第2章-6話 ヒロイン仲間になる?
初評価感謝感謝です!
「ふぅ~、今日も良く寝た」
名持ちを引き連れダンジョンへ向かう
「よぉ、朝からか?」
ダンジョンの入り口でおっちゃに話しかけられる
「ええ、移動に多少は時間取られるでしょうからね」
「おう、しなねぇ程度にな」
挨拶を交し10階層まで余所見をせずに進む
周囲の探索PTがぎょっとした目で見てくる
これだけ色んな種類の魔物ぞろぞろ引き連れてりゃびっくりするか
「さて10階層のゴーレムはまだ倒してなかったな」
超鑑定
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ゴーレム
Lv32
ステータス割愛
固有スキル
回転
体当たり
ダンジョン管理者の加護
追記
第一階層の守護者
作成者=ダンジョン管理者
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面倒だったんで即突進し粉々になるまで打撃で粉砕する
「さぁ進むぞ」
そして11階層
ぽちゃん
辺りはひんやりとし水の音が聞こえる
ん?随分変わったな
そこにはダンジョンなのに…所々水溜りや川があった
鍾乳洞のような所だ違うのはぼやっと天井の鉱石が光ってる事だが
どうなってんだこれ…川が…左から右へ流れている
まずはここらの魔物把握しねぇとな
しかし水の中の魔物だと連れてけねぇな
んん~?なんだ?濡れた魚の鱗のようなのがついた馬のような魔物がいる
超鑑定
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ケルッピ
下位
Lv30
ステータス割愛
スキル
敏俊 Lv3
水魔法 Lv4
固有能力
噛み付き
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これならテイムして帰れそうだな
ケルッピが頭を下げ近づいてくる
ん?
目の前まで来てじぃーーっとして動かない…
乗れと?罠だな…乗ってやろう
ケルッピに乗ってみる
すると川へ走り出す、川に引きづりこんで殺すつもりだったようだ
「よっと」
飛び降りる
ケルッピは川に引きづきこむのを諦めたのが水の塊を放ち攻撃してくる
ハルピュイが頭上からケルッピを掴みこっちの仲間の中間辺りに落とす
……ぐちゃ
一瞬でみんなにつぶされましたとさ
ゆっくり次の階層に進んで行くと
水牛がいた!でかいけど
…食えそうだな
超鑑定
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ウォータービグバファロー
Lv32
ステータス割愛
スキル
怪力 Lv1
水魔法 Lv3
固有スキル
突進
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それぞれ仲間の魔物達に狩らせていく
空からハルピュイが
「ねぇねぇ、じゅるり…あるじさま~」
「どうした?」
「食べていい~?」
「狩り終ったらな」
「ぶ~ぶ~」
「じゃあこの階層のボスんとこで食べていいぞ」
「は~い」
元気よく狩りへ向かう
それぞれ仲間がケルッピとウォータービグバファローを狩り弱い固体を殺し収納し強かった固体をテイムする
「今日からケリルね、他のケルッピを束ねて」
超鑑定
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ケリル
ケルッピ
Lv32
ステータス割愛
スキル
敏俊 Lv3
水魔法 Lv4
固有能力
噛み付き
所有者=カナタ
カナタの眷属 執事の加護 小
配下=4匹
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「お前はタバロね、他のウォータービグバファローを束ねて」
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タバロ
ウォータービグバファロー
Lv34
ステータス割愛
スキル
怪力 Lv1
水魔法 Lv3
固有スキル
突進
所有者=カナタ
カナタの眷属 執事の加護 小
配下=7体
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!うし、次の階層にすすむぞ~」
ゴーレムを破壊し宝箱を開けて中身を収納し
肉を食べたいやつ(ハルピュイ)に水牛を軽く食べさせた後
次の階層へと進んだ
階層ごとにLvが少しづつ高くなっていくな
14階層まで狩り譲渡しながら進む
さて次で15階層だ
15階層に入り進むとこれまでの魔物がいない
「…雰囲気が変わったな」
「ソノヨウデ」「水牛いないねぇ~ざんねーん」
「うぉーーーー!」「はぁ!」
とか、他のPTの気合の入った声が多くなっている
それだけやっかいな魔物がここから増えたって事か?
「この階層はゆっくり進むぞ離れるな」
「ハイ」
「は~い」
ハルピュイは水牛を食べたせいか少し眠そうだ
テイムした水牛だが…おいしそうにハルピュイが死んだ水牛食べてるのをみてぶるぶる震えていた…可愛そうに…帰ったら俺も焼いて食べるけどね!
