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魔物達との国作り  作者: 八尾猫
第五章
46/58

第5章-5話 初精霊界

11/3修正

……

…………

………………

…………………

……………………

…………………………

……………………………

意識が再び浮上した


…ん?てっきり起きるとばかり思ったけど…次は何処だ?

真っ暗な空間を見回すと奥に光だ

進んで行くと丸い檻があってその中に一人の全身灰色の女の人が座っていた

「君は…」

「来てくれたのね…カナタ…早く檻から出して…」

「君は誰なんだい?」

「私は…私誰でもない」

いや…そんな問答してるわけじゃないんだが…

「じゃ言い方を変えよう他の誰かから何て言われてるんだ?」

「無の精霊と言われているわ」

「ああ、君がそうなのか君は自分の意志で周囲を消滅させるのか?」

「いぇ、無意識よ、そういう性質なのどうしようもないわ」

「君を出したとして君が行った先みな消滅するのは困るね」

「ならずっと閉じ込められていなければいけないの…」

「何か手段はないのか?君の周囲に何かあっても消滅しないような、それらをコントロール出来ないのか?」

「出来た事はないわ…だからここに封印されているのよ」

「諦めない事だコントロールさぇ出来ればこんな場所にいる必要ないんだからな」

「出来ればいいわね…でもここに封印されている状態じゃ練習なんて出来ないわよ」

「封印は誰かが無属性魔法を使用する事だよな」

「ええ…」

「まぁそのうち出れるだろうけど、出来る限り君の性質のコントロールを考えておいてくれ」

「ええ…早く出してね…」

「またここに来るにはどうしたらいい?」

「貴方はもういつでも来れるはずよ…」

いつでも…?…空間移動か

「肉体ごとか?」

「貴方は進化したの…もう精霊界にでもいけるはずよでなければここに来れないもの」

「そうか、また来よう」

どうやら精神を飛ばせるのかどうなのかわからないけど来れるようだ


……………………………

……………………

…………………

………………

…………

……


ああ…どうやら今回は本当に起きるようだな

【カナタさん】

【ああ、どうした?】

【大丈夫でしたか?】

【ああ、ちょっと捕まっていてな】

【何もなかったのならいいですが…】

【では元の場所に戻りますがくれぐれも無属性魔法は使わないでくださいね】

【わかった×100】


意識が浮上する


「やっと終わったか…さすが最上位なだけあって長かったな…」


「おぉ…主様…おめでとうございます…」

ハボルが頭を下げている

「ああ、特に問題ないか?」

「はい…送られてきた死霊はこちらの死霊が片付けたくらいです…」

「そうか」

諦めが悪いね宰相は

ぐっと上体を起こす…

ん…なんだ…?

かなりでかくなったようだ

手や足もでかくよりいっそう灰色になっている

翼はあるな、角も二本だ


自分を超鑑定してみた

-------------

カナタ

最上位特殊亜種 半精霊半**

討伐ギルド員、魔物ギルド員、探索ギルド員、商売ギルド、魔法ギルド、ランクSS

Lv1

ステータス割愛

スキル

武器マスターLv10

体術Lv10 △派生スキル一覧 掌底(異世界で学んだ技)

防具マスターLv10

生命力強化Lv10 魔素吸引Lv10 怪力Lv10 俊敏Lv10

威圧Lv10 咆哮Lv10 交渉 Lv8 統率 Lv10

罠解除Lv10 罠設置Lv10 罠発見Lv10 開錠Lv10

魔物説得Lv10 調教Lv10 夜視

気操 属性付与 打斬突貫(上)

ゴーレム作製Lv10


火の精霊魔法Lv10 水の精霊魔法Lv10

土の精霊魔法Lv10 風の精霊魔法Lv10

闇の精霊魔法Lv10 氷の精霊魔法Lv10

雷の精霊魔法Lv10


火魔法Lv10 水魔法Lv10

風魔法Lv10 土魔法Lv10

闇魔法Lv10 光魔法Lv10

氷魔法Lv10 雷の魔法Lv10

契約魔法Lv10 空間魔法Lv10

死霊魔法Lv10 精神魔法Lv10

召喚魔法Lv10 操樹魔法Lv10

無属性魔法(測定不能)重力魔法Lv10


全状態異常耐性Lv10


超翻訳機能 超鑑定

超隠蔽 超物収納箱


奪力 能力譲渡 眷属化


執事の加護 進化管理者の加護 時空間管理者の加護

最古エントの加護

火の精霊の加護 水の精霊の加護

風の精霊の加護 土の精霊の加護

闇の精霊の加護 氷の精霊の加護

固有能力

超再生 念話(上) 不滅

超感覚 並列思考 精霊化

-------------


何か色々変わっているな…なんだ…種族が半精霊…**ってなんだ?

