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魔物達との国作り  作者: 八尾猫
第五章
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第5章-6話 純バンパイアを勧誘しちゃう

進化した次の日…俺は早速魔国の城の中に空間移動した

いつも通り死霊を作り出す…

と何か違う感覚があった…とえあえず一匹だけ生み出す

と…半透明のいつもと違う死霊が生まれた

「あれ…何かいつもと違うのが生まれたな」

「主ヨ、宜しくネがう」

「お前はどういった存在と認識している?」

「種族ハ半死霊と認識してイル」

「半?」

「そウ半分死霊…半分生きてイル」

「普通の死霊との違いは?」

「死霊と同じ事デキる、違イは遥カニ強イ」

俺が進化してからは初めて生み出した…それが理由か?

「俺が進化したからお前を生み出せるようになったのか?」

「死霊魔法モ…召喚魔法も…ゴーレム作製も…使う術者次第デカワル」

「やはりそうか…今度色々試してみるか」

「それガいい俺生み出しテ何サセル?」

「ああ、近くの死霊を使ってこの魔国首都の最上級以外で性別は男になる魔族の中で魔物もしくは奴隷をひどい扱いをした者を好きに滅してくれ」

「なるほド…わかっタ期間ハ?」

「ああ無理しない程度に休み休みでいいぞ」

「急いデハいないんだナ、わかっタ」

死霊が蠢くと付近の俺が以前生み出した死霊を呼び出したようで指示を出していく

俺は任せて精霊化し城を堂々と見て回る

完全に精霊化すれば透明になる事も出来るのだ

そして適当に見て回った後強い気配(最上級の魔族など)を見て回った

数人最上級の魔族が戻っていた

「…おかしいな」

この程度なのか…?

そうか…進化したからか…全く脅威に感じない

これなら俺が戦わなくても仲間が進化すれば余裕で倒せるな

もうすぐだし

ハボルに聞いた話じゃすでに魔物国の魔物達が少しずつ自然に増えてきたそうだ新たに増えた魔物は当たり前だがテイムや契約は消えていたが眷属化は消えてなかったそうだ

どんどん増えていくななら…

今いない種族の魔物を集めたいな…ふふふふ


そして…ある程度見て回った後…


約束どうり東の樹海の真ん中に館…最上級のバンパイア…

ドラクール・ラバス・ナグールに会いにいった


館上空まで飛び館手前に降り立つとすっ!っと上級の半バンパイアのメイドが現れた

「お待ちしておりましたカナタ様…どうぞこちらへ…」

と綺麗に頭を下げて…

「ああ、では失礼するよ」

メイドに案内されて応接間に入り椅子に座る

「どうぞ…」

紅茶?を出され飲みながら待った

しばらくすると対面にある椅子の上から半透明状になり壁を通り抜けてドラクールが降りて椅子に座った

「ふふふっ…来たわねしかもしっかりと…進化してきたのね…」

(ますます面白いわ…何に進化したのかしら…全く気配が違う…)

「ああただの上級じゃ失礼にあたると思ってな」

「そうね…上級のままじゃ宰相にしてやられる可能性もあったわ…それほどの戦力がまだいたもの…でも…あなたは短期間で進化してきた、これでは宰相もどうしたらいいか悩むでしょうね」

「さっさと全戦力で攻めてくれば手っ取り早くていいんだけどな」

「早々出来ないわよなにせ…本来の王がいないんですもの」

「まぁそうだろうな」

「姫は元気かしら?」

「ああ元気だぞ?」

島で自然に囲まれて元気を取り戻しつつあると報告を受けている

「そう…ならいいわ一応血の契約の子孫ですもの」

「その血の契約内容って大まかでいいがどんなのだ?」

「そうね…まぁいいわ彼女の祖父…魔王と私は旧知の仲…親友だったの彼たっての頼みでね…俺は戦うしか脳がないから俺のガキ共を頼むって…しょうがないから血の契約してあげたのよ」

