第1章-10話 契約魔法欲しさに盗賊退治!?
いやぁ~今日ようやく新しいスライムだ!楽しみだなぁ~
小屋から出て洞窟の出来をみる
「ハボル出来たようだね」
「ハイ、スデニスマレテオリマス」
「気に入ったようだね、さて今日は湖南の森でソリッドスライムとその近場の山岳地帯でフレイムウルフ狩って強そうなのは仲間にするから、名無しはこの周辺で狩りをして名ありは着いてくるように」
「ハッ、カシコマシマシタ」
眷属化してある魔物を引き連れて湖南の森へ向かいながら途中の湖の自分で作った小湖の様子を見る
以前湖の魔物をテイムしたはいいけど他の魔物と一緒にされないように湖の隣に小さな湖を掘ってテイムした湖の魔物を放っておいたのだ
「うん、元気なようだね」
エンゼルモドキやピラーニアが水上に跳ね上がる
数匹さらにテイムし自分の掘った小湖の方へ放ち目的地に進んで行く
木々の隙間が大きく低い木の多い森だ
「さてどうやって捕まえるかなぁ」
「奥に追い込んで土壁で覆って捕まえるよ、散開して奥に追い込んでくれ」
「ハッ」
熊五郎達が森の奥へ散開しソリッドスライムを奥に追い込ませる
「さて…」
奥へ進み予定道り一番奥の大きな岩があったのでその前にある木に登りソリッドスライムが追い込まれるのを待つ
ズサッ サササッ っと素早く何かが動く音がする
んん…本当にはっやぁ!?
こりゃ隙間なく壁で覆わないと!
大体が大岩に集まった所で土魔法で周囲に土壁を作る
「壁壁壁壁ぇ!」
数匹逃げたか、まぁいい
ドゴォォォォっと音がしてソリッドスライムの周りを壁で覆い念のために壁の上から闇霧を放ちその中へ身を投じる
「よっっと」
中へ入ったと同時に触れるソリッドスライム達をテイムし続ける
「テイムテイムテイムテイムテイムテイムテイムテイム!!」
霧を晴らし土壁を崩す
「ハァハァ…疲れた…」
普通のスライムと違い少し動くだけでササッっと動く小型のスライムがそこにはいた…
しかしテイムしてやっと止まった…はぁ
超鑑定
-------------
ソリッドスライム
Lv31
ステータス割愛
スキル
俊敏 Lv6
固有能力
高速移動
所有者=カナタ
-------------
合計8匹か…他は逃げたか…まぁこの8匹強くして捕まえさせればいいね、うんソリッド100匹になったらすごいだろうなぁ…
この速さなら相手の動きの牽制にちょうど良いな
一番ステータスの高い個体を抱っこする
「今日からお前の名前はハイギアね」
そしてこの固体を眷属化をする
さすがにソリッドスライムの亜種はいないかまぁ亜種はごく稀にしか生まれないって言ってたもんな~
増えた仲間(魔物)を引きつれ山岳地帯へ向かう
小さな岩だらけの山のような場所に所所フレイムウルフと思われる赤い毛の狼達が唸りながらこっちを伺っている
さすがに気配察知にさといか
「グルゥゥウウウウ」
「ん?どうした?」
バルフ(グレーウルフ)が唸る
「任せろってか?」
首を縦に振る
「よし、行ってこい他は牽制だけしろ」
悠然とバルフが進んでゆく
フレイムウルフの中から一際大きい固体がこちらへ歩いてくる
そして…ほぼ同時に飛び掛る!噛み付き引っかきぶつかりあう
ただ勝負の決め手は向こうは火魔法を使うがこっちは火、土、水を覚えさせている事だ
向こうが火魔法を使えばこちらは水魔法を使い相殺し、しきれない分避けて土魔法を使う、何よりこっちの方がLvが高く怪力も俊敏も譲渡してあるから次第に押し込んでいく