だが目の前では食べないww
進んで行くとトカゲ男が歩いてくる
「ギィーーー」
竜人じゃねぇな…竜っていうよりトカゲだ
竜人は強く知能は高いらしいからな
超鑑定
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リザードマン
Lv34
ステータス割愛
スキル
剣術 Lv4
槍順 Lv2
盾術 Lv3
怪力 Lv1
敏俊 Lv1
水魔法 Lv2
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やっぱり魔物だね、だけど武器使うんだな知能は普通のゴブリンくらいは
あるだろう、こいつが進化したら話せるだろうこの種族は絶対欲しい
仲間になった魔物とは大体の意思疎通は出来るけどやっぱり話したいもんな~
念話みたいな能力もった魔物いたらなこの世界…
数体リザードマン集まってくる
何か仲間うちでしゃべってるようだがわからん
ざっっと走って槍を投擲してきたやつを手刀で首を飛ばす
「弱い固体は狩れ!強い固体は弱らせて捕らえろ!」
一斉に仲間達が襲い掛かる
次第に向こうも新手の仲間を率いてやってきて中に一匹ハイリザードマンいたがやはりこちらの相手にはならなく、叩き潰し捕らえていく
そして中でもましな動きをしていたリザードマン達に向かっていう
「従え!」
やつらの前の岩を拳で粉々にし威圧しテイムを発動する
「グ…ギィー」「ギィ…」
「ギィーー!」「…従おう、いいな!」
残った仲間と話し合ってるようだ
超翻訳機能はすべて種族や魔物と話せるようになるが…
知能の低すぎる魔物とは話せない…一人ハイリザードマンだけは知能が多少高いのか、普通のリザードマンは余程年を取ってない限り同族にしかわからない叫び声で合言葉のように意思を同族に伝えるよう
話し合いが終わったようでかしづき頭を下げる
他の魔物と違って知能がある割には負けた者に従う種族のようですぐに決まった
テイムし最後にハイリザードマンとリザードマンの中で一番強い固体を眷属化し名を与える
「お前の名は今日からリズだ」
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リズ
下位
Lv37
ステータス割愛
スキル
剣術 Lv5
槍順 Lv3
盾術 Lv4
怪力 Lv2
敏俊 Lv2
水魔法 Lv2
所有者=カナタ
カナタの眷属 執事の加護 小
配下=リザードマン13匹
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「……シタガウ」
ハイリザードマンは軽く話せるようだ
お前はリズの下に付いてリズがいない時
他のリザードマンをまとめてくれ
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下位
Lv34
ステータス割愛
スキル
剣術 Lv4
槍順 Lv3
盾術 Lv3
怪力 Lv1
敏俊 Lv1
水魔法 Lv2
所有者=カナタ
カナタの眷属 執事の加護 小
配下=14匹
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大量大量~帰ったら川から館まで掘って川繋げよう
まだ他の地域の魔物の能力を譲渡して育てていない仲間には止めだけ刺させている
その日は一度帰りサンザルシア川から館の近くまで掘って水をこさせる作業をした
まず館の離れに大きい穴を掘りその穴から川まで掘って繋げて川の水がこっちの穴に入るようにしたのだ
「ふぅ~こんなもんか?」
みんなで土魔法で作業しつづけたのだ
「よしこれで水系の魔物の住処を館の近くに作れた」
「後は川から他の魔物が入ってこれないように上手く岩を組んで水だけ通るようにするんだ」
「ハッ、アトハオマカセヲ」
「ガンバリマス」「はぁ~い、水牛よういしといてねぇ~」
みんなそれぞれ頑張っている、水牛やケルピーは作った川に入って水浴びしている、リザードマンは穴をさらに広げる作業をしている
館が川のすぐ近くで良かったな
「ハボル、俺はメルビル湖の魔物達をこっちに移動する、ここの指揮は頼むぞ」
「ハイ、オキヲツケテ」
以前テイムしたメルビル湖の魔物を迎えに行く
「リューマ行くぞ~」
ばふゅ~っと軽く火を噴きながらこっちに来る
気合入ってんな…
リューマに乗るとソリッドスライム程ではないがすごい速さで進む
お~速い速いさすが竜馬だな、東の国行ってみてぇ…
ソリッドスライムは短距離を高速で動ける
竜馬は長距離をかなりの長い間すごい速さで動ける
行く途中王都の討伐ギルドに入る
「こんちわ、これまでの討伐代金お願いします」
ギルドカードを渡す
「はい、承りました…ランクAカナタ様ですね、メルビルのマスターが暇な時に来てくれと伝言を頼まれております」
「ん…おっちゃんが?、ああわかった」
何か用か?まぁ暇な時って言ってるし大事な用でもないだろう
「はい、ずいぶん狩りましたね…、出来ればこまめに受け取りに来ていただきたいですが、仕方ありませんね」
「ああ、こまめに来るのめんどくさいし…悪いな」
「いぇ、仕事ですから」
これまでの討伐代を受け取ってから、本屋に行き適当に幾つか買い収納し野菜果物肉などを買い収納していく
途中魔物ギルドへ寄る
「何か珍しい魔物入ってないか?」
「はい、少々お待ち下さい」
「こちらにどうぞ」
さすが王都だけあって広いな
そこには様々な種の魔物が入った檻が全体に設置された部屋があった
「さすがに海系の魔物はいないな、今欲しいって訳じゃないが」
「はい、海系の魔物はトルマキア聖国の魔物ギルドに多いですよ」
「へぇ~どんな国ですか」
「海に面した国で勇者召喚で有名ですね過去の大戦で勇者を召喚してから聖国を名乗っていますが元々は普通の国でした」
へぇ…勇者ねぇ…俺と同じ国のやつ召喚したんかな?
