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魔物達との国作り  作者: 八尾猫
第四章
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第4章-9話 初の管理者からの依頼と重力魔法

感想ありがとうございます、時間がある時に見直しますね


ふあぁ…朝か今日はなんだっけ…

ああラバシトスの奴隷商人達の間引きか…

国ごとやらないのはある程度まともな国だからだ

国の政がおかしくなったら国ごと間引きしよう


いつも通りリッチ達とちらばらせている死霊達を数万の内1000程度呼び戻しラバシトス内の奴隷商人にとり憑かせ記憶から奴隷をひどい扱いをしている者は消し炭にするように命じた

そしてこの国のルールにのっとってないやり方で入手した奴隷のみ解除して解放した

「こんなものだな次はサンザルシアの奴隷商人共だな」


サンザルシアの奴隷商人共も同じように処理し奴隷達も同じようにした、そして世界各地に散らばらせた死霊達からここらの国の盗賊や山賊や海賊は発見次第即座に消し炭にするように命じ直した


こんなものだな…さて37階層でLv上げの続きでもするか…

そう考えた所で急に進化の管理者から連絡が入ったのだ


【急に申し訳ありません、進化管理者です】

【ええ、どうしました?】

【例の依頼をしたいのですが今よろしいですか?】

【特に今急いでないのでいいですよ】

【では、別の世界とこの世界へたまに繋がってしまう事が多々あるのですが】

【ふむ?】

【その祭極稀に別の世界の生き物が巻き込まれる事がありまして今回入り込んだ生き物の消去を依頼したいのです】

【消去って穏やかじゃないけどまともな生き物じゃないの?】

【はい、あらゆる生命を取り込んで大きくなっていく存在で意図的に入り込んだと思われますどの世界においても害なので】

【そんなのがいるのか】

【はい、この生命体に限っては我々も手を出せるのですが本当にいざと言う時だけにしていますので】

【わかった、何処にいる?それと何か気をつける事は?】

【はい、先ほど入り込んだばかりです、場所はラバシトス国コボルトの森から南下した辺りの岩場に出現しています注意点は触れない事です触れれば取り込まれる恐れがあります】

【なら俺一人で行った方がいいな、そいつは分裂するのか?】

【いえ、ただただ近くの生命を吸収して大きく膨らんで行きます】

【知能は?】

【殆ど本能で複雑に物事を考える事は出来ないようです】

【なるほど、わかったじゃあ行ってくる】

【お気をつけて…】


その後空間移動でラバシトス国コボルトの森に移動しそこあら飛んで南下したその岩場についた時思ったのは

…ああ…あれか…という感想だった


そこには巨大なまあるい肉の塊が浮かんで触手を飛ばし周囲の魔物を捕まえ取り込んでいた


「うわー…きもちわるいなこれは…」


超鑑定

-------------

不明

Lv不明

ステータス不明

不明

固有能力

不明

-------------

ほとんどわかんねぇじゃん…

そうかこの世界の理に関しての鑑定だから他の世界の事を鑑定は出来ないのか


まず逃げられないように不明君の周囲を分厚い氷で正面を除いて囲んだ

そこに闇の精霊魔法で闇の炎をぶち込みつづけ焼き続けた

その間常に氷を生成し続けながら闇の炎をぶち込み続ける


「そろそろ2時間くらいか…」

氷と闇での攻撃をやめ不明君の周囲を風魔法で覆う

口はないようで声は出ないようだ…

肉が蠢いているかなり大きさは縮んでいた

そこに次は普通の巨大な炎の塊で多い高火力で焼き続けた

その再幾度と無く雷をうちつづけた


次に全体を凍り漬けにしそこにまた雷を流し込む

そして最後に山くらいある黒い炎で包みこみその周囲を風魔法で切り刻み続け逃げられないようにしその周りをさらに炎で包んだ

はたから見れば天変地異でも起きたのかと思う光景だろう…


不明君が超鑑定で鑑定できなくなるまで黒い炎で焼き続けた


「随分粘るねぇかれこれ半日は焼き続けてるんだが…まぁどんどん小さくなっていってるから効いてるわけだけど…」


数十分でようやく消し炭になり残った灰も最大火力の黒い炎で消去した


「やっと終わったか」

【終わったようですね】

【ああ、もういないか?】

【ええ、反応は無事消えました】

【そうか不明君も結構粘ったが…】

【不明君とはあの生命体の事ですね、早いうちに手が打てて幸いでしたたった数日で数倍の大きさになりますので…】

【数倍か…それは厄介だな…】

【ええ、今回のお礼に時空間管理者の加護を差し上げます】

【へぇ、時空間か】

【ええ、彼は常に狭間で時空間を見張ってますので中々話せませんが】

すると目の前の空間に穴が空きそこから何かが流れてきた

【これは彼かな?】

【ええ、彼の加護は重力を操る能力です、重力魔法とでもいいますか】

【へぇ…それは便利ですね色々応用出来そうだ】

【では、また依頼の際はお願いします…】

【ああ、またな】

念話がぷつんと消えた


「重力か…依頼の度に色々加護貰えるなら安いもんだ…だが力を与えるって事はこれからも色々問題が起きてその度利用されるって事でもあるが…まぁいいさ、時間はたっぷりあるからな」


だが…この重力魔法はいいな自分の周囲の重力を0にして維持しながら翼で飛べば異常な速さで飛ぶ事も出来そうだ

他にも色々使えそうだ…


例の不明君から能力を奪おうと思ったが…あんな肉の塊になったらやだからな…やめておいた


そういえば依頼が来なかったらダンジョンに行こうと思ってたんだな

一度国へ戻り仲間を集め37階層に空間移動した

「じゃあこないだの続きだ、いつも通り行動してくれ」

「はい、畏まりました」「は~い」「あいわかった」

前回同様37階層の続きだ

俺はその間に魔国に行き重力魔法のテストだ

魔国のバンパイアの館まで空間移動した

そこから魔山まで重力魔法で自分の周囲のみの重力を0にし翼で飛んだ

「おぉ…速いっていうかもう着いたな…」

現在魔山上空だ…

この速さならどんなドラゴンでも簡単に抜かせるな

っていうか飛ぶ早さだけならどんな魔物より早くなったな…

まぁ最上級の敵と戦った事がないからわからないが

速さだけに特化してる最上級でもいない限りはこっちが上だろう

いざとなれば敵の周囲だけピンポイントで重くすればいいしね~

ああー早く最上級のドラゴンテイムしたいなぁ…この魔山に一匹いるんだよなぁ…まぁ契約魔法で無理矢理従わせられるんだけどそれはなんか違うんだよなぁ…

テイムするのはなんとなく向こうも理解してくれるし繋がるからね


そして魔国に行き影に入り暇潰しに魔物をひどい扱いしている魔族を殺して回った

ふぅ…しかし随分あほな魔族が多いな…自分は魔物より格が上だとでもおもってんのか?

気に入らないな…

いや…まてよこのまま俺が全部殲滅してもいいが…

面白い事を考えた…

ふふふふっ


ここで魔物や奴隷にひどい扱いをする魔族狩りをやめて

Lv上げに集中する事にした

37階層に移動し仲間達が捕まえたましな魔物をテイムし次の階層に移った

この階層もいつもと同じようにするように伝えてこの階層の魔物達のLvが低く特に面白くない部類の魔物を狩りまくった

中には亜種もいてもちろんテイムし眷属化した

そして何とキュウが目に見えて進化したのだ

尻尾が5本になり毛が真っ白になり能力に念話が追加されていた

「おぉ!!キュウ話せるか?」

【うん、話せるよカナタ】

「そうか…いや念話で話した方がいいか?」

【近くなら普通に話してくれていいよ】

「そうだな、キュウ自分の進化の状態について分かるか?特殊亜種ってなってるが」

【うん、尻尾の数進化するんだよ、尻尾が増えてその分魔素が増えて知能が高くなるんだ9本になると随分色々出来るようになるみたい】

「そうか…楽しみだな人化はもうすぐか?」

【うん、6本で半人化で7本で人化出来るよ】

「そうか!まぁ今のままでもいいけどな」

もふもふしてるしねスライムとは別の良さがある!!

【でもこの姿だとカナタに愛してもらえないよ?】

んぁ…?

