこんな事に、私魔王なのに・・・

 あ、すいませんありがとうございます、こんな私なんかの為にハンカチを貸していただいて、キチンと洗ってお返ししますので。

 え?そんな事より何でケイトがこのダンジョンに住みだしたかですか?


 たしか、借金作って返せなくなったから下手に追いかけて来れないこのダンジョンに逃げてきたとか言ってたような。


 じゃあその借金を肩代わりすれば出て行くんじゃないか?ですか?

 いえそれなんですが、もう言った事があるんですよ。

 けどねやつはこういったんです。


 「やだ、ここでの暮らしのが快適だから。」


 ってね、それだけじゃなくこうも言ってたんです。


 「ああ、そうそうなんか妙な考え起こすんじゃねえぞ?その時はテメェーの大好きなコロコロしてやっからよ~」


 ・・・悪魔ですよ、あれは。


 そんな事もあり私は奴の召使いの様な扱いをされてます。


 あ、次で最後の質問ですか?何でしょうか。


 え、魔王って体が大きい男って聞いたですか?


 ええ、そうでしたよ?自分で言うのもなんですが見た目も力に見合ったガタイのいい体格で性別も男でした。

 コロコロされるまでは、ね?

ふと思いついて書いた、ただそれだけ。


コロコロされた魔王がどうなったのかは皆さんのご想像にお任せしますw


後、皆さんお気づきだとは思いますがケイトは猫を被っております。

魔王の語るケイトが素です。

後、撮影終了後に魔王はコロコロされました。


誤字脱字及び、お気づきの点などありましたらご報告いただけると幸いです。

もしよろしければ、評価していただけると私のモチベーションが有頂天に達するのでよろしくお願いします!


他、連載を始めたばかりの「黒猫の見守る英雄前日譚」も読んでいただけると幸いです。

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