じゃあもう召喚できねぇな…もう誰もいないし…
「なるほど海に面した国か…行って買ってもこっちはあっても川だし海の魔物は飼えないな…」
「そうですね、中位になり陸でも生活出来るようになった魔物でもないかぎり無理でしょうね」
「じゃあ適当に檻見せてもらいますね」
「ええ、どうぞ」
それぞれ檻を見ていく
随分沢山いるなぁ色んな国からテイムされ送られて来てるんだろうな
全部買いたいくらいだが…無尽蔵に金ある訳じゃないからな
リザードマン用の武器はコボルト達に作らせている
後でそれぞれの金属のインゴットと燃料買っておくか
おや…上半身が女?
目に留まった魔物を超鑑定してみる
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ラーミア
亜種
Lv39
ステータス割愛
スキル
敏俊 Lv4
火魔法 Lv4
風魔法 Lv3
土魔法 Lv3
威圧 Lv2
夜視
固有能力
引き裂く
締め付ける
丸呑み
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ラーミア…!!!!亜種だと!?しかも捕獲されたるだけの状態か
そこには上半身女で下半身蛇の魔物がいた!
胸には布を巻いているし…知能は高そうだな…
……「喋れるか?」
カナタは超翻訳機能があるからある程度知能の高い魔物とは会話出来る
(本来知能ある魔物でも他種族とは話せない、だから魔物ギルド員は魔物と話せないのだ、そして例外はゴブリンやコボルトで彼らはヒトとよく戦うので年を取ったりしてある程度知能の高くなった固体はヒトの言葉を少しづつ覚えるのでヒトと話す事は可能)
「…なぜ通じる…魔族であろうと我々とは容易に話せぬはずじゃ」
「そういう能力を持ってるからだよ」
「珍しい魔族よの…」
「かなり強いがお前を殆ど無傷で捕らえられるやつなんているのか?」
「ヒトの中には捕らえる専門の者達がおるのじゃ」
捕らえて売る専門って事か…なるほどね
「ここにいて他の誰かに買われるのと俺に買われるのとどっちがいい?」
「……ふぅ、そなたに買われた方が良さそうじゃの…頼む」
「わかった、ちょっと待ってろ」
受付へ戻り交渉を発動させ受付の男性と話す
「あの亜種のラーミアを買いたいんだけど」
「ああ、あのラーミアは強くて捕らえたはいいけどテイム出来る程テイムLv高い者が今いなくてね、それでもいいですか?」
「ああ、構わない」
「テイムも調教も出来てないからその手間賃を引いて…白金貨8枚でいいよ」
うちの館が買えるくたいの額だが構わない
お金を払い檻まで戻る
「ええっと檻開けますけど本当に大丈夫ですか?」
「ああ、問題ない」
「では開けますね」
檻を空けてもらいラーミアを連れて受付で登録して外へ出る
「さて、じゃテイムと眷属化するよ」
「テイムはわかるが、眷属化とな?」
頭に手を置きテイムし眷属化する
「今この時から名はミンフィアだ」
「これが…眷属化…そなたと何か繋がった感じがするのぉ」
「ああ、簡単に言うと多少の恩受と裏切れないくらいかな」
「あいわかった、これから何処に?」
「ああ、昔テイムした湖の魔物引取りに行くんだ」
「そうか、どうやって持ち運ぶのじゃ?」
「こうやって水ごとね」
湖まで行き水魔法で沢山の水ごと魔物達を運ぶ
異常な魔素を持ってるカナタだから出来る事だ
「ほんによく魔素を保てるのぉ」
「まぁ中位亜種だからな」
「これは珍しいのぉ始めて見たわ」
「さて、郊外に館を持ってるから帰るよ」
「はいな」
リューマには乗れないから降りて歩いて帰る
ってか走りながら大量の水を保つのは大変だ
「しかし良い竜馬よな」
「こいつはリューマだ仲良くな」
「はいな」
館へ帰る、道中出てきた弱い魔物達はミンフィアが吹き飛ばした