負けを認めたのか争いをやめ頭を垂れ負けをみとめた
「良くやった」
そういいバルフの頭を撫でる
「お前を含めてお前の群れはすべて俺に従え」
そう言い争ったフレイムウルフの頭の上に手を置きテイムする
「お前は今日からスカーレットだ」
群れの長を眷属化する
超鑑定
-------------
スカーレット
下位の上の魔物
Lv36
ステータス割愛
スキル
火魔法 Lv5
俊敏 Lv4
固有能力
噛み付き
引っかき
所有者=カナタ
カナタの眷属 執事の加護 小
配下=フレイムウルフ16匹
-------------
よし、群れだと一気に配下が増えるな
スカーレットに案内させて他のフレイムウルフの縄張りに案内させて強い固体以外殺して能力を奪い仲間に譲渡していく
もちろん各生態系を壊さないように数十匹は残した
「さて、帰るぞ、スカーレット達の新しい住処も作らないとな」
帰る途中に岩を数十個収納していくスカーレットの住処作りの為だ
帰る途中襲って来た魔物を倒しながら我が家へ帰る
しかし風呂入ってねぇな~湖で水浴びするくらいだなぁ…修行してた頃みたいだ…
隠れ家に着いたらさっそく
小屋の左側の木を幾つか伐採しそれと岩でスカーレットの住処作りをする
「ふぅ~こんなもんかな~」
その後住処作りをゴブリンとコボルト達に任せて
メルビルの町の本棚へ向かう
いやぁかなり大所帯になったなぁ~どっかヒトの来ない良い場所があればいんだけどなぁ~
町に着き討伐ギルドの本棚へ向かう
「カナタさん」
アリオに話しかけれらる
「んっどうしましたか?」
「本ならギルド特有の本がそれぞれのギルドの本棚スペースにあるはずですよ?」
えっ!?
「そうなんですか?」
「えぇ、例えば魔法関連なら魔法ギルド、魔物関連なら魔物ギルドという感じですね」
「なんだそうなのかぁ~」
「えぇ、うちは基本討伐ギルドは全体的に初歩的な本だけ用意しています」
まじか…あらかじめ聞いときゃ良かったな
「いやぁじゃあ色々見て回ってみますよ」
討伐ギルドを出て魔物ギルドへ向かう
「こんちわ~」
「おやっ、同志よどうしました、そういえば亜種をテイムしたと…噂が飛び交っていますが…本当ですか?」
「えぇ、ダークボーの亜種で赤黒い毛なんですよ~」
「素晴らしい…亜種なんて生涯でまだ数回しか見たことがありませんよ」
「へぇあるんですね」
「えぇ昔SランクPTがこの町に来た時に小ワームの亜種を連れていました小さいながらも立派な土竜でしたよ」
「竜ですか!土ってことは翼の無い竜ですよね!いいなぁ竜欲しいなぁ…」
「えぇ普通の小ワームなら首都にあるダンジョンでテイム出来ますよ購入したら金貨80枚はしますね」
「へぇ…今度ダンジョン行ったら全部コンプリートしますよ」
「えぇ!テイムしたらぜひ見せてください!それと今度そのダークボーの亜種見せてくださいね」
「えぇ、今度連れてきますよ」
「えぇきっとですよ…」
「あぁ本棚があるって聞いたんですけど?」
「えぇ二階に魔物関連の本棚のスペースがありますよ」
「じゃ見せてもらいますね」
挨拶をし二階の本棚へ向かう
へぇ~~色々あるなぁ
『魔物の生態Ⅱ』『進化の過程』『魔物図鑑』などなど
うわーこの魔物図鑑欲しいな!そいやこの町本屋あんのかな…
首都のダンジョンの項目を見る
ふんふん、服や鎧の材料になる魔物もいるのか…ん…キャット?
