第4章-4話 雷魔法と雷の精霊
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ん~ふにふに…
「あ…ん…」
「ああサリアおはよう」
「おはようございますカナタ様」
様はいらないと言ったんだがやめてくれないようだ
「新しい里はどうだ?」
「はい、精霊の場もカナタ様が周囲の樹ごと移動してくれたようで安定しています」
「そうか、なら良かった」
「本日は?」
「そうだな今魔国の周辺の魔物を集めさせているから今日はそれをすべてテイムする予定だ今交代交代で集めさせてるから相当な数になってるだろう」
「忙しいですね、気をつけてくださいね」
「ああ、今日は特に大変な事はないさ、じゃあ行ってくる」
「いってらっしゃいませ」
サリアに見送られて俺は空間移動で魔国の集合場所に指定しておいた樹海北の岩場に移動した
「お待たせ、どんな感じだ?」
「主様、おはようございます、順調にいっております」
とハボル、上位になってさらに知的になっている
「ああ、奥か?」
「はい、どうぞ」
岩場の奥の森に行くと数千を超える魔物達がひしめいていた
「これらになります」
「そうか、ありがとう」
「さて、お前達現状は聞いているな?これからお前達は俺の配下に加わってもらう、といっても無理に戦いに参加する必要はない俺の国で平和に暮らすだけでももちろんかまわないなんなら護衛に上位のスケルトンもつけようこの中で話せるものもいるだろうどうする?」
すると奥からでかい牛とヒトが合わさったような魔物がでてきた
「俺が話せる、みんなが知りたいのは本当に奴隷にされないのか?って事と戦わなくていいのかって事だ約束できるか?」
超鑑定
-------------
ミノタウルス
亜種上位
Lv18
ステータス割愛
スキル
斧術Lv8
生命力向上Lv9 怪力Lv8
火魔法Lv4 土魔法Lv6
固有能力
再生(小)
-------------
へぇ亜種上位なのか
「もちろんだ、うしろ奴隷契約されてる者はすべて解放しよう」
おぉ~とどよめく
「ただしわが国に敵対しない証拠として俺にテイムされるのと契約魔法で魔物国への敵対行為の一切を禁じさせてもらう」
「元々この魔国以外に恨みはねぇ、それぐらいかまわねぇ」
「よしでは順に並んでくれ」
「わかった、俺からだ」
順にテイムしていく
すべてテイムし終わった頃
「さて、沢山いるから時間は掛かったがこの中で強くなりたい俺と共に戦いたい者は左側に安全な暮らしだけ欲しい者は右側に移ってくれ」
分かれる
「俺は戦う側に回ろう」
とミノタウルス
「では戦いもする事を選択した者達は残ってくれ戦わぬ者はついてきてくれ」
そう言い魔物国の中央付近に空間を繋げる
「さあこっちだ」
「これで全員だな?さてそれぞれどういう住処がいいかこっちのハボルに伝えてくれそれぞれに合った住処を俺からプレゼントだ」
なんと住処まで!と様々な声があがる
結構知能の高い魔物もまじってるようだ
「ではハボルこっちは任せるぞ」
「はい、お任せを」
俺だけ魔物国に戻る
「待たせたな」
「みんなは?」
「魔物国に移動してもらった、それぞれの住処に案内させているお前達の住処も後で案内しよう森でも家でも湖でも好きな住処に住めるようにしてある」
「そっそんなに広いのか?」
「ああ、あらゆる魔物が住めるようにしてあるもちろん海もだが海の魔物は離島に用意している」
「なんと…」