「今帰ったよ~」
それぞれ住処から出てくる
「オカエリナサイマセアルジサマ」
「おっかえりぃ~」
「これは驚いた…すごぃ種類と数の魔物じゃのぉ」
そう、館の周囲には数百の魔物が住んでるのだ(全部テイムした仲間)
作った川に繋げた大きな水溜りにエンゼルモドキ達を放す
「ふぅ~よしよし今日からここに住むようにな、お前らケンカすんなよ」
「ちょっとした魔物の村といった感じじゃのぉ」
「ん?ああ~これだけいるとな、いつか国作るさ」
そろそろ王都から注意とかきたりしてな
「しかしこの水の魔物達中々育てられないな」
「そうよのぉ、川とつなげたんじゃな?」
「ああそうだけど?」
「なら…川の魔物を弱らせて連れて来て止めをささせたらどうじゃ?」
……その手があったか!?
だが国境警備の兵隊さん達が強くて渡れないくらい強い魔物がいるって言ってたな…って言っても彼らのLvでの話だしな
「そうだな、明日試してみるか」
「そうよの」
「やて、ミンフィアは何処に住む?今までどんな所に住んでたんでたんだ?」
「捕まる前は大きな洞窟に住んでたのぉ」
洞窟か…岩を組んで作るか
一瞬一緒に寝るかと聞こうと思ったが…どうみてもベッドが壊れる…
下半身が結構立派な蛇だからだ
今の俺はかなり大きくなってるから俺一人でもベッドが壊れそうだし
「じゃあ岩組んで洞窟作るか?それとも館の部屋使うか?」
「そうよのぉ…」
「ああ~そうだ!一階の床は特別な鉱石で出来てるし一階の部屋の一つを洞窟風にするか」
「よいのか?」
「ああ、今の所館使うやついなくてさ」
「本来魔物とは外で生活するからのぉ、我のように知能が高くなれば別じゃが…ありがたくそうさせてもらおう」
その後近場の岩を収納し土魔法と土の精霊魔法で加工した後一階の部屋の一つを洞窟風に改造する
「日も落ちてきたな…飯にするか」
「よぃ感じじゃな、しかし精霊魔法まで持っているとはほんに驚きじゃ」
「半分エルフだしなぁ」
「魔族とエルフかぇ?珍しいのぉじゃから中位亜種か…なるほどのぉ」
「さて、みんな飯にしよう」
それぞれ庭の真ん中に置いてある鉄板の周囲に集まり収納していた魔物の死体を出していく
「好きなの持ってっていいぞ~」
一時的にミンフィア視点
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
ほんに変わっておるの…魔族でもエルフとも違う…
まぁカナタはカナタという生き物なのであろうな
魔物達と共に飯を喰らい時には共に寝る
何より魔物をテイムする時が一番輝いておる
変な主様じゃ…
何よりこの眷族化という能力…なぜか抗う気になれんかった
というより主様と繋がりを感じる
何か暖かい感じじゃ…捕まる前の洞窟での暮らしより遥かによいかもしれぬ
わらわの夫に良いかもしれぬな、しかと見定めさせてもらおう。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
「さて、ラーミアはこっちも食べるか?」
王都で買った野菜やら果物を出していく
「そうじゃのどちらも貰おうか」
みんなと食していく
「しかしほんに珍しい光景よのぉ、魔族に見える主と魔物達が共に食べるとはのぉ」
「そうか?他の魔族について良く知らないからなぁ」
ダークエルフを倒した事はあるが良くしらんしな
「魔族は気位が高いからのぉ、魔物を馬鹿にするのじゃ」
その後解散し俺とミンフィアは館に入る
「じゃあそろそろ寝るよお休み、明日は午前に川の魔物倒してうちの子達育てて午後はダンジョン行く予定だ」
「あいわかった、……共に寝ぬか?」
おおぅ…据え膳は…食うたちだ
その日は深夜過ぎても館に喘ぎ声が響いていたという…
Zzzzzzz
一応ヒロインのつもりですが…主人公以外の描写難しいですね!