猫型の魔物いるのか!!!!ほっすぃーーーーーーーー
これはダンジョン行き確定ですな
次に魔法ギルドへ向かう
ギルド内は薄暗く受付には室内なのにフードをかぶった女性がいる
「あのーすみません、本棚って見てもいいですか?」
「はいギルド員以外にはお見せ出来ませんがギルド員登録いたしますか?」
「あーそうなんですか?じゃお願いします」
「では奥の訓練場で何かしら魔法を見せてもらえますか?魔法の使えない方はギルド員に入れない規約なので…」
「あぁ、そりゃそうですよね」
ついていったそこは独特な雰囲気のある岩で覆われている
「これなら魔法ぶっぱなしても大丈夫か」
「えぇ、魔法に強い鉱石で建築してありますので…では奥の目印に向けてなんでもいいので魔法を放ってください」
さて…一番得意なのは闇魔法か闇の精霊魔法だけど…んーまぁ使えればいいなら他の方がいいか
そう考え土の塊を放ち炎の塊を放ち次に水の塊を放つ
「………火、水、土ですね…しかもすごい魔素量です、名前は?」
「カナタです」
「覚えておきます…合格です有事の際は魔法ギルド員として城壁の上で戦う事になると思います…」
「わかりました」
「では受付へ…それとギルドカードをお願いします」
受付へ戻りギルドカードを渡し更新してもらう
「はい、出来ました、本棚は二階です…」
「はいどもでーす」
良く見えなかったけど声は可愛いなぁ~
二階の本棚へ向かう
『魔法大全』
これでいいか
魔法の属性を出来る限り知りたい
項目=魔法関連
火魔法
みんなご存知火魔法
魔法使いの憧れ火魔法Lv10…星落としを目指そう!
風魔法
みんなご存知風魔法
矢を防いだり対象を切り裂いたりできる
水魔法
みんなご存知水魔法
砂漠地帯へはぜひ水魔法持ちの仲間を!
土魔法
みんなご存知土魔法
土嚢を積んだり罠に使ったり使用される
氷魔法
氷を操る魔法、一部の魔物のみ使用を確認されている
雷魔法
雷を操る強力な魔法、一部の魔物のみ確認されている
光魔法
浄化や回復が出来目くらましなどに使用される
闇魔法
ダークエルフや一部の魔族のみ使える魔法
精霊魔法
精霊と契約した者のみ使える魔法
その属性魔法とその属性の精霊魔法との違いは両方あることにより 威力向上や魔素使用効率向上などで一番の違いは契約した精霊の力 を借りた魔法が使えるただしLv10まで上げその上位精霊と直接会う
必要があるそうだ、それまでは威力向上や魔素使用効率向上の違い 以外はそう大差はない
だが上位精霊に会えたエルフはいまだ確認されていない
精霊との契約はエルフの秘術のようで教えて貰えなかった
半精霊は精霊と契約しなくても使える可能性がある
召喚魔法
Lv1~Lv9までは何処かの生き物をランダムに召喚する
Lv10で異世界人召喚、異世界人送還が出来現在使用出来るのはトル マキア聖国の宮廷召喚師のみ確認されている
基本的に召喚された者は召喚者を傷つける事は出来ない
だが基本的にLv1~Lv9まではどんな生物を召喚するか不明で召喚者 以外を傷つける事が出来る為契約魔法の使い手と共に召喚魔法を使 用するようだ
契約魔法
契約を遵守させる魔法
契約を解除する魔法
主に王宮や奴隷ギルドで使用されている
精神魔法
相手の精神に干渉する魔法
空間魔法
空間を利用した魔法、
自分の空間を作りアイテムやテイムした魔物を待機させる空間った りできる(大きさはLv依存)
無属性魔法
無属性の魔素の塊で攻撃が出来ると言われているが概要は不明
などなど
う~ん結構まだ持ってないの多いなぁ…中には今は確認されてないのあるじゃん、雷とかすげー欲しいなこれは魔物が使うのか…
それと空間魔法か!魔物達を待機させる空間かぁ…それとアイテム入れるの他の人はこの魔法つかってんのかなるほどね~
じゃ俺超物収納箱の能力隠さなくていいか