「へぇ一応子孫の事は考えたりしたんだな魔王は」

「そうね戦って戦ってようやく魔国をまとめて…そしたら人間と戦争になって…一応子孫の事心配だったみたいよ」

そうなのか…戦いばかりの王ってのは間違ってはなかったが

ふむ…

「魔王が亡くなってからは…宰相がやりたいほうだいよ…かといって表立って私が宰相派閥と争うわけにもいかなかったのよ」

「ふむ」

「でもね宰相は私がいる限り姫の命を奪う事は出来なかった…親の方はどうしようもなかったけど…」

「なんでだ?」

「毒よ、子孫すべての食事を24時間監視なんて出来ないもの」

ああ…まぁ難しいよな

「でも…姫にだけは耐性を持たせる事が出来たの」

「水晶による転写か?」

「そうよ…何とか外交で手に入れてねLv1ではあるけど全耐性を転写出来た…これで毒じゃ殺せないわ…物理的には私がいるもの」

「なるほどな、俺が姫のとこに行った時も監視してたんだろう?」

「ええ」

「なぜ助けなかった?」

「ふふふっ貴方は女に甘いって情報があったのよ」

え…マジデー

「そうか…甘いか俺は?」

「ええ…今…魔国から沢山の魔族が死んでいってるわね」

気づいてるな…

「そうだな」

「だけど…なぜか魔族でも女の減り方が少ないのよ、もちろんこれは今の情報だけど…前のほかの国に置き換えたらわかるわね」

ああ…前トルマキアの事を言ってるんだな

「まぁ俺だって気づくよな」

「貴方ほどじゃないけど…私も沢山部下がいるもの」

契約で増やした部下か

「なるほど」

「その次はパミラでも色々あったわよね本当に手早かったわ」

「ふむ…まぁそうだな」

「他の国はしないのかしら?」

「魔国が終わったらするつもりだ」

「そう…これから魔国をどうするつもり?」

すっと目を細めた

「そうだな、とりあえず宰相一派を一層しあほも一層したらましなのに国を俺の国の属国として運営させるつもりだ」

「魔物の国の属国ね…まぁたった3代目の国だものそれはいいのだけれど…」

「一応現魔王のお姫様に継がせないのかしら?」

「まともな精神状態に戻った後やる気があるならやらせるが今の状態じゃまともに運営などできんよ」

「そうね…それならいいわ」

「それでいいのか?」

「ええ、別にこの国はどうでもいいもの」

「お許しはでたな」

「あらその為にきたのかしら?」

「ドラクールお前をうちに欲しい」

「まぁそう来るわよね」

「ああ、うちのバンパイアは数が少ないからな」

魔国で眷属化した2人のバンパイアと半バンパイアの女がいるくらいだ

「知ってるわ、でもテイムは出来ないわよ?私は純バンパイアだもの」

あー確かにテイムはないな

「なら方法は眷属化か契約かだな」

「眷属化?」

眷属化の説明をした

「あら…初めて聞くわね新しい能力か…太古の能力よね」

「ああ、魔物じゃないなら相手の心からの了承が必要だがな」

テイムや契約をした状態なら眷属化は簡単だけどね

「そう、面白そうね受けるわ」

「いいのか?」

「その代わり…私と血の契約をしてもらうわ」

交換条件か

「いいよ」

「あらまだ契約内容言ってないわよ」

「予想はつくよ姫さん関連だろ」

そうねと言いながら透明化を解き唇の端をきって血を垂らしながら

近づいてくる

「契約内容はミラィ・サバラ・バルスリィーブの命を守る事」

「受けよう」

「口の中を少しきって頂戴」

口から少し血を出す

すると濃厚なキスを交した

お互いの血が完全に交わるくらい…

そしてお互いの全身が真っ赤な膜に包まれた

「これで血の契約は済んだわ、さぁ眷属化して頂戴」

「手を」

ドラクールの手をとり眷属化をする

「あら…すぐ終わるのね…だけど…確かに繋がりを感じるわ…」

(これが新しい能力…眷属化…血の契約と少し似通ってるけど…全然違う…寿命が同じになる…って言ってたわね)

「さっきの説明だと寿命が貴方を同じになるって言ってたわね」

「ああ」

「今どうなの?貴方鑑定させても肝心な所隠蔽してあってわからないわ」

「ああ不滅だ」

「…聞こえなかったわもう一度」

「前は不老だったんだがな今回の進化で不滅になったようだ」

「不滅…不滅?まさか…」

(不滅ですって…最高位の精霊か…もしくはこの世界の管理者側だけのはず…という事は彼は精霊に進化した…!?)

「あなた進化してからは初めて聞くけど…種族は?」

「ああ前言った時はハーフだったんだけどな、今は半精霊ってやつだ」

「半…精霊…ふぅ…そう…完全な精霊じゃなくて良かったわね」

「完全な精霊だとどうなるんだ?」

「貴方本体は精霊界でしか住めなくなるわ」

えーーー!あぶな!?

「そ…そうか、はははは」

「半…精霊だけ?」

「何かその後がぼけていてな鑑定10でも見えないんだ」

超鑑定だけどね

「え…鑑定Lv10で見れない…?」

(自分を鑑定する場合隠蔽適用されないで見る事が出来る…Lv10ならこの世界の理の大抵の事は鑑定出来る…という事は…)

「貴方は半分この世界の理から外れたって事ね」

ん…?そうなのか?まぁそうだろうな

「やっぱそうなのか」

「ええ、そうなるわね貴方管理者側と係わりあるわよね?」

「あ、ああ」

「なら問題があれば何か言ってくるわよ」

「まぁそうだな」

「さぁ…この館も飽き飽きよバルサナ」

すっとメイドバンパイアが現れる

忍者か!!

