第5章-1話 巨大海蛇をテイムしよう
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昨日までは魔国守護隊を増やして狩りに専念だったな
今日も頑張ろうかねぇ…
それぞれのLvにあった階層に魔物達を行かせて俺はとりあえず合同墓地へ空間移動し八割程度様々なアンデットなどをテイムした
各地を回り譲渡し死霊系は守護隊に移させてスケルトン系やゾンビ系などは魔国側つまり東の防壁山手前の森に住まわせて攻めてきた場合の守りをするように命じた元々うちにいるゾンビ系やスケルトン系もこっちの東一番外れの森に移し新しく仲間になったゾンビやスケルトンを指揮し守るように命じた
普段は半分狩りでLv上げと半分は残って警戒と繰り返すようにも命じておいた
ちなみに元々うちにいるゾンビ系やスケルトン系はすでに上位の70~80Lvでかなりの強さだ
数千のゾンビやスケルトンなどの集団で殆どが上位で亜種も数十体に増えていてやはり亜種は知能が高いようだ
彼らには部隊長的な役割を頼んでいる
その後獣人の里へやってきた
ラバシトスの獣人の里だ
「長、久しぶりですね」
「ええ、子供達を助けてくださって以来ですな」
「どうですか…みんな元気に暮らしてますか?」
「そうですね…ショックはもちろんまだあるでしょうが時間がいずれ解決してくれると願いたいものです」
「そうですか…」
「まぁ捕らえられていた頃に比べれば遥かに元気ですよ」
「それはよかった」
「本日はその様子見に?」
「ああ、それともう一つこないだ勝手においてったこの森の守護のゴーレムの調子はどうかと思いまして」
「例のゴーレム達ですな、最初は怖がっておりましたが最初の死霊達と比べれば遥かに可愛いものですな、ほっほっほ」
「そうだな、さすがに死霊はやだろうなぁって思ってたんだ」
「あれからやはり進入してくる者もおりましたがすべてゴーレムが捕らえて外にほっぽってくれるので助かっております」
「そうか、数は足りそうか?」
「ええ、今の様子なら問題なさそうですな」
「そうかそうかとりあえずこの付近の獣人の里にゴーレムを配置しようと思ってな」
「おぉ…それは助かります」
「場所がわからんから誰か借りてっていいか?」
「ええ、特にやる事もありませんでなわしが参りましょう」
「そうか、飛んで行くから長は俺が風魔法で包んでいくから安心してくれ」
「ほっほっほ、この年ですが気にせんで飛ばしてくだされ」
そして長の案内で周辺の獣人の里を回って森の守護として森の規模にもよるが大体100~300体のゴーレムを配置した
森の守護なので火属性はつけずに作っておいた
そしてラバシトスの森獣人の里に長を送り次に各地のエルフの里に配置してあるゴーレムを一度集め崩し作り直した
もちろん火属性はつけずにだ
これで周辺国の獣人の里とエルフの里はいつでも空間移動で行けるようになった
その後各地に散らばらせてる死例から各地の新たな賊の情報を集めさせ各地の族のアジトを回りまた潰して捕まってる者はその種族の里や国へ送ってを繰り返した
たまにやっておかないと増えて大変だからだ
そして久しぶりにメルビルの探索ギルドマスターに会いにいった
「やあ、どうも久しぶり」
「また突然きやがったな」
「いきなりギルド前に空間移動したら騒ぎになるでしょうからね」
「まぁそうだろうが…」
「最近は変わりはないですかメルビルには」
「そうだな…お前さんがいた頃とは大して変わらんが兎に角盗賊などの被害が減ったな、お前しかいねぇだろうが…」
「そうですね、定期的に掃除してますよ綺麗好きなもので」
「まぁそれに関しては助かるからいいけどよ、討伐代金は王都でもらえよ、うちじゃ払いきれねぇ」
「ええ、そうしてますよ」
「でっ国の様子はどうなんだ?」
「ええ、もうかなりの出来ですよ魔国より広い土地使ってますからね」
「そんな広く使ってんのか?あぶねぇなぁ」
「まぁ竜国は竜国山全体が国ですが魔国はほぼ樹海内ですからね外に砦があるくらいで、だからあの砦のこっち側はうちの国って事で」
「それがあぶねぇって言ってるんだが…、争いになってもしらんぞ」