超隠蔽もあるし、わざわざ袋から出したようにするのほんと面倒なんだよな
しかし契約魔法か…いずれ国と事を構えるにはどうしても必要だ
もちろん下位の今のままじゃ無理だけど…
奴隷商人から奪うしかないか…罪を犯している奴隷商人から奪うか
久しぶりに情報ギルドに行くか…
その後情報ギルドへ向かい個室に入る
「ある情報の買いだ」
「どのような情報でしょうか?」
「この国の盗賊関連の情報ならなんでもいい、出来ればここらで一番大きい盗賊団の情報を」
盗賊は人攫いもしてるから必ず奴隷商人とつながりがあると思うからだ
「わかりました、お待ちを」
そう言い奥から書類を捜し始めた
「まずこの付近では王都バルスーン周辺に幾つかの盗賊団が確認されています」
「このメルビルからバルスーンへ向かうまでに盗賊はいますか?」
「えぇ、コボルトの森の中心からまっすぐ北のバルスーンへ向かうとその途中にアジトがあるとの情報があります、この近辺で一番大きい盗賊団の情報になります」
コボルトの森からまっすぐ北か…
「ただ…、そこへ向かうにはコボルトの住処の近くを通らなくはなりません、盗賊達は逆側から入っているようですが逆からの行き方がわからない為現在も討伐が出来ないようです」
「なるほど…」
ならちょうどいいあそこは俺の良い狩場の一つだし残ったほとんどのコボルトは俺がテイムしたしな
「ありがとう、幾らですか?」
「金貨10枚になります」
金貨10枚を渡し隠れ家へ戻る
ハボルに案内させれば簡単にいけるな…
まさか逆側から奇襲を受けるとは思わないだろう…
隠れ家に戻りコボルトを集める
「ハボル、前の集落の近くにヒト…盗賊は見かけなかったか?」
「ハイ、タシカニオリマスガ、コチラガワへコナイタメカンシダケシホウチシテオリマシタ」
「そこをばれないように奴隷商人が来るまで隠れながら監視したいが出来るか?」
「ハイ、オマカセヲ」
先にコボルト達を向かわせ準備させる
「よし行くぞ!」
名持ちの魔物のみ連れて盗賊の住処監視に向かう
ん~ヒトなら放置して監視ヒト以外なら助ける!でいいな
そんな事を考えながらコボルトの森へ着く
「ジュンビガデキマシタ」
「あぁ、ありがとう」
着いて行くとそこには少し崖になっており上から見下ろせるような場所で下には洞窟があり数名監視役と思える盗賊達が出たり入ったりしている
「ふ~ん、結構人数いるね~」
「ハイ、サキホドマデデニジュウメイホドカクニンシテオリマス」
「奴隷商人来たらわかる?」
「ハイ、チイサイオークノヨウナヒトデス」
「前に見た事あるの?」
「ハイ、トウゾクタチカラコドモヲウケトッテイマシタノデアレガソウカト」
さすが最長老だけあって他のハイコボルトより賢いな
「なるほど…一応監視はしてたんだね」
「ハイ、イツオソワレルカワカリマセンノデ」
「そうだねぇ、じゃあそいつが来たら教えて」
「ハイ」
その後数日俺は近場で狩りをしながら監視を任せた
「今日も来ないかな」
気の長いカナタに取ってはこの監視作業は辛くないのであった
「アルジサマ!キマシタ!」
「おっ来たか!」
ハボルの案内で崖から降りれる場所までみんなと向かう
「さてコボルトとゴブリンは逃げ道を塞いで他のみんなは盗賊のみ殺して、囚われてる者達は放置でね」
「ハッオマカセヲ!」
「カリデスナ!」「ハイ」
どごぉぉおおおおおと魔物達が一斉に盗賊達に襲い掛かる
「なっなんだ!!!!」
「出て来い!襲撃だ!」
俺はゆっくり進みながら弓を出し射って殺していく
「なんで複数の魔物が…グッ…かひゅ…」
魔物が盗賊を圧倒し殺していく中、俺は洞窟に入っていく
熊五郎が一人の盗賊を吹き飛ばしてる所だった
「よしよし、その調子だよ」
一番奥から奴隷商人と思われえるデブと頭と思われる盗賊が出てきた
「おっお前はなんなんだ!?」