「さて、残ってもらったのはそれぞれみんなの今の状態の確認とどういう種族かしらねばな」
「ああ、なんでも聞いてくれ」
「まずそれぞれ同じ種族がいるなら同じ種族ごとに一列に並んでくれ、同じ種族がいない場合は横数列に並んでくれ」
やはりミノ君は一人だけか
中にはコボルトやゴブリンやオークやオーガも沢山いた
「よしコボルト、ゴブリン、オーク、オーガは俺の国にも沢山いるから同じ種族のやつに聞いてくれ仲良くしろよ?」
「はっはいありがとうございます」
それぞれゴブリンなどの住みかと空間を繋げ移動させる
「よし亜人種の魔物はこれだけだな?」
「俺もたぶん亜人種だが?」
「ああ、お前と同じ種はいないから後でな」
「ああ、確かにいねぇな」
他には小悪魔や大蛇や土蜘蛛や動物っぽい魔物やなんと虫系の魔物もいた、蟷螂っぽい魔物などだ
そして一番後ろに…いたのだ…一番欲しかった魔物が…
「まさか…スライム?」
「ああ、スライムもいる奴隷として飼われていて逃げた一部のスライムが繁殖したんだ」
「そうか…」
スライムの元に膝をつきスライムを抱き上げる
「なるほどな…スライムを奴隷扱いか…」
自然と威圧を発動してしまった
「ひっ」
ん…ああしまった
「ああすまないな…スライムを奴隷扱いと聞いてつい怒りがな」
「そうか…魔国などそんなものだ…魔族のくそどもが…」
「しかし真っ黒なスライムだな」
「ああ、闇属性のスライムのようだ」
超鑑定してみる
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ダークスライム
亜種中位
Lv28
ステータス割愛
スキル
生命力向上Lv6
闇魔法Lv4
固有能力
再生(小)半闇化(小)
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おぉ~面白い進化だ
「なるほど面白いなお前は」
真っ黒なスライムをなでなでする
「変わってるな…」
「ん?そうか?しかしなぁ…スライムを奴隷扱いかぁ…ヒトとやる事がかわんねぇな魔族はだが…ヒトの魔物ギルドは奴隷扱いはしないあくまでテイムだからなだからまずヒトの国より魔国を先に片付ける必要がある」
「本当に…魔国と争うのか?」
「ああ、本格的には後だけどなさて今からお前達には俺の眷族化を受けてもらう」
「眷族化?」
「ああ、分かりやすく言うとバンパイアがハーフバンパイアとの関係みたいなものか?」
「ああ、あんな感じか」
「まぁ別に種族が変わるわけじゃないがな」
「そうかやってくれ」
全員を眷族化する
「よし、みんな俺と何か繋がった感じがしたろう?これが眷族化だ」
「確かに…何か繋がった気がする…」
「さて、今からお前達に様々な能力を譲渡するついてこい」
そういいダンジョン1階層に空間移動で移動する
「ここは…ダンジョン?」
「ああ、そうだこの一階の魔物から順に31階層までの魔物の能力をお前達に与える」
「そんな事が…」
「ああ、受ければわかるさ」
そういい今日一日は新しく仲間になった魔国の魔物達の強化で一日が終わった
「よし、もう全員行き渡ったな?」
「あっああ全員終わった」
「そうかじゃあ次にお前達の住みかに案内するぞ」
魔物国と空間を繋げる
全員入ったのを確認して閉じる
「おぉ…」「ここが魔物の国…」
「そうだ、さてそれぞれ種族ごとに並んで自分の本来の住処がどんな感じかこっちのハボルに伝えてくれそれぞれの住処に案内してくれる」