超鑑定で見れないって事はこの正解の理から外れているって事か?

…不老が…不滅になってるぅーーーー!?

なんじゃこりゃ…もはやエルフでも魔族でもないじゃん…

っていうか精霊化…?


とりあえず試してみた

さっきの無の精霊との会合の状態をイメージすると…

肉体が半透明化した…


辺りの仲間達がどよめきだした

「そっそれは…精霊化…」

と半妖精のエンキリー

「知ってるのか?」

「う…うん普通半精霊が進化でもしないとなれないんだけど…」

「そうなのか?」

「ふぇ~カナタが半透明になっちゃった」

とキュウ

「ああ…」

元に戻した

「カナタすごいねぇ!」

沢山ある尻尾をふりふりしながらキュウがじゃれてくる

いい子いい子


「みんなもかなりLvが上がったな、ハボル」

「はい…眷属化しているほとんどの者が70~90になっております」

「そうか、この調子でいこうまぁ無理する必要はない」

現状魔物国で最上位なのは元々住んでるメリュさんと俺とケルだな

「はい、半精霊となられたのならエルフの里へ行ってみてはいかがでしょうか?」

「ああ、精霊界に行けるかそうだなみんなはゆっくり狩りをしていてくれ」

「はい…40階層に行ってもよろしいでしょうか?」

「ならケルベロスも連れてってくれ、面白い魔物は捕らえるだけな」

「はい、お任せを…」

後はみんなに任せて俺は空間移動でラバシトスエルフの里に行った

そしてエルフ長の家

「おお…カナタさん随分変りましたね」

「ええ、ようやく最上位になりました」

「ですが…灰色ですか…」

「やはり気になりますか?」

「ええ…まさかですが…無属性魔法…使えませんよね?」

「使えますね」

「そう…ですか…これはまずいですね」

「ああ、知ってますよいろいろ聞きましたから」

「聞いた…とはどなたに?」

「この世界を管理してる人の一人に聞きました、くれぐれも使わないでくれって」

「管理者に…そうですか」

「無の精霊にも会いました」

「なんですって!?」

「もちろん実際に会ったのとは違いますが精神だけで?という感じです」

「封印は…どうでしたか?」

「ああ、今は特に問題ないようですね」

「幸いです…」

「彼女はどうやっても無意識に周囲を消滅させてしまうんですか?」

「そのようです…」

「コントロール出来ないんですかね、その能力?」

「どうでしょう…彼女自身だけでは無理でしょうね」

「ふむ…他の手段は?」

「そう…ですね…あるいは…」

「あるいは?」

「誰かがすべての属性の精霊達と本契約を交し彼女の無属性を打ち消す事によって彼女自身を消滅させる事は出来るでしょうが…」

「んーずっと閉じ込められていて、そのうえ消滅させるのはちょっと…」

「あらゆる属性の精霊の力で彼女の力を抑え続ける…くらいでしょうか」

「んーずっと一緒にいるって訳にもなぁ…」

半精霊になったしすべての属性の精霊と本契約だけなら出来るだろうけど…

「特殊な呪物を管理者側に用意して貰いそこに精霊の力をこめ装着すると永遠に発動する形にしたらいかがでしょうか?」

「なるほど…管理者に聞いてみるか」

「ですがそれにはすべての属性の精霊と本契約するしか…」

「ああ…これで出来ると思う」

そういい精霊化する

「そ…それは!!精霊化!?」

「ああ、今俺の種族は半精霊になりましたからね」

「なんと!は…半精霊…ハーフの貴方が半精霊に進化するとは…予想も出来ませんでした…これは…行けます…精霊界に行けますよ」

「やっぱり行けるか」

「ええ、我々純粋なエルフでも行けて数十分程度です半精霊ならどれだけの時…精霊界にいても大丈夫です!」

「行き方教えてもらえませんか?」

「半精霊に進化した貴方の頼みなら断る事は出来ません、我々は精霊の守護者…半精霊の貴方もその対象に入ります」

「そうなのか?」

「はい、あの契約の水晶の場で精霊化し水晶に入ってください我々とは行き方が異なりますがそれで行けます」

「そうか、ありがとう」

「いえ、今は闇の精霊との契約をしてるんでしたね」

「ああ」

「ならきっと待ち望んでいるでしょう」

「そうなのかな?」

「ええ、闇の精霊が本契約をする事は稀ですから」

「へぇ…まぁとりあえず行ってみるよ」

「はい…お気をつけて」

俺は精霊契約の場に行った

水晶を前にし精霊化し水晶に飛び込んだ!