「わっ、私は関係ない!助けてくれ!」
「はぁ?関係ないだって?この国のルールを破ってるデブが何言ってるんだ?」
「狙いはこいつか!こいつを渡すから帰れ!」
「何言ってんだよ、逃す訳ないじゃん」
「俺を殺したら貴族を怒らせるぞ!」
「ふ~ん貴族と繋がってるんだ」
「そうだ…、お前ごとき軽くつぶせる爵位持ちだ…わかったら帰れ!」
「ふーんだから?貴族程度敵に回したくらいなんでもないな~
特に俺には弱みになるようなもんないしね~」
「なっ!?この国の大貴族だぞ!無事ですむわけがねぇ!」
「うるさいなぁ逝け!」
そういい闇の弾丸飛ばす
「が…ぐぅ………」
「あ…ああ…」
デブがしょんべんをもらしながら伏せている
「後は君だけだね~」
超鑑定
-------------
ムスト
Lv27
ステータス割愛
スキル
調教 Lv4
モンスターテイム Lv3
契約魔法 Lv7
-------------
罪判定出てないな…だが逃すつもりはない
おっLv7!なるほどね、ただの奴隷商人なら3か4程度のはずだ、7ってことはこいつ貴族に通じてるだけじゃなく王宮づきの契約師か
じゃないとこんなに契約魔法のLv高いわけがない
「おいっお前王宮と関係ある契約魔法使いだろ?」
「ひっ…ひぃ…そっそうだ!俺にて…手を出したら…」
「やっぱりそうかその貴族の家名と名前は?」
デブの手の甲に棒をぶっさす
「ぎゃあああああああ!やっやめてくれ!言う!言うから!」
「じゃ早く言え」
「こっ侯爵の…ダナムケイム・ナシャルだ…です」
「ふーん…」
爵位は良くわからんな…まぁ完全に敵に回す前に中位に進化しよう、出来れば仲間も進化させておきたいもうすぐでLv50だしね
「良くわかったよ、そいつもつぶす事にするよ」
「こっ…侯爵をつぶせるものか!」
「ありがとね~」
そう言い棒を抜き改めて頭にぶっさす
「なっなぁ!…がひぃ…」
金と能力とギルドカードを奪い黒炎で焼き尽くす
ああ…やっぱり持ってたネックレスに使ってるの黒水晶だな…
遠ざけてギルドカードを見てみるとちゃんと殺し判定がついている
おそらく盗賊とのやりとりがあるだけあって奴隷達の扱いが悪く殺してしまったからだろう…
真面目に仕事だけしてればいいのに欲をかいて盗賊達と通じるからこうなるんだ
洞窟の入り口へ戻る
「盗賊の死体集めてくれる?」
「ハイ、オマカセヲ」
集まった盗賊の死体から同様に装備、金、ギルドカード、能力を奪い黒炎で焼き尽くしていく
「焼かないとくっさいだろうからね~」
「ホオッテオケバマモノガタベルトオモイマスガ」
「そうだな~今度なんかの死骸をエサに魔物おびき寄せるのもいいな」
「ワナデスナ」
「あぁ、じゃあ入り口でみんなと待機しててね」
「ハイ」
洞窟の奥へに設置してある檻の所まで行く
何人かいるな…
「やぁ、それぞれ種族を言って貰えるかな?」
「あっあんたがやったのか?」
「ん?それ以外ないでしょ」
「助かったのか…」
「まぁそうだね」
「ね…ねぇ?」
「ん~なんだい?」
「自由になれるの?」
「好きにしていいよ」
そういい檻の扉奴隷商人から奪った鍵の束で開ける
「あっありがとう…あの…名前を…」
「カナタだよ、あー一応助けたって報告しなきゃいけないからさ
討伐ギルドまで来て貰えるかな?」
「はっ…はい」
「その後奴隷紋解除してあげるからそれまでは我慢してね」
獣人の男と若い女のヒトが出たがまだ一人いるようだ
「ん?君は出ないの?」
奥に一人うずくまってる子がいる
「…でてもまた同じになる…」
「ふむ…」
超鑑定してみる
-------------
オオズ
獣人族 男 22才
Lv24
ステータス割愛
スキル割愛
未契約奴隷
-------------
サラ
ヒト 女 17才
Lv28
ステータス割愛
スキル割愛
未契約奴隷
-------------