「全員外に集めて頂戴」

「はい…」

「どうするんだ」

「引っ越すのよ魔物国に行くのでしょ?」

「ああこの館ごともって行こうか?でっ改装すればいい」

「あら便利ね何の能力かしら?」

「まぁ空間魔法で持ってくようなもんだ」

「随分空間魔法のLv高いのね」

「10だな」

「そう…10なら余裕ね」

………

「じゅ…じゅう!?貴方空間魔法Lv10なの?」

「ああ一応すべての魔法Lvは10だな」

「……」

絶句している

「主様…外に集まりました」

「え…?ええそうね」

「じゃ外にでようか」

三人で外に出ると…数人のメイドと数十の魔物が綺麗に並んでいた

「それじゃ貴方の空間に納めて頂戴」

「ああ」

館とその付近の蔵っぽいのを含めてすべて収納した

「すごいわね…」

「まぁな魔国の館街と闇の森とどっちがいい?」

「そうね…館街?でいいわ」

「まぁここらへんの国のどんな種類の森もあるからなその魔物達が住める場所はいくらでもある」

一応メイド達と魔物達も契約で縛って眷属化してそのまま彼女の配下にしておいた

「そう結構広いね楽しみだわ」

魔国の館街とゲートを繋げてみんな移動した


「あらホントに色んな館があるわね」

「ああ、主に俺の傍に近い魔物が済んでるな後メリュさん」

「メリュさん?…メリュージ!?」

「ああ」

「懐かしいわ後で挨拶しましょう」

「まぁどっちも長生きだもんな知り合いか」

「ええ…敵に回したくない人一位よ」

ソウナノカーさすがメリュさん

まぁ今の俺ならなんとでも出来るが…

くれぐれもいうが美人だしお世話になってるし仲良くしたい

「さてこの空きに配置すればいいか?」

「ええ、その様子じゃいつでも移動出来るようですしね」

「ああ」

館を出して設置した

進化したお陰かさすがに一瞬で出来る

空間もいくらでも作れるし広げられるようになったようだ

「ふぅ~広いわね、さぁ国を案内して頂戴」

そしてドラクールとお付のメイド一人連れて魔物国を案内した

そして最後に姫さんのいる魔物国島に空間移動した

「ここは何処かしら?」

「ああ離れた場所にある島だここに姫さんが住んでる」

「あらそうなの?」

「まぁ海に近い方がいいと思ってなうちの島の館に住んでもらっている」

「綺麗ね…確かにいいかもしれないわ」

「ああ好きな時に来てくれていいよ」

「どうやって?」

「ああ国の大体の魔物は空間魔法覚えているからな」

「大体の?」

(そんなみんな覚えてるような魔法じゃないわよ)

「ああ今度ドラクールにも空間魔法使えるようにするからそれで来れるよ」

「そ、そう?それは嬉しいけど能力を与える能力かしら?また初めて聞く能力ね…一体いくつあるのかしら…」

(使えるようになる?そんな能力あったら一国どころか…世界の王になれるわよ…)

そして元気になってきた姫さんに会わせた

「久しぶりねドラクール」

「ええ、結構元気そうね…ん?彼女は?」

姫さんつきにしたメイドを指差した

「ああ、メイドだ」

「ええ…宰相に仕えてるメイドよね…」

「ああ元はな」

「確かに何か変だけど…元は?」

「ああ中身は別物だ」

(別物?…そうか…死霊を入れたのね)

「…貴方やはり女に甘くないわね…ええ」

「やっぱそうだよな?甘いって言われてまじかって思ったよ」

「ええ…まぁそんな女どうでもいいけれど」

「ああ、姫にずっと害を与えていたんだからな元の中身は」

「そうね」

「ドラクールまでカナタ側にくるなんて…思ってもみなかったわ」

「ふふふっそうね」

「いいの?」

「ええ、こっちの方が面白そうだもの…それに…」

「それに…」

「同考えても宰相じゃ勝てないわ」

「貴女から見てカナタ側が勝つと…そう思う?」

「ええ」

(半精霊…どうみても最高クラスの精霊に近い進化よ…宰相が勝てるわけないわ)

「そう…ふぅ…良かったわここに来て色々考えるようになったのだけれど…自由なのね」

「そう?」

「ええ、好きな時に砂浜に来れるし小さな森もあるし自由に外に出れうってこんなに素晴らしいのね!」

ずいぶん明るくなったな…まるで別人な…


「そう…ならいいわ」

ドラクールは何処か嬉しげな感じで姫さんを見ている

「今日はここに泊まっていいかしら?」

「もちろん構わんよ」

そういい一度空間移動し空間魔法を持ってる魔物を狩り持ってきてドラクールに譲渡した

「あら…これがさっき言っていた?」

「ああ、これでドラクール一人くらいなら魔物国と行き来できるだろう」

「嬉しいプレゼントね、感謝するわ」


そして俺は魔国に空間移動し中に誰もいない事を確認し宰相の別宅を空高く上げて重力魔法で押しつぶし粉々にした


さぁ…魔国潰しの始まりだ…

魔族に虐げられる残った魔物達を救う為に…(それもある)


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