「はっはっは、そろそろみたいですよ?」
「なに?」
「ええ、まぁ飛び火はしませんから安心して下さい」
「はぁ…そりゃようどさくさに紛れてラバシトスに攻めてくるってこったぁねぇだろうが」
「大丈夫ですよ攻めてくるまでには最上位になってますし国中に数万の殆ど上位で構成された魔物達が住んでますし空すべては死霊とドラゴンが守ってますし地上にはゴーレムも配置してありますから」
「ゴーレムだと?ゴーレム作製のスキルはめったにみねぇはずだが…」
「ああ、やっぱり珍しいんですか?」
「一国に数人いりゃ多い方じゃねぇか?」
「へぇそんなに少ないんですか」
「こればっかりは生まれつきもってなきゃ後天的に覚えられねぇからな」
「ああ、職やギルドから覚えられないんですね」
「そうだ、それか何かしら魔族とかが進化して覚えるとか可能性はあるがな」
「なるほど」
「ドラゴンか…今どれくらいいるんだ?」
「そうですね蛇系を入れないで地竜も含めて亜種上位がこないだ増えて6匹でこないだ進化して亜種になったのが数匹いましたねそれと上位の竜は地竜が数百匹翼竜が数百匹ですね」
定期的に竜がいる階層でテイムしてるから日々増えるのだ
だから正確な数はめんどいから数えていない
「亜種上位が7匹か…そりゃあ…末恐ろしいな…お前の事だからそいつらも最上位に育てるんだろう?」
「ええ、もちろん絶対にそうしますよ」
「でっその上位の竜数百匹も最上位になりゃあ中には亜種になるのも出てくるだろうよ最上位が数百匹か…同考えても戦力過剰だなおい…」
「竜国っていったい何匹最上位の竜がいるんですかね?」
「ん…確認できた者はいねぇがまぁ数匹はいるだろうなそもそも入れねぇからなぁ」
「竜国の竜達も欲しいんですけどねぇ」
「竜国に入るにゃ麓の竜人国で認められなきゃならねぇ、だが今だかつて認められたヒト族はいねぇな他の種族はしらねぇが恐らくいねぇだろう」
「でも頭固いんですよね?」
「ってえと?」
「闇とか使う竜は国外追放なんでしょ?だから頭固いんだろうなって」
「ああ…そうらしいな今魔国にいる竜はすべて闇を使う竜だからな」
「ええ、一匹魔国の竜テイムしたんでうちに来ましたけどね」
「もう一匹は最上位だからなさすがに手は出さなかったか」
「ええ、万が一テイムに失敗したくないですからねぇもちろん誰かに討たれないように手は回してますが」
そう放っている死霊に常に監視してもらっているのだ
「魔国に追放された竜達のうちやばいのが二匹だ、そのうちの一匹のどでかい闇の竜は魔国ですら手をださねぇ」
「まぁ魔国の首都のすぐ北に住んでますからね手出して襲われたくないでしょう」
「だろうな、いかに最上位の魔族がいるったって質がちげぇ魔族と竜じゃ同じ闇魔法を放っても威力は段違いだ」
「でしょうね、でもダークエルフで進化していて精霊と本契約していたら別でしょうけどね」
「本契約か…ダークエルフで本契約できたやつはいねぇはずだが」
「ずっといないんですか?」
「ああ、闇に染まっちまったダークエルフには何かがたりねぇそうだ」
「ああラバシトスのエルフの長に聞いたんですね」
「そうだ、精霊と本契約するようなやつはそもそも森に引きこもっちまうみたいだぞ?あいつみたいにな」
「へぇ…なんででしょうね」
「さぁな…過去の大戦の時くらいしか森から出てねぇなあいつは」
「なるほど、それでも本契約した力は使わなかったんですねぇ」
「ああ、まぁそこらへんは何か大事な理由があるんだろうな」
「そうでしょうね」
確かに…この力は異常過ぎる…闇の分体を受け入れたからわかるが…
本気で闇の精霊魔法を放ったら国一つ半永久的に闇で覆う事も出来ると感じるラバシトスのエルフの長は確か風と水の精霊と本契約してるんだったな…本気で使えば…余裕で一国なんて吹き飛ばしたり一国水浸しに出来るだろう…まぁ俺の見解じゃそもそもの魔素量が足りないって理由が濃厚だと思うけどね
「しかしこの町に来た頃に比べりゃまるで別人だなっていうか数回進化してるから別人て言ってもおかしくねぇんだろうがな」
「そうですね、明らかに変わりますからね肉体の構成から何からなにまで…」