「はい、お任せをカナタ様はお休みくだされ」
「ああ、じゃあここは任せよう、案内が終わったらみんな今日は一日休んでくれ」
「ああ、感謝する充実した一日だった!」
とミノ君
「そうか、これからだぞ」
今日は館に帰り休んだ
Zzzzzz
次の日各魔物達を回ってから死霊達に各国の情報を聞き久しぶりに元暗殺ギルド員に会った
「久しぶりだな」
「ああ…本格的にやりあうつもりか?」
「ああもう少ししたらな」
「そうか…」
「良くやるわね~」「まったくだ」「こっこわいです」
「本格的にやる時には暗殺ギルドには自前に非難するように通達するさ」
「お前は…本当に読めないな」
「ん急にどうした?」
「いや…ダークエルフの里が他へ移ったそうだな」
「ああ、殆どがうちの国で保護する事にした」
「そうか…ならいい」
何か思うところでもあったんだろうな別に興味ないけど
「そっそうですか…ダークエルフが…」
「なんだ知り合いでもいるのか?」
「はっはい…」
「男は数人残ったが護衛に上位の死霊やアンデットを数百置いてきたから問題ない」
「お…女の子は?」
「女のダークエルフは全員移ったを確認してるぞもちろん長もな」
「そっそうですか…はふぅ…」
「なるほど知り合いでもいたか別に遊びに行ってもかまわんぞ」
「いいんですか?」
「お前達はもう暗殺者じゃないんだぞ?仕事以外の時は俺の国に敵対行為じゃないかぎり制限はしてないぞ」
「はっはい」
「ん~でも俺は半獣人だからなぁ」
「ああお前はハーフだったな、ハーフの村にでも遊びに行ったらどうだ?」
「あー行った事ねぇな」
「こないだ行ったが面白い婆が長をしてる村だったぞ一応護衛を同じようにおいてきた」
「へぇ、まぁ暇だしいってみっかな」
「お前はどうする?」
リーダーに聞く
「俺は魔族だ…が別段恭順してるわけじゃない…幼い頃からギルドの仕事だけしてきたからな」
「なるほど、他の生き方がわからないって事か」
「そう…だな」
「別段魔族すべてを滅ぼそうとはおもわん、大事なのは魔物を奴隷扱いする愚か者を潰すだけだ、そうでない魔族はどうでもいいさ」
「なるほど、殲滅する訳ではないのか」
「ああ、そうだなすべての魔族が腐ってたらやるしかないがな、だがヒトと同じでまともなのもいるだろう」
「ヒトか…似たようなものかもしれないな」
「ああ、魔族とヒトが限りなく似てるからな欲望に弱いって所がな」
………
その後各魔物達をそれぞれの狩場に空間移動し狩りをさせた
そして死霊から面白情報を聞いたのだ
なんと雷が轟く日のみサンザルシア山の頂上に数匹の雷を帯びた鳥を発見したそうだ
おそらく雷鳥だろうな、ようやく見つけたか…
数日狩りを繰り返しながら魔国の魔物集めと天候とにらめっこが続いた
そしてある日今日の夜雷が轟く天候になりそうな日がきた…
「今日こそ天候が荒れるといいな…雷とどろかんかい!」
そう俺は期待して前翼竜をテイムした山で翼竜達と雷が轟くのを近くで待っているのだ
「沢山現れるといいなぁ」
【そう都合よく出てくるかしら?】
「まぁでなきゃ…雷竜を狩るしかないだろうなぁ」
【雷竜って…竜国にしかいねぇぞ?】
「だろうなぁ…だからここに期待してるんじゃないか」
【はっは!雷か面白そうじゃねぇか!】
翼のある竜達はみんな連れて来ている逃がさない為だ
こいつらなら雷に撃たれても死にはしないだろうからね
ん… 周囲の天候がさらに荒れて雷の予兆で光った!
