夜明けの死闘
97話 夜明けの死闘
〘防衛軍ノ諸君。シルビーハ、ドウシタ〙
ジャンヌ・ダルクロボは夜明けから1時間後に動き声を出した。
ボクは仕事は、まだだったから本部の窓から見た。
滑走路から数機のドローンが上がりジャンヌロボを囲んだ。
〘あの女エイリアンは、我々の所には居ない。居れば差し出した〙
と、ドローンの1台がジャンヌの顔のあたりで。
アレは人ではないから耳を意識して顔の前で言わなくても。
あ、剣が振り落とされ一機落とされた。
〘ナラ、周リノ小ザカシイハエドモハ、ナンダ〙
ジャンヌロボは剣をはらって、すべてのドローンを払い落とした。
今度は滑走路のスピーカーから。
〘仲間の裏切りに制裁を与えるなら、我らは関係ないであろう。なぜ軍のドローンを落とす?!〙
〘ドローン! 貴様ラ何様ノツモリダ。地上ノ害虫ドモ。貴様ラガハビコルト、地上ガ汚レルワ〙
ジャンヌロボは、そう言うと剣を使い防衛軍のビルを破壊したした。
あいつなんだか破壊的だな。
エクエスの格納庫からエクエストームが発進し、ジャンヌロボの高さでミサイルを発射した。
ジャンヌロボは、顔の前で腕を交差させてミサイルを受けた。
ジャンヌロボは少し後退したが、剣を振りかざし、なんとエクエストームを縦、半分に斬った。
えっ、隊員さんたち大丈夫なのか。
二つに斬られたエクエストームは、墜落した。
ダァ
現れたのはマーブル柄のタイツ姿で鉄仮面のエイリアンだ。鉄仮面は目や口が笑ってる様に見える。
彼は落ちるエクエストームを受けとめ、そして滑走路に置いた。
そのあと腰をひくくして、両手を肩くらいまで上げかまえた。
アレはマコトさんもしていたコスモフィストか。
こちらの世界では無いウルトラマンシリーズのウルトラマンコスモスがまるで中国拳法の様な技を使っていた。
ゾフィーがいうコスモフィストと同じ様な物なのか。
あの笑い鉄仮面はゾフィーだろうか? 当然あのかまえはコスモフィストだ。
ボクが人質になり女エイリアンの仲間を取り返すまでは、知ってたがその先の作戦は知らない。
「あら、あのマーブル星人はナニ?」
「マーブル星人?」
ボクの横に来たのは東伊波さんだ。
マーブル星人って、あのゾフィーのