第4章-8話 ダンジョンに住む老婆の秘密
そして次の階層に進んだ
34階層に進むとマスターの言う通りオーク共がうろうろしていた
オークは殆ど剣か斧だなコボルトは弓だけだが
こちらのオークのグルーガが
「ここは俺がやろう」
「そうだな、お前主導でやってみろ」
「ああ、任されよう」
今回もこの階層にあったグルーガ中心となって狩っていった
この階層では右半分をある亜種上位が左半分を別の亜種上位が住処としており片方づつ弱らせテイムし強い固体を眷属化し次へ
次の階層は35階層でオーガの階層だった
いつも通りこちらのオーガ主導で狩っていきテイムし強い固体を眷属化し次へ進む
そして次は36階層でリザードマンの階層だった
水場が多少多い階層だったのでこちらの淡水系の魔物を連れて来て彼ら主体で狩り続ける
この階層も亜種はいたもののそこまで特異な者でなく弱らせテイムし眷属化し次へ進んだ
次の階層37階層…例の家が建ってるって階層だ
……そう本当に家がぽつんと一番中心に建っている
なんだありゃ…
「みんなは適当にこの階層の魔物倒して各種族300体程度弱らせて捕縛だけしておいてくれ」
「わかったにゃ」「わらわに任せるがよい」「は~い」「ハッ!」
みんなに任せて俺は家に行く事にした
コンコン
「すまないが誰かいるか?」
「あいよ…はいといで」
しわがれたおばあさんのような声で答えたこの家の主人…
開けて中に入った
「ふぇふぇふぇ、久方ぶりの客じゃのぉ」
声のましわくちゃの黒いローブを来たおばあさんがでっかいツボ?を長い棒でかき回していた
これは…錬金術か?
「これは錬金術ですか?」
「おやぁ…錬金術を知ってるなんて…召喚されたのかい?」
「ああ…前は別の世界でしたが…」
「おやそうかい!じゃ転生のほうだねぇ~」
「ええまぁ…でこんな所になんで家を構えているんですか?」
「ほっほっほあたしゃ~昔ある事情から一人できたのさ」
「へぇそれがまたなんで?」
「あたしゃ実はねぇ前大戦時に召喚された一人なのさだけどねぇPTメンバーもみないなくなってねぇ一人ここに越してきたのさ」
「え…じゃあ前大戦の勇者PTの一人だったんですか?」
「そうさ、もう誰もいないけどねぇダンジョンにいれば国に手を出される事もないからねぇ」
あーだからダンジョンなんかにすんでんのか…
超鑑定してみた
-------------
アシダ・ミソノ
ヒト 錬金術師 鑑定不能
Lv鑑定不能
スキル
魔素向上Lv10
土魔法Lv10
錬金術Lv10
全状態異常耐性Lv10
鑑定Lv10
-------------
鑑定不能?ああ!召喚されてきたんだもんな特殊な隠蔽もってるか
「ふぇふぇふぇ鑑定でもしたかい?」
「ええ、隠蔽ですよね?」
「ほっほっほその通りじゃよ年齢は乙女の秘密じゃ」
乙女って…いや何もいうまい…
「でも今のヒトはわからないでしょうし外に出てもいいのでは?」
「今更でてもねぇ何もやる事はなーんにもないさぁああそうだ」
「どうしました?」
「日本はどうだい?変わらないかい?」
うわーいいずれぇ…
「日本は…氷河期が訪れ殆ど死滅しました」
「なんじゃと!?そうか…氷河期か…意外な理由じゃな」
「そうですね戦争でもなく氷河期ですからね」
「そうじゃの…何も手をうたなかったのかぇ?」
「いぇ最初は地下都市や海底都市を作ったりしたんですが突然日本の地下都市の電力が使えなくなりそのまま…もしかしたらまだ別の国なら誰か生きてるかもしれませんが」
「なるほどのぉ…地下都市か確かにそれしかないのぉ」
「ええ…まぁ今更どうでもいいですけどね」
「そうかい?ならいいがねぇ、転生かぃ…そんなシステムが本当にあったんじゃのぉ…」
「ですね」
「まぁ召喚があるんじゃきっと転生とやらもあるとおもっとがの、ふぇふぇふぇ」
「そうですね、たまには外に散歩でもしたらどうですか?」