ぴがーーーん
「きたか!さぁ雷鳥こい!!」
2時間程待つとなんと雷が頂上に落ちた
「ん…きたな…」
そう雷が頂上に落ちたと同時に気配を感じたのだ
つまり雷に乗ってやってきたって事だ
「あれか…」
超鑑定する
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雷鳥
亜種上位
Lv38
ステータス割愛
スキル
俊敏Lv6
夜視
風魔法Lv4
雷魔法Lv10
固有能力
雷化(上)再生(小)
-------------
雷化か…全身をあのように雷に変われるのか…どうやって捕まえるか…
ん…伝導体…水か…そういえば…雨が降ってないな
「全員水魔法であの雷鳥を覆ってくれ」
【水で?いいけど】
【水かぁ…まぁ譲渡されてるからやれねぇことはねぇな】
【はっはっは!雷に水かぁ?】
「ああ、いくぞ!」
竜達に回りこんでもらって俺が正面から近づき全員を水の膜を作り周囲に轟く雷を別へ流した
そして雷鳥を分厚い水で覆った
雷鳥が雷をびかーん!と放ってくるがうまく水魔法ですべて受け流した一気に近づき一匹全身を水中で覆い濃闇で圧縮して倒し能力を奪った
「きた…他はテイムだ!」
次々と他の雷鳥をテイムし即座に眷族化を行う
すると雷鳥達がおとなしくなり天候が静まっていった
そうしたら雷化を解いたようで何かかっこいい鳥になった
「へぇこれが本来の姿かかっこいいな」
【はっは!終わりか?】
「ああ次の雷が轟く日が来たらまた来よう」
【雷魔法かぁすごぃわねぇ雷はなってみたいわぁ】
「一度帰ろうか」
そういい一度魔物国に帰り雷鳥達を枯れ木群に案内し住処と説明した
「今日からよろしくなお前達」
その後雷の精霊と仮契約する為にラバシトスの精霊の森に空間移動した
「わっ!だだれ…あああんたか」
「ああ、いきなりすまんな長はいるか?」
「ああ、家にいるよ」
エルフの里の中心に空間移動した為数人のエルフを驚かしてしまった
家に直接移動すればよかったな
コンコン
「カナタだが入っていいか?」
とととととっと音がしドアが開く
「カナタ!」
と叫びシェイルが抱きついてくる
「ああ、久しぶりだな」
「遅い!」
ぷんぷんと頬を膨らませている
見た目が変わってもシェイルにはわかるようだ
「すまんな」
「おお、カナタさん久しぶりですねずいぶん変わりましたな」
「ええ、また進化しましてねあー闇の精霊と本契約交しましたよ」
「なんと!?そうですか…唯一下界に降りてきている精霊でしたからね」
「ええ、それと雷魔法を手に入れたので契約というか仮契約ですよね」
「か…雷魔法もですか…もうすこしですべて揃いそうですな…」
「ええ、確か頑固じじいって聞いたんですけど闇の精霊から」
「がんこじ…ああ同じ精霊同士ですからね…ええ確かに頑固だと聞いております」
「まぁ後で行ってみますよ」
「もういっちゃうの?」
「ん?ああ長うちの精霊の森に何人か来ないか?」
「そういえば精霊の森を作ったんでしたね…」
「ああ、様々な精霊や妖精や半精霊半妖精達に来てもらった、中には半巨人半妖精やドリアード、エント、ユニコーン、ニンフにも来てもらいました」
「なんと!どれも一つの精霊の森にそう数もいない者ばかり…そうか…その加護がありますからね信用に足りるのは私にも良くわかります」
「ああ、エントのじいさんの加護か」
「ええ、最初のエントと言われる最長老様です」
「らしいな、ああこの森の守護としてアンデット置いていってもいいか?」
「アンデット…ですか?さすがにそれは…」
「んーじゃあ森の回りにだけいさせるか里に入れなきゃ大丈夫だろう?」
「それならなんとか…若いものに後で説明しておきましょう」
「そうしてくれ、後どうする?誰か来るか?」
「私行く!」
シェイルが希望する
「ん…だが一人だけ来させるのもな…確かに色んな種族がいるが…」
「でも…」
「そうですなさすがに私がここを離れる訳にはいきませんが…後でみなみ聞いておきましょう」
「世話をかけるな」
「いえ、最長老の加護を持つ貴方を無下には扱えませんからね」
「そうかじゃあその間に俺は雷のじいさんのとこに行ってくるかシェイルは長と待ってるんだぞ?」
「うん、気をつけてね!」
可愛いな娘がいたらこんな感じかな…
そしていつもの精霊との契約の場についた
さて…
「雷を司るじいさん契約よろしく!」
大きな水晶に触れて雷の精霊を呼ぶ
びかーーん!っと雷が水晶の手前に落ち
そして雷がでかいじいさんのかたちになる
【……お前がワシを呼んだのか!】
「ああ、契約を頼む」
【くっくっく…カーーッカッカ!煩くは言わん!ワシの力が欲しく場三日三晩耐えてみよ!】
ながっ!?
「いいだろう」
どっこいしょと胡坐をかき集中する
【良い度胸よ!いつまで持つか見物じゃわ!】
そういい雷が轟き時折俺に落ちてくる
ただただだまって雷をすべて受け入れ続ける三日見晩
………
………………
………………………
………………………………
【ふはっはっはっは!よう三日三晩耐えおったわ!】
「三日経ったか」
【いいじゃろう!ワシの力をくれてやる!】
そう言い頭上の雷のじいさんが光になって俺の中に入ってくる
「よろしくなじいさん」
【カッカッカ!約束は守るわい!】
そしてエルフの長の家に歩いて戻る
おっ村の中心に沢山のエルフで溢れかえってるな…
「みなの者静まれ!鑑定を持つ者よ彼を見るがいい」
数人のエルフが俺を見てくる
特に加護は超隠蔽してない為見えるだろう
「ほ…本当にエンシェントエント様の加護が…」
「そんなまさか!純粋なエルフでもない者に!」
「でも本当にあるもの!私の鑑定は8よ間違いないわ!
「これでわかたろう皆の衆彼は本物だそれに7種類の精霊と契約を交わしているその一つとは本契約まで交わしておる」
「あ…ああ…本当だ…そんな馬鹿な…長でさえ二つの精霊と本契約を交わしているというのに…仮契約とはいえ7つだと…」
「そしてその一つと本契約…本物だ…」
「話は少しはまとまったか?俺からの話は一つだけだ今俺の精霊の森は我が友達の精霊や妖精や半妖精や半精霊やユニコーンやエントやドリアードや半巨人である半妖精などに守ってもらっている」
「なんと…ユニコーンまで…」
「ああ触ったぞ?良い子達だった」
「そんな馬鹿な!ユニコーンに男が触れるなぞ!」
「嘘だと思うならいつでも会わせてやろうまぁ男は離れて見て貰うし我が森をきづつけない制約を交わしてもらうがな」
「我らが精霊の森をきづつけるわけないだろう!」
「念のためだもし同胞をヒトに人質にとられても森に害になる行為の一切をとらないといえるか?」
「それは…」
「まぁそう言う時の為の保険だそれ以外の拘束はない、あの森は俺が作ったみんな俺の子のようなものだ何者にも傷つけさせはせん」
「………」
「まぁ別にどうしても来て欲しいわけじゃないユニコーンもいるからな出来るだけ女のエルフだけにしたいユニコーン達を刺激したくないからな」
「一匹だけじゃないのか…」
「たった一匹だけ連れてきたらかわいそうじゃないかそんな事はせんよ」
「私行く!」
シェイルが名乗り上げ俺の足元に走ってくる
「そうか他にはどうする?」
「私が行くわ」
最初に森に来た時鑑定してきたエルフのスティナだ
「そうかスティナ歓迎しよう家はそのまま持っていける能力を持ってるから安心していいぞ」
「そうなの?便利な能力ね空間魔法かしら?」
「ああ、その魔法も持ってるな」
それから3人のエルフの女性が名乗りを上げた合計5人のエルフだ
「私達3人は森を見てから決めてもいい?」
「ああ、シェイルとスティナも共に森を案内しよう」
「わかったわ」
「まぁ用事がある時俺がいたらいつでも送るから安心してくれ、それとこの森の外側にこの精霊の森の警護として俺の魔法で死霊を使役し配置させる他の従属や魔物からこの森を守る指示だけを約束しよう」
そしてみなの目の前で亜種上位の死霊と亜種上位のアンデットを100体と500体生み出し使役し目の前で指示をし森の入り口付近をぐるっと囲むように配置を命じた
そこで死霊魔法がLv10に上がった