「まぁお前の人生だ好きにしな、ただ闇雲に争いはおこさねぇことだ」
「もちろんですよ」
マスターと話を終えて魔物国島に空間移動した
「変わりはないか?」
「あら久しぶりじゃない」
魔物国島の入り江の人魚達だ
「まぁそうそう時間が取れなくてな」
「ふふっ特に変わった様子はないわよ」
「この近くにリバイアサン以外の中位~上位の亜種を含んだ海竜や海蛇はいないか?」
「リバイアサン…は最上位の海竜ね…それ以外の海竜をお探しなの?」
「ああ、いずれ最上位の竜を捕らえる為に必要だしここの守りにも有用だからな」
「そうねぇ…亜種最上位リバイアサン…まるで上陸してしまいそうな程大きい亜種最上位ヨムンド…出会ったら災害と言われる亜種上位イルヤンカシュ…まるで嵐と言われる亜種上位ラカーム…海蛇系だと中位~上位までの巨大海蛇が数が多いわね」
「ん…海竜は上位しかいないのか?」
「いるわよただまともな性格の海竜は竜国山から西北側の海にしかいないのよこの周辺の海にいるのはどれも凶暴な性格の巨大な海竜や海蛇だけなのよ海竜に関しては」
「へぇ…ならまずその巨大海蛇の巣は何処かな?」
「あら…私達みたいにテイムしに行くのね」
「まぁな」
「大丈夫かしら…いぇ大丈夫ね最上位の竜でない限り貴方ならきっとイケルわ、ふふふ」
「でっ場所は?」
そして巣を聞き巨大海蛇の巣のある海上空にやってきた
「ふむ…海底か…まさか潜っていくのもなぁ…釣るのも問題だし…う~~~~ん」
しょうがない…風魔法で島くらいの大きさの空気を作って周囲に重力の壁を作ってそのまま海底まで進んで見つけたら水ごと水魔法で空へ浮かべるか
そして考えた通り島ほどの大きさの濃厚な空気の塊を作りその周囲を超重力で外側を円になるように覆い海底に下りていった
「さぁーて…下を縦横無尽に泳いでるでかい蛇っぽいのがそうだな」
重力魔法を使い重力で大海蛇達を包み
風魔法をつかい水中の酸素を操作して大海蛇の周囲の酸素を無くし
弱った巨大海蛇を順にテイムしていった
超鑑定
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巨大海蛇
上位
Lv43
ステータス割愛
スキル
生命力向上Lv7 俊敏Lv5(水中時のみ)
威圧Lv3(水中時のみ) 水魔法Lv6
固有能力
高速泳(上) 噛み砕く(上)(水中外効果半減)
所有者=カナタ
カナタの眷属 執事の加護(小)進化管理者の加護(小)
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上位が37匹中位が68匹テイム出来た
巨大海蛇に他に海蛇系の魔物がいるなら案内しろと言ったら
いるようで案内してくれた
「ここがその巣なのか?」
ぶんぶんと巨大な首を縦に振っている
「なら元の巣ら辺で待っててくれ」
またぶんぶんと首を縦に振っている
そして案内された海底で気配を探ってそこに向った
そこには余りにも巨大な何かがいた…っていうか目の前すべて何かの壁があるようにしか思えない…
「でかいな」
壁としか思えない程でかい海蛇を超鑑定してみた
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イルヤンカシュ
亜種上位(元巨大海蛇)
Lv78
ステータス割愛
スキル
生命力向上Lv10 俊敏Lv3(水中時のみ)
威圧Lv7(水中時のみ)水魔法Lv8
固有能力
再生(中)念話 高速泳(中)
噛砕飲込(上)(水中外効果半減)
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……おーいイルヤンカシュ海竜って言ってなかったか…海竜じゃないじゃーーん
まぁいいや亜種の上位ならなんとでもなる
【聞こえるかイルヤンカシュ】
【………この海域に何用だ小僧共が騒がしいと思ったらお前の仕業さ…みな生きてるようだが…】
【ああ、うちに来てもらう事になった】
【なに…?…成る程次は我をという事か…】
【まぁ大雑把に言うとそうだな】
荒っぽいって聞いたけど…荒っぽいか?