シェイル
エルフ 女 48才
Lv2
ステータス割愛
スキル
風魔法 Lv3
未契約奴隷
-------------
48!?…あぁ長寿のエルフだと十分子供か
「ん~里か」
「あっあの?」
「ん?」
「エルフの里は王都の東北にあります」
「王都から遠い?」
「いぇ半日も掛かりません」
膝をつきエルフの子の頭に手を乗せる
「じゃあ連れてってあげるよどうせいつか王都行く予定だしね」
「…ほんと?」
「あぁ俺はヒトじゃないだろ?」
「…うん」
「じゃ…ああ外に魔物たくさんいるけど全部俺のテイムした魔物だからね」
「はっはい」
「じゃメルビルの討伐ギルドまで行くからついてきて」
そういって使えそうな物を収納した後洞窟を出る
「ひっ!」
「こ…こんなに…」
「アルジサマ」
「ああ、じゃあみんな連れて先に家に戻っていて」
「ハイ、カシコマリマシタ」
「じゃついてきてね」
「はい」
「えっええ」
「……」
三人を連れてメルビルへ戻る
怖がるからウルフに乗らずに歩いて帰る
「二人はなんで捕まったの?」
「俺は狩りから村へ帰る途中に…」
「私は魔物の討伐中に捕まって」
「そうか、これからは一人で出かけないようにね、他にも盗賊はいるだろうからね~」
「えぇ…本当にありがとうございます」
エルフの子が袖を掴んで離さない
「………」
「まぁそれぞれ里まで着けば大丈夫さ、君はメルビルの町で大丈夫かな?」
「えぇ、大丈夫よほんとに助かったわ」
「なぜか盗賊ってヒトばっかだよね~ヒトの男って欲だけなら魔族より多いのかね」
「確かに盗賊はヒト族ばかりですね…」
「まぁね、でも中には仕方なくなるヒトもいるわ、貴族の一部が税金を重複して取ったりして生活が出来なくなって盗賊に身をやつしたヒトとかね」
「盗賊に身をやつすなら貴族に抗えばいい、倒せなくても一矢報いる事くらい出来るはずだし食べていくだけなら国からでりゃあいい、俺はやろうとすれば幾らでも森でも山ででも生活が出来る」
「そんな度胸や技術があるならそうしてるでしょうね」
そんな会話を交しながらポイムの町まで近づく
「あっ討伐ギルドまでこれ着ておいて」
以前殺して奪ったフード付きのローブを渡す
「奴隷紋見られたくないでしょう」
「あぁ!助かります」
「君も一応着ておいてね」
「……シェイル」
「あぁ、シェイル」頭を撫でる
カナタはヒトは多少嫌いだが別の種族は特に嫌ってないのだ
それに子供に罪はない
ポイムの町に着く
「ん?おうカナタどうしたんだそいつらは」
ナイジェルの耳元に顔を寄せて盗賊のギルドカードを見せながら言う
「盗賊のアジト見つけたからつぶしてきたんだけどそこで囚われてた人達だ」
「はぁ!?また無理して…わかった通っていいぜ」
「あぁ、討伐ギルドにつれてくよ」
「じゃあマスターに通した方がいいぜ、後他のやつに聞かれないようにな」
「うん、そのつもり」
挨拶を交し討伐ギルドに着く
「アリオさん」
「おやっ魔物以外連れてるなんて珍しいですね?」
「いぇ、奥でマスターいいすか?」
「ん…何かあったんですね?わかりました、どうぞ」
奥のマスターの部屋に入る
「ん…?カナタじゃねぇかどうした?」
「さぁみんな入ってフードを取って」
「なんだ?」
「これ」
そういって盗賊共と奴隷商人のギルドカードを渡す
「こいつは…指名手配中の盗賊と…こいつは奴隷商人…しかも契約師じゃねぇか!」
「えぇ実は…」
繋がっている貴族などの話をする
「……こいつはただ事じゃねぇぞ、王宮付きの契約師でもある…誰かに見られてねぇだろうな?」
「えぇ、盗賊は一人も逃しませんでしたよ、まぁいずれ話は回るでしょうが…」
「…そうだな…情報ギルドの連中はどうやってか情報を得る、いずれその貴族にも話が届くだろう」
「まぁ…それまでに貴族をつぶせるくらいの力をつけておきますよ」