おっやっときたか…だが…なんだ何か別ななにか生み出せそうだ…なんだろう…まぁ後にしよう
「なんて数だ…だが死霊とは…」
「安心しろこの森を守る以外になにもしない」
「そ…そうかまぁ森を守る手伝いをしてくれるのは純粋に嬉しいが」
「そうね…いざ隣国のラバシトスが攻めてきてもこの上位のスケルトン?がこれだけいれば守れるかもしれないわ!」
「確かにそうだ!俺達だけじゃもし攻められたら守りきれないのは確かだ…」
「みな話はある程度まとまったな、今日は一度みなを案内してもらっても構わないだろうか?」
と長
「そうだな、ならユニコーンの住む湖は遠目からだぞ?」
「ええ、もちろんそれで構いません」
その後全員を軽く契約魔法で縛ったのち魔物国精霊の森をゆっくり案内した
「おぉ…なんて綺麗な森だ…」
「ほんと…下位の精霊達が生き生きしてるわ!」
「おぉ…あそこにいるのはサンザルシア精霊の森を守る半巨人!」
「ああ、以前会いに行って数人来てもらったんだ」
「なんと…伝説の巨人までもが…この森を…」
「ああ、俺の国にはあらゆる国の森を一定の距離をあけて作ってあるだからあらゆる魔物が住めるんだ」
「ほんとにそんなに魔物が沢山いて大丈夫かしら?」
「すべて俺の家族であり仲間だ問題ない」
「す…すべてか…」
「ダークエルフとお前達は仲悪いのか?」
「ええ、考え方の違いで昔仲たがいをしました」
「考え方の違いか…ダークエルフ達は魔国に利用され大変な目にあっている」
「そう…ですか…見所のある若者達ばかりだったのですが…」
「まぁ今は後悔してるさ魔国にいいように使われてな」
「そうですか…もう少し強く引き止めればよかったかもしれませんね」
「大丈夫さ今は俺が保護している」
「なんと!?そうですか…」
「ああ、今はみんな争いはせずここから離れた森で平和に暮らしているよ」
「あの子達が平和に…そうですか…」
長が安堵した顔をしているなんだかんだいって心配だったのだろう
一通り案内し終わった後戻るエルフ達を送った後5人のエルフ達の家を収納し精霊の森の中に家を出し周囲の木をきづつけないように綺麗に配置した
「ここが私達の新しい森なのね!」
「これからはもっとカナタと会えるの?」
「ん?ああ今までよりはな」
なでなで
「うん」
「この短期間ですごい成長してるわねこの精霊の森の木々」
「ああ、ちゃんと大地の栄養から考えたからな」
「大地から?そうね貴方の魔法Lvなら出来るでしょうね」
「ああ、この森は数万の魔物が他から攻めてくる何かから守ってくれるから安心して住むといい」
「す…数万もいるのね…ちょっと怖いわ…」
「大丈夫さ、みないいやつばかりだ、それに精霊の森に直接入るのは俺くらいなもんだ後は死霊が空を飛び回って警戒する程度だな」
「死霊を?」
「ああ、他国から空を使い送り込まれてきた何かから守るって意味でな」
「色々考えてるのねぇ」
「まぁな、建国するにはまだまだ足りないがな」
「建国かぁエルフの私達には建国なんてしようとも思わないわね」
「まぁ本当はもっととても広い精霊の森を作ってそこにエルフ国でも作った方がいいんだがな今はそれぞれ別の小さい精霊の森を守ってる感じだろう?」
「そうね、でもどの精霊の森も守る必要があるから…」
「そうだなどの森も大事だ」
今日はシェイルと一緒に寝る事にした
もちろん一緒に寝るだけだ
娘をもったような気持ちでいる
Zzzz