すぅーっと空間移動のゲートに入る感覚で入ると

ふっと目を開けたらそこには様々な属性が各方向に広がった空間の中心だった

その属性の方向を見るとその属性の精霊達がたーくさんいた

興味深そうに様々な精霊達が遠巻きに観察している

俺はとりあえず闇の精霊に挨拶しに闇の属性の方向に向った

進んですぐ真っ黒な少女型の精霊が…

「迎えにきましたカナタ様」

「来るってわかったのか?」

「ええ、ずっと見てますもの」

「ああ、分体が俺の中にもういるんだったなそれはそうか」

「ですわ、こちらへ」

ついて行くと綺麗な黒いバラ園が広がっており、その中心にテーブルがありあの闇の精霊が待っていた

「カナタ!やっと来たのね、まちどうしかったわ」

対に座る

「久しぶりだな」

「そう?私はずっと見ていたわよ」

「ずっと…ってのはそれはそれでいやだな」

「何を言ってるの他の属性の精霊と本契約すれば他の精霊からもずっと見られるのよ慣れなさい」

「え…えーーー…」

「そのうち慣れるわよ、それが快感になるかもしれなわよ?」

「なるか!」

「ふふっ、ゆっくりしていって頂戴」

「ああ、それはいいんだが下界で何か動きがあったら知らせてくれ」

ここじゃ死霊達の報告が聞けないからな

「そうね、ミヨルド何かあったら知らせなさい」

「はい、お任せを」

さっきの案内してくれた精霊が下がっていく

「半精霊に進化したのねでも…灰色なのね真っ黒になるって期待してたのに!」

「まぁ俺もそうなると思ってたんだがな無属性に染まったようだ」

「そう…みたいねあの子も願ってるのよ早く出してって」

「やっぱり知ってるのか?」

「ええ、すべての属性の長はみんな知ってるわよ」

「出してやりたいがまぁそのうち出れるだろう」

「カナタが出さない限り出れないわよ」

「まぁそこらへんは周囲に害が及ばないようになんとかするさ」

「エルフとの会話で言ってたやり方でかしら?」

「ああ、無理か?」

「ん~彼女の檻の空間には行けるのよね?」

「ああ、そうらしいな?」

「なら試してみたら?失敗しても特に封印に害はなさそうだし」

(失敗したらふっとぶかしら?し~らな~い)

「まぁそうだな今度他の属性の精霊達とも本契約してみるか」

「ふふっ大変よぉ私の場合すぐ済んだから楽勝だと思ってるかもしれないけど…」

「そんな大変なのか?」

「ええ、カナタは闇と親和性があったから短時間で済んだのよ」

「親和性が低いと?」

「んーでも相性が悪くても半精霊になったのなら早々失敗はしないでしょうけど少し時間は掛かるわね」

「まぁ時間が掛かるくらいは仕方ないか魔国の事が終わったら本契約を始めよう」

「ふふっ戦争になるかしら…面白そうだから私の力沢山使って沢山撃ち込んだら?」

「相手が魔族だけならそれでいいけどなぁ~魔物もいるからなぁ」

「カナタはほんと魔物好きねぇ~闇雲ってわけじゃないようだけど」

「まぁな魔物コンプリートしたいな」

「コンプリート…ん~すべての魔物の種族をテイムしたいって言いたいのね」

「ああ、まぁ時間は幾らかかってもいいさ」

「ふふっ不滅ですものね嬉しいわぁ~」

「なんでだ?」

「それはそうよ!契約してもすぐ死んじゃうんじゃ寂しいもの」

「ああ長くて数千年なのか?」

「そうね~エンシェントエルフならそのうちこっちに来るからいいけど…他の種族は長くて数千年ね」

「まぁそうだよな」


それから地上の様子を報告してもらいながら半日会話を楽しんだ

そして帰りにまたすぐ来ると約束した

帰り際分体を一度抜いて俺に吸収という形にしてくれた

今までより遥かにイメージして発動しての段階が瞬時に出来るようになった

これが本当の本契約かと聞いたら

半分精霊化してるから出来るのよって言われた

なるほどね…

明日は進化した力を試す意味でも魔国に軽く攻撃してみるか…

ZZzz


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