「ん…キュウは雌だったか」

【妖狐に性別はないよどっちにもなれるんだ最初に人化する時に選べるんだ、雌がいいんだよね?】

「んー…そうだなそうしてくれ」

【うん、わかった】

「キュウは同種の部下は欲しいか?」

【同じ妖狐の仲間?】

「そうだ」

【ここらにはいないと思うよ?でも沢山色んな仲間がいるし何よりカナタがいるから寂しくないよ、それに僕達は同種で群れないんだ】

「そうなのか?」

【うん尻尾が3本になったら独り立ちするんだ僕はその前に捕まっちゃったけどね】

「そうか、ならいたらテイムするくらいでいいか」

【そうだね】


しかしキュウは身体も大きくなったな頭に乗せられなくなってしまった!

くっ…首にも巻けない!

まぁしょうがない…ふんっ!


【でも進化する前に色んな能力持っちゃったから何か重なってるかもね】

「ああ、進化で得られる能力とかぶってるって事か?」

【うん、その分+されると思うけどね】


うーんホントに知能が高くなったな…9本になったらどうなるんだ…


「さあこの調子で続けよう」

「そうですな、しかし大きくなりましたなぁ」とハボル

「そうだな、頭に乗せられなくなってしまった」

「ほっほっほ、残念ですな」

「そうだなぁまぁ続けてくれ」

「はい、お任せを…」

ハボルに大体の指揮を任せて俺は単独で次の階層に移った

さすがにここまでくるとゴーレムの強さも全然違ってくるが…

所詮ゴーレムで試しにこっちも様々な能力を追加したゴーレムを作製して戦わせてみた

「お任せを」

そう言いながら相手のゴーレムをすべてにおいて圧倒し粉々にして帰ってきた

「次のご命令を」

「先に進もう」

次の階層に進むとなにやら変わった気配がする

「何の魔物の気配だろうな」

さすが39階層だ…37、38はすでにうちにいる魔物の進化したものだったから特に何も考えなかったが…

この階層の気配はなんというか…

「襲って来た魔物だけ倒してくれ」

「了解しました」

さて…何が出るかな…


しばらくすると気配の魔物が姿を表した…が

その姿は俺と同じ姿だった

「ん…?」

鑑定してみた


-------------

イミテイションスライム

上位

Lv87

ステータス

不明

スキル

水魔法Lv6

風魔法Lv7

固有能力

擬態

-------------


スライム!?

くっ…スライムじゃ傷つけられない…


擬態か…擬態を超鑑定

対象に擬態する

ステータスは擬態した相手と同じになる

ただしスキルは同様ではない


なるほど…面白いけど…まぁいいや

なら…


俺は傷つけないようにスライムの半身を闇で包み動けなくしいつもより丁寧にテイムしていった

スライムである以上誰かに倒されるのはいやなのでこの階層すべてのスライムをテイムする事にした


暫く続けていると下の階層からみんなが上がってきたがこの階層は任せてもらってみんなはそれぞれ一度戻って配下の育成に掛かるように命じておいた


そして手を緩めることなく丸二日かけてじっくりと隅々まで探して

イミテイションスライムをテイムしおわった


中には亜種がいて擬態+知能が高く話せるスライムがいた


「へぇ…じゃあ別の階層で進化したのか?」

「うん、そうだよ別のダンジョンでLvが上がって進化して気づいたらこのダンジョンに移されてたんだ」

ダンジョン管理者がそうしてるんだろうなぁ

「そうかこれからはダンジョンから出るけどいいね?」

「うん、ずっと薄暗いとこはいやだったしねついて行くよ」

「そうか、他のイミテイションスライムを率いてくれ」

「はーい」


-------------

ガーストリースライム

亜種上位

Lv97

ステータス

不明

スキル

剣術Lv4

盾術Lv3

水魔法Lv7

風魔法Lv8

固有能力

擬態(高)

所有者=カナタ

カナタの眷属 転生課課長の加護(小) 進化管理者の加護(小)

配下=イミテイションスライム1319匹

-------------


ちなみに今はヒトガタスライム状態だ

俺に擬態されたままじゃこまるしね

擬態に関しては他のイミテイションスライムより正確に擬態して対象と声まで同じになるようだ

とりあえずヒトガタスレイム状態を続けてもらうことにした

ちなみに性別はないそうだ


その後一度戻って各能力を譲渡していない魔物達を連れて各地を回って譲渡していった

さすがに新たに仲間になったスライムだけで1320匹もいたから数日掛かってしまった

各地を回るのは一瞬なんだけど相手も魔物を狩りすぎないようにしていたからだ


さて…次はついに40階層か…この階層は誰もまだ入れていないらしいな…


仲間を国に戻してから王都の討伐ギルドのマスター室に空間移動した

そしてダンジョンについて話し終わった

「こんな感じかな」

「そうですか…遂に40階層ですね」

「ですね、一体どう変わるんでしょうねぇ」

「恐らく今までのからいって上位Lv90~最上位Lv9でしょうね」

「でしょうねしかし最上位か…まだテイム出来ないな」

「そうでしょうか…?」

ん?

「試したことはありませんか?」

「ないですが…」

「貴方のテイムLvは10なのですよね?」

「ええ」

「そして調教や契約などのLvも10と」

「そうですね」

「なら恐らく可能と思われます」

「そう…ですか?」

「ええテイムLv10の方など今までいませんしLv10はあらゆる魔物に適用されていると思われます」

「失敗した場合は契約でとりあえず大人しくダンジョンにとどまってもらえばいいか」

「そうですね契約魔法が10ならあらゆる生命を縛れますからね」

「まぁあんまり好きじゃありませんけどね」

「そうですね悪用されたら非常に困りますからね…」

「でしょうねそれを防ぐ為にどの国も契約Lvの高い者に高い位を与えて雇っている訳ですしね」

「ええ、貴方も国の王になるのですよね?王が契約魔法を持っているなら他からの契約魔法に抗えますから他の国より優位ですね」

「ああ…そうか契約魔法持っていたら縛られないか」

「そうですね対象が貴方より高い契約魔法Lvを持っていない限りですが貴方は10ですからね誰にも縛れないですよ魔法では」

そうだな…なら契約魔法をすべての仲間の魔物に転写するか…

契約魔法の転写水晶あるしな

「それと…恐らく50階層が最後です」

「そうなんですか?」

「ええ、40階層が最上位ですがそこまで強い種の魔物はいないはずですなぜならカナタさんの言う管理者とやらに制御できないからです」

「なるほど…確かに最上位クラスは異常な強さですからね」

「ええ…普通の種の魔物の最上位ですらここらに現れたら町が一瞬で滅びますからね」

「確かに余裕でしょうね」

「ですね…オークですら最上位になるとオークの王などに進化してしまい手がつけられなくなりますからね」

「オークの王ですか」

「ええ、過去の大戦で一群の将として参加していましたよおびただしい数のオークの集団が襲い掛かってくる様は恐ろしかったそうです」

「へぇ…」

「オークやゴブリンなどでキングなどに進化した場合統率能力が異常に高くなり知能もヒトと変わらないくらい高くなりますしね」

オークもゴブリンも他にも沢山の知能の高くなる種族がうちにはいるからなみんなが最上位に進化したら数匹はキングに進化するだろう…

実に楽しみだ…

多種多様の技や魔法をつかう数万の魔物の集団…

それで魔国に攻めかかるってのもおつかな…?


まぁめんどくさいし良いやつにも害が及ぶからやらないけどね

っていってもいきなり戦争仕掛けられたら…


「じゃあ40階層に慣れた頃また来ますよ」

「ああ、報酬はどうしますか?」

「ん?ああそういえばそうでしたね適当にまとめておいてください今度まとめてもらいますから」

「ははっそうですねカナタさんの討伐数は異常ですからね幾らあっても足りませんから」

「ええ、沢山おろしておいてください、ではまた」

そう言い残し空間移動で国へ帰った


さて…明日辺りにみんなに契約魔法Lv1づつ転写するか…めんどくさいけど守る為だがんばろう…


実はもう別に寝なくても全く疲れないんだが進化する前の癖で少しは寝たいのだ

大きくなったキュウを抱きしめながら寝た

Zzzzz


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