「散歩のぉ…」
「ええ、今建国中なんですよ」
「建国じゃと?」
「ええ魔物の国ですけどね」
「魔物の国?」
「ええだってヒトの国があり魔族の国があるエルフや獣の里もあるなのに魔物の国がないじゃないですか」
「それで魔物の国かぇ?」
「ええ、みんな良い仲間ですよ」
「そうか…今魔族の国はどうなってるんじゃ?」
「謀略謀略ばかりですね戦争はいっさいありません」
「謀略か…昔からずっとつづいとるのぉトリマキアはどうじゃ?」
「ああ…ついこないだまで謀略を魔国とやりあってましたが」
「じゃが?」
「今はおとなしいですよ俺が間引きしましたから」
「間引きじゃと?」
「ええ聖国と名乗り奴隷をひどい扱いをし謀略ばかり繰り返し魔物とあればすぐさま奴隷のような扱いか殺すか…腐りきってましたから」
「なるほどのぉ…それで間引きか…」
「ええ…もちろんまっとうなヒトはみんな無事ですよ」
「どうやったんじゃ」
「簡単ですよ死霊を数万使役し国中のヒトにとり憑かせ記憶を読ませて奴隷にひどい扱いをしたりひどい犯罪を犯してる者だけを消しました」
「そんなやり方があったんじゃのぉ…なるほどの…わしが死霊魔法をもっており魔素が沢山あればそうしておったんじゃがのぉ…」
「他の勇者のPTはどうなったんですか?」
「………国に使い潰されしんだんじゃ…」
「なるほど…トリマキアは昔からそんな事してるんですね」
「そうじゃな…召喚された時に契約魔法で即座に縛られたんじゃ後は命じられるまま戦うひびじゃな…」
「それはきついですね…」
「そうじゃな…」
「ならどうやって逃げたんです?」
「当時の勇者がな…その身を犠牲にする事で契約を無視し契約執行者を殺したんじゃ勇者は特殊な能力をもっておっての気力を振り絞っての…じゃが…無理矢理契約魔法に抗ったがために…」
「そうですか…」
「わしは怒りのあまり錬金術で生み出した魔素爆弾でその場をすべて吹き飛ばしたんじゃ…気がついたら城の外に飛ばされとった…気づいたら契約魔法の縛りはなくなり一人きりになりダンジョンに身を隠したんじゃこの家はトリマキアの家をしっけいしてボックスに入れてもってきたんじゃ」
「きつかったですね、でももう召喚魔法は誰も使えませんよ」
俺以外はね
「そ…そうか…これでもう…誰も召喚され犠牲になる事はないんじゃな」
「ええ、召喚魔法を転写された水晶がありましたが…」
「なんじゃと!?水晶に魔法や技を転写する技術ははわしが作ったんじゃ…まさか…召喚魔法を転写していたとは…ぬかったわぃ」
「大丈夫ですよもう誰にも悪用されないようにすべて回収しましたkら」
「そうか…ならええ」
「ええ、ですから今度散歩にでも来てくださいダークエルフやエルフの里もうちの国に作ったんですよ」
「ほぉ…あの頑固者達もいるのかぇ」
「ええ後ハーフ達の村には警護だけ置いてきました」
「ハーフの村?そんな村があるのかぇ…利用されそうじゃな…じゃから警護か…」
「ええ結構強いゴーレムを数百体置いてきましたから最上位クラスが来ない限り大丈夫です」
「ほっほっほ、それはいいの」
「後ラバシトスやサンザルシアって国は今唯一まともでした」
まぁ多少ろくでもないのもいるだろうからそのうち何とかするけどね
「ほぉ…どちらの国も昔もあったの、当時は若い国じゃったが…」
「へぇそんな古い国じゃないんですね」
「そうじゃのトリマキアは昔っからあったの古い国じゃじゃからこそ凝り固まっておかしくなってしまったのかもしれんの」
「そうですね、まぁいつの時代もドワーフとエルフはかわらなそうですけどね」
「ほっほっほ、確かにそうじゃの、ドワーフもエルフもかわらんわぃ」
しっかしきついな…こんな所でずっと暮らすなんて…
やはりトリマキアはろくでもないな
前回の間引きでまともになるといいけどね
まぁ魔道具や資料や危険な書物はすべて回収したから大丈夫だとは思うけどね
「しかし建国とはのぉヒトは誰もおらなんだ?」
「ええ討伐ギルドやメルビルの町には結構良いヒトはいますけど国はあくまで魔物主体ですね」
「どうやって魔物達をまとめているんじゃ?」
「ええ特殊な能力でまぁみんな家族みたいなもんですよ」
「ほぉ魔物が家族か…面白い事を考えたもんじゃのぉ」
「そうですか?上位にもなると殆どが知能が高いですから念話か普通に話せる魔物も多いですしね」
「わしらは考えた事もなかったのぉ…まぁわしらにしてみればただの経験値の塊じゃったのぉ」
「はははっ当時ならゲーム多かったでしょうからね」
「そうじゃのそうかお前さんの時は氷河期じゃからゲームなぞなかったかぇ?」
「そうなんですよ娯楽なんてなーんにも無かったですね」
「それはつまらんのぉ」
「ええみんな生き残るのに必死でしたね」
「なら転生出来てよかったかもしれんのぉ」
「ええ、そうですねあの」
「なんじゃ?」
「貴方はどう考えても100は超えてますよね?どうなってるんです?何かの能力ですか?」
「ああこれはの錬金術で作った薬で寿命をのばしとるんじゃよ」
錬金術すげー
「それはすごいですね!」
「ふぇふぇふぇ、やはり死ぬのは怖いからの寿命が近づくたび延ばしてしまうんじゃ」
「へぇ~まぁ確かに死ぬのはごめんですね」
「ふぇふぇそうじゃのやろうか?」
「いぇ俺は不老ですから」
「ほぉ!不老とな?はて」
「ああ俺は転生の時に魔族とエルフのハーフって設定で転生したんですよ、どっちも進化する種族じゃないですか?だから俺も進化してたまたま不老もちの種族に進化したって訳です」
「なるほどのぉ…そうか転生の方が良かったのぉ自分で選べるんじゃのぉ?」
「そうですね」
「種族が選べるなら他の種族が良かったのぉエルフがいいの!」
「なんでですか?」
「長く生きるし若いまんまじゃからの」
「あー確かにエンシェントエルフなんて一体何千年生きてるかわかりませんもんね」
「そうじゃのぉエンシェントエルフは半不老じゃからの」
「え、じゃあ死なないんですか?」
「死にはせんが…大体数万年生きると半精霊になりそのうち完全に精霊になるんじゃいつかは上位精霊の仲間入りってわけじゃのぉ」
「へぇ!じゃ精霊の幾つかは元エルフですか?」
「ほんの一部じゃがの」
「この世界の進化は面白いですねぇ」
「そうじゃの特に魔族は進化の度に異常に強くなるのぉ前魔王がそうじゃった」
「ほぉ?」
「前魔王も遥か昔は下位じゃったはずじゃそれが進化し異常に強くなりいつしか魔王と呼ばれるようになったんじゃじゃから魔国は前魔王が作った国といえるのぉ」
「へぇそうなんですね?」
「そうなんじゃ、じゃから当時の魔族はけんかっぱやい魔族ばかりじゃったのぉ今はわからんがの」
「今は表向き戦争はないですね、危なそうになったら手を出すつもりですが」
「それでトリマキアの間引きかぇ?」
「ええあのままじゃいつか戦争になっていたでしょうからね、後パミラも同じくらい腐っていたので間引きしました」
「パミラとはなんじゃ?」
「ああ昔はなかったんですね商業国家と言われるパミラって国です王様はいなく各大商人達がとりまとめてる国ですね」
「ほぉ!そんな国が生まれおったのか!」
「ええ…ですがそこの闇商人達がエルフや獣人を捕まえて奴隷にしまくっていたのでいい加減むかつきまして」
「エルフもか…なるほどの獣人は森をよく出るがエルフは森をそうでれんからの報復の可能性も少ない…」
「ああ確かに獣人は色んなギルドでみかけますからねエルフは本当に一つの町に数人ですからね」
「そうじゃのじゃがこれで多少エルフや獣人の被害は減るんじゃの」
「そうですねまぁ他の国の商人もやってるでしょうし盗賊もすぐ増えるでしょうからすべて減りはしないでしょうが」
「たしかにそうじゃの」
「まぁ手はあるんですよ」
「ほぉ手とは?」
「すべての獣人とエルフが盗賊程度相手にもならないくらい強くなればいいんですよ」
「そんな事出来るかの?」
「ええ俺は不老ですし気長にエルフと獣人と対話を行って彼らをうちの国の領土の近くに引っ越してもらって彼らを強くし森には護衛を置くようにすれば完璧です」
「ほっほっほよっぽど気の長いものじゃないとできんのぉ」
「ええ、気長にやっていきますよ」
「そうかぇ」
「ミソノさんちょっと手触りますよ」
「ふむ?」
手に触れ一応契約解除を行った
「いぇ一応念のために契約解除したんですよ」
「契約魔法ももってるのかぇ?」
「ええ、殆どの魔法はもってますよ」
「それはすごいのぉ」
「いぇいぇ念には念を入れてがもっとうですから」
「ほっほっほワシより年とったもんみたいなもっとうじゃの!」
「そうですね、ここまで年とったんですから残りの人生くらい楽しまないともったいないですよ」
「……そうじゃの…ずっと引きこもってばかりじゃあいつにも怒られるのせっかく守ってもらった命なんじゃ出てみるかいの!」
「ええハーフ達を説得した時の為に国の東南に村を配置するスペースがあるんでそこにどうですか?」
「ならおせっかいになろうかのぉ」
そう結論を出したミソノさんと俺は家の外に出てミソノさんはボックスに収納した召喚時代と転生の俺とは物入れる能力の名前が違うんだね…ボックスの方が良かったな…チッ
「どうやっていくんじゃ?」
「ああ、空間魔法でいくんですよ開きますよ」
そういいハーフ村予定地の土地にゲートを開く
「ほぉ色んな魔法もっとるのぉ」
「みんなは続けてくれ」
「任せるにゃ!」
「おや可愛い子じゃのぉヒトに近いのもいるのぉ」
「ええみんな魔物ですよ」
「ほぉなら人化かぇ」
「ええ、どうぞ」
そうして新天地についた(ミソノさんにとって)
「ほぉなーんにもないのぉ」
「ええ村をそのまま収納してもってくるつもりなので今は土地だけ平地に変えてあります」
「なるほどのぉ向こうの森側がお前さんの国かぃ?」
「ええ一応ここもそうなんで魔物が巡回しますけどね」
「ほっほっほそれは楽じゃのぉ魔物におびえんですむわい」
いやいやあんな階層に住んでて怯えてるわきゃないってw
「ミソノさんならここらの魔物じゃ相手にならないでしょう」
「ほっほっほ、年をとったとはいぇ魔爆のミソノと言われたわしじゃそうそうやられはせんがの」
「魔爆のってああ錬金術で作った爆弾ですね」
「ほっほっほそうじゃの」
「一応念のための保険として魔物国に害する行為の一切の禁止の契約魔法を使っていいですか?」
「ん…まぁそうじゃのさすが念には念を…じゃのかまわんわぃ」
「すみません、心配性なので」
手をとり契約魔法で魔物国に害する一切の行為の禁止の契約を行った
「ほっほっほ、なに戦わせられるわけじゃないからの」
「ええ、うちの国内は平和がもっとうですからね、国内のすべての生き物にはこないだ契約魔法を使っておきました」
「とりあえず魔物国に害する一切の行為の禁止の契約をしました、もちろん身を守る行為はすべてオールOKですので」
そうなのだ契約魔法もlv10になったので念のために魔物国のすべての生き物に契約魔法で縛っておいたのだ
これで俺が死なない限りは安心だ
「そうか、しかしそれはものすごぃ魔素の量じゃのぉじゃが…のぉ」
「どうしました?」
「ここから西北の方につよーい気配を感じるんじゃが…敵意はないが…」
「ん…ああーメリュさんですね最上位の半妖精半大蛇の方ですよ」
「なんと!最上位でハーフか…おっそろしぃのぉ…」
「いぇいぇ怒りさぇしなければ良い方ですよ、普段は常に人化してますしね」
「そうかの?ならいいが最上位とはいぇかつての魔王なみの気配じゃわい」
まじで!?メリュさんすげぇ…
「そんなにですか?まぁ確かに絶対戦いたくない方ですが」
それに美人だしね、はっはっは
「それがいいわぃ、そういぇばこの土地はどこになるんじゃ?」
「ああ魔国と竜国の中間の誰の土地でもない場所ですよ」
「ほぉ竜国と魔国の中間か…なるほどの…それでそのメリュさんとやらの土地にってことかの?」
「ええ、良い方で助かっています」
「トリマキア…パミラときたら次は魔国かぇ?」
「んーラバシトスとサンザルシアの奴隷商人の間引きだけしてそれから俺が進化したら魔国を潰しますかね」
「ほぉ魔国そのものを潰すか…わしらにもできんかったことじゃぞ?」
「昔と今では事情が違いますからねこっちは数万の上位の魔物で構成されていますし戦わせなくても俺だけでもやろうと思えばたぶん出来ますよ」
もう殆どみんな上位になってるのだ
「そこまでか?」
「ええ、俺は半分エルフつまり精霊魔法が使えるんですよ」
「そうか…精霊契約か…確かに上位の精霊と本契約すれば可能かもしれの…じゃが…エンシェントエルフくらいじゃったの?」
「ああラバシトス精霊の森の長は本契約を二つ交わしてましたね他はまだ見た事ないですね」
「そうじゃの…じゃがなぜかその長は前大戦では上位精霊魔法はつかわんかった…あいつの言い分は…余りにも危険すぎるからじゃと」
「ああ、知り合いなんですね」
「そうじゃの…魔素の総量の問題もあるんじゃろうしじゃが少しくらい大戦でつかっとればわしら勇者PTも少しは楽が出来たじゃろうにあの頑固者がの」
「なるほど…確かに普通に考えればこの本契約で使える力の使用量は異常な魔素ですからね」
「ん…本契約しとるのか?」
「ええ、たまたま闇の精霊の分体が下界に下りてましてそれで」
「なるほどの…今のおまえさんが精霊界に行けるようにみえんからの」
「そうですね行けるようになったら他の属性の精霊とも本契約を交したいですが」
「ふぇふぇふぇ、次の進化がどうしう進化するか次第じゃの運じゃよ運」
「ええ、でもきっと大丈夫ですよ」
「自信がありそうじゃの」
「そうですね、さてさすがに殺風景すぎますね」
「ほっほっほ、とりあえず森の手前近くに家を出すかのぉ」
そういい平地となってるこの土地の森の手前に家を出した
そしてハーフ村の家をもし配置した事を考えて家予定の土地と家予定の間に道路のようにまっすぐ岩を加工してプレートを作り配置していった
「ほっほっほ器用に魔法を使うのぉ」
「ええ、道路代わりですよこれで馬車も走りやすいでしょう」
「そうじゃのぉ」
そして村予定地をぐるっと囲むようにゴーレムを作製し配置した
「彼らゴーレムがここを守ってくれますから」
「ほぉ!これは精悍なゴーレムじゃの!ダンジョンのしょぼいゴーレムとは一味も二味も違うのぉ」
確かに…まぁもっと下の階層にいけばもっと強いゴーレムもいるんだろうけどね
「これらはある程度知能ありますから」
「ほぅという事はゴーレム作製Lv10じゃの?」
「ええ、最近覚えたんですけどね良い能力です死霊の方が手っ取り早いし数も揃えられるんですけど怖がられるので…」
「ふぇふぇふぇ、確かにの」
「じゃあとりあえずダンジョンの続き行ってきますよ」
「ふぇふぇふぇ無理せんようにの」
「ええ、では行ってきます」
そしてダンジョンに戻った
そして仲間が集めた強い固体をテイムしていきその中の種族で一番強い魔物を眷属化してを繰り返した
37階層はかなり強い魔物が多くLvが高かったので良いLvになるようだ
上位のハーピィーや上位のビグアウルなどすでに配下にいる魔物が多かったが亜種も結構したので満足だ
数日続けて一旦仲間達は国に戻り休んでもらっている間
今日俺はハーフの村に来ていた
「どうも、久しぶりですね」
「ふぇふぇふぇ、今日はどうしたかの」
そういやこっちもばあさんだな…笑い方がいっしょじゃん!
「いぇそろそろ引っ越すハーフ誰かいないかなっと」
「そうじゃのぉ話は一応通しておいたぞぃ」
「そうですか、助かりますここに村があるといざ魔国が南下してきた場合配置した護衛だけじゃ心もとないですからね」
「まぁ愛着もあるでのぉ若いのが一部考えとるようじゃが」
「ふむ、まぁ家や畑ごと移動出来ますから気楽に言ってください、すでにハーフの方予定地には一人知り合いになったおばあさんが引っ越していますし」
「ほぅほぅそうかぃそれは寂しいじゃろうのぉ」
「そうですね」
村長と村へ出て数人の若い何らかのハーフが見て見たいと言ったので契約魔法で幾つか縛ったのち空間移動で見せた
「これは広いですな!開墾のしがいあるしかし平地ですね」
「ああ、俺が魔法で平らにしたんだ」
「これ…全部ですか…すごい魔素ですねさすが我らハーフだ!はっはっは」
「そうだなハーフはなんらか特殊だからね」
「ええ、そうですねあの家や畑ごともってこれるって聞いたんですが?」
「ああそうだよ空間魔法や土魔法など上手く使ってね」
「それは助かるな俺は頼みますよ」
「私も頼みます、魔族が南下するんじゃないかって怯えるのはいやですし…」
「私達夫婦もお願いします!子供もいますから」
数人の男女とご夫婦が引っ越すことになり
戻り彼らの家や畑ごと空間移動した
「おぉ!本当に家ごと!」
森付近に家を構えたミソノさんがやってきた
「おやおやおや、早速来たんだねぇ」
「ああ、ハーフ村から引っ越したばかりだ」
「こんにちわ!よろしくお願いします!」
それぞれ挨拶を交わしている
話が終ったようだ
「さて、この村の回りに村の守護としてゴーレムを配置してあって空もゴーレムが巡回しますからある程度安心してくださいそれでも危険そうな敵はうちの仲間達が守りにきますから」
「おぉ…それは安心ですね!我々の中には戦闘に向かない者もおりますので!」
ああ、そういうカタチになったハーフもいるか
一旦村から離れある事を試したかったのでダンジョンの空間魔法を持ってる魔物の階層に空間移動しその魔物を探し殺し能力をゴーレムに譲渡した…そう
ゴーレムに譲渡は効くのかどうかだ…
とりあえずヒト型のゴーレムで2メートルのバランスの良いカタチにし、ある程度の属性で作製した
「さて…」
ゴーレムに触れて空間魔法Lv4くらい譲渡してみた
…………できた!?
超鑑定を見ると…
-------------
ゴーレム
能力
空間魔法Lv4
Lv10作製、最大知能指数
作製者=カナタ
作製金属=魔素金属
作製時属性=火、水、土、風、光、闇
-------------
おぉ…まじだ…
身体に作成時付与した属性をまとったり出来るようだドラゴン型だと各属性の息をはく事が出来る
このゴーレムは武器が持てる形に作ったからちょっと試させるか
そう考え次にゴブリンの階層に空間移動し倒し剣術Lv7などを譲渡しそしてコボルトが日常的に作ってる武器の中から大剣を出して渡した
「この大剣でそこのゴブリン一体と戦ってみろ属性は自由に使え」
「畏まりました」
そういいかなりの速さで大剣をもちいゴブリンを屠った
「完了しました」
「よし武器も使えるな」
「はい、持てる武器は使用出来ます」
これでゴーレムも譲渡で強化出来る事がわかった…まじか
その後各階層で魔物を倒しその能力をゴーレムに譲渡した
そしてもう一つ試みた
眷属化が出来るかである
触れて眷属化をする………普通に出来た
次に契約魔法で魔物国に害する行為の一切を禁じる縛りをしてみた
出来た……
「お前に名を与える、ゼロと名乗れ」
「はい、ゼロと名乗ります」
「Lv10で作製したゴーレムだ知能は中位のゴブリンくらいは頭がいいはずだこれから翼のないゴーレムを統べて俺達の国の守護を頼む」
「畏まりました、お任せを」
ゴーレムに空間魔法を使わせてみたら上手く出来たようだ
ただ魔素は大地や空気から吸収するようで足りなくなるだろうから魔素吸引Lv1だけ譲渡したもっと譲渡したいが魔素吸引をもつ魔物が少ない為だ
その後魔物国の中心に向わせた後は自動的に守ってくれる
そしてもう一体のゴーレムを作製し色々魔物を倒し譲渡しハーフ村の守護するゴーレムの統率を命じた
「前のハーフ村に用がある場合はこのゴーレムに言ってください」
「このゴーレムにですか?」
「ええ、知能は高いですから大丈夫ですよ」
「わかりました、何から何までありがとうございます」
そして館に戻り今日は休んだ…
明日は…ラバシトスの奴隷商人達の間引きを行うか…
ZZzzz