【ふん…西北の島周辺に住む魔物が変わったと聞いている…それ以外の海域に変化はない…つまりお前のうちとやらはそこだろうな】
頭いいな…
【その通りだ、荒っぽいって聞いたけど違うようだが?】
【ふん、我が少し身動きするだけで海が荒れる小さき魔物からすれば荒っぽく見えるだろうな】
ああーーそうかなるほど人魚からすればそうか…
あくびでもすればすべて飲み込もうとしか思えないだろうしな
そうかー…なるほど~
【なるほどな、人魚達から聞いたんだ海竜って聞いたから鑑定した時は目を疑ったよ】
【鑑定か…確かに海竜も我も余りにも小さき者からすれば大きいからな鑑定とやらがないのならそう見えたのだろう】
【それが正解だろうな、でっ勝手にテイムしてしまってもいいか?】
【答えずともいずれするのだろう…我を手中に収める器があれば出来るだろう…ただし…失敗した場合容赦なく噛み砕き飲み込むとしよう】
【それでいいよ、テイムとそれに似通った能力も使わせてもらおう、攻撃系の能力は使わないと約束しよう】
そして重力の守りをやめ余りにも巨大…恐らくうちの島くらいあるイルヤンカシュに触れモンスターテイムLv10調教Lv10交渉Lv10など似通った所がある能力を同時に使いテイムを発動した
存在力が大きい者程難しく時間が掛かるそうだ…
1時間程度経過した頃…ようやく巨大な存在を包み込む事が出来たようだ
そう…成功だ
【なるほど…我を従える資格はあるようだ…】
【ふぅ結構時間が掛かったな】
【我も住処を変えろという事か?】
【ん~そうだなさっきいった島の南側に移動してもらえるか?】
【いいだろう…】
それから巨大海蛇達を呼びに行ってイルヤンカシュとともに
魔物国島の海域に進んだ
もちろん周囲に被害が出ないように俺が水魔法を上手く使っている
【ほお…便利なものだな…我が泳いでも海が荒れないとは…】
【確かにその大きさで本気で泳いだら嵐と間違うかもな】
【そのようだ…海底でじっとしてるのも疲れるものだ…】
【なるほど…それが不自由か】
それなら改善できるな
巨大海蛇達は少し控えめに近くを一緒に泳いでいる
巨大海蛇ももちろんでかい、入り江くらいの大きさはあるが…
イルヤンカシュと比べるとほんとにこの巨大海蛇が亜種へ進化した姿なのかと疑いたくなる大きさの違いだ
【自由に泳げるのが望みか?】
【出来るなら自由に泳いでみたいものだ】
【出来るさ風魔法と水魔法をLv10まで覚えて使いこなせば今と同じように泳げるようになるよ】
風魔法で海の流れを水魔法だけより上手く操作出来るようになるはずだ
【風魔法…我は持っていないが】
【ちょっと止まってもらえるか?】
【ん…ああ】
止まった所で眷属化をしとりあえず風魔法Lv1を譲渡してみた
【これは…そなたと繋がったのか…知らぬ能力だな…それとこれは…】
【ああ、風魔法Lv1を使えるようにしてみた後でもっと高いLvにする予定だけど】
【これが水以外の魔法か…ふははは長い年月実に暇であったが…良い暇潰しが出来た】
【そうかずーとじっとしていたもんな…そりゃ暇か…】
【その通りだ…たまに思いっきり動くと嵐同様の災害が起きるのでな数十年に一度だけ泳ぐようにしていた】
【もちろん風以外にも色んな能力を使えるようにするつもりだ】
【何…?新たな能力を使えるようにする技か…新たに生まれた能力か…時が経ったものだ…】
そんなに長生きなのか
【進化して知能が高くなってからどれくらい経ったんだ?】
【千年までは数えていたが…もう数えておらぬな…】
【へぇメリュさんくらいかな】
【メリュ…】
【ああ、うちの国に住んでる半妖精半大蛇のメリュさんって言ってな蛇でいえば同種だから知ってるかと思ったんだが】
【メリュージか…遥か昔荒れに荒れているのを見かけた事がある】
【あれ…荒れてた?メリュさんが?】
【そうだ…我に近い大きさの巨大でなこの海からでも見える程であった】
へぇ…そんなにでかいのか…まぁあの大穴だもんな
【まだメリュさんが本来の姿になったとこ見た事ないからなぁ】
【ん…普段はどうしてるのだ?】
【普段は人化してるからお淑やかな女性って感じかなヒト族っぽい姿に化けてるっていえばいいかな】
【なるほど…便利なものだな…】
そんな会話をしながら魔物国島の海域の南に着いた
そして南の魔物達をすべてテイムし魔物国の西と東に住みかを移ってもらい巨大海蛇達はこの南側に住んでもらう事になった
でっ各地を回り必要な能力をもった魔物を狩り持っていって
イルヤンカシュや巨大海蛇達に様々な能力を譲渡した
【ほぉ…これは氷か面白いな】
【これだけ色んな魔法があれば自由に泳げるような使い方も出来ると思うから後は発想次第かな】
【なるほど…さらに良い暇潰しだ…感謝しよう】
【それは良かった】
そして今日は魔物国島の館で休んだ
もちろんダンジョンに一度よってみんなに休むように行って
希望する者だけ連れて魔物国島で休暇だ
Zzzzzz