「貴族をつぶすってお前…あいつらのギルドカードは貴族用で証拠もねぇぞ?」
「その時はその時ですよ立ちふさがるなら国相手でも戦うまでです」
「…はぁ…まぁすぐにばれるわけじゃねぇ、いざとなれば他の国に逃げるか手を出せないくらい力をつけるか…だ」
「えぇ…それとこれを」
以前倒したダークエルフや殺し屋どものギルドカードを渡す
「おいおい、こいつらは…」
「それとそいつらが持ってた黒水晶も、はい」
黒水晶も渡す
「はぁ…全部払ったら一体白金貨何百枚になんだ…いっそ白金のインゴットで渡した方がはえぇな…まったく」
「そんなに高いんですか?」
「あったりめぇだ!ここらで一番やっかいな盗賊共にこのダークエルフは指名手配掛かってるやつじゃねぇか…!まぁ助かるがよぉ」
「だったらいいじゃないですか、ダークエルフは弱かったですね、魔族とのハーフの俺にとってはですが」
「こいつがか?相当な手練れのはずだが」
「俺も半分魔族ですからね闇は効きませんよ」
「あぁ…そういう事か…おい!アリオ!」
「はっはい」
「金庫からこいつらの討伐に相応しい金額持ってこい!」
「す、すぐに!」
「はぁ…からっけつだなこりゃ…」
「いやぁ何かすみませんね、あっもうこの子達の奴隷消しちゃっていいっすか?」
「はっ?」
「もうとっちゃっていいっすよね?」
「…そりゃあこいつらは完全な被害者だしよ、解除できんならいいが…」
「はい、みんな手出して」
それぞれ手を掴み契約魔法で奴隷紋を消していく(掻き消えろ!)
「あ…あぁ消えた!これで自由だ!」
「ふぅ…やっとね、助かったわ」
「……ありがと」
「おいおい…お前なんで契約魔法なんてつかえんだ…はぁ…」
盛大にため息をついている討伐ギルドマスター
「これないしょにしてくださいね」
「言ぇるわけねぇだろ!ったくもぉ…」
「持ってきました!」
アリオがどっさり重そうな袋を抱えて持ってくる
「はぁ、持ってけ」
「ではありがたく」
こりゃあ…家どころか…屋敷も建てれるな…
受け取り収納する
「ん…お前空間魔法までつかえんのか?」
「え?ええ簡単なことしかできませんが…」
本当は違うけどね
「まったく…ある意味今日は厄日だな…」
「はぁ」
「いいぞ、もういけ、それとお前は今日からランクAだ」
「ランクAですか、まぁ俺はとりあえずこのエルフの子を里まで連れていきますね」
ランクAかランクはどうでもいいや
「ん?お前精霊の森へ行くのか?」
「精霊の森ですか?」
「下位精霊達の住処でエルフは精霊達を守ってる、まさに聖域だ」
「へぇ精霊ですか、精霊がいたら契約したいですね」
「やめとけ機嫌損ねたらころされっぞ」
「きっと大丈夫……」
っとシェイル
「だよね~」そういい頭を撫でる
「はぁ、おいこれもってけ」
机から紙を出し乱暴になんか書いて渡してくる
「ん?」
「ほらっ、森の入り口できっとあらっぽい歓迎受けるから里の長に渡せ!」
「ども~また来ますね~」
「もう来なくていい!」
ツンデレか?
そう考えながらギルドカードを更新しギルドを出る
「さて、二人は大丈夫か?」
「えぇ、助かったわ、私はサラよっ王都に戻るから何かあったらいつでも言って頂戴借りはかならず返すわ」
「大丈夫だこれからはもっと用心する…オオズだ獣人の里にもし来る事が会ったらいつでももてなそう」
「あぁ、じゃあ二人ともまたな」
そういい二人と別れる
「さて、エルフの里かその前にちょっと家に寄っていいかな?」
「……うん」
シェイルを連れて一度隠れ家へ戻る
「……魔物がいっぱい…みんな友達?」
「いやっ家族であり部下でもあるかな」
「……いっぱいだね」
「ただいま、今帰ったよ」
「オカエリナサイマセ」
もう暗くなっていたので今日は小屋で休み次の日送る事にした
Zzzz
10/12誤字修正 誤字報告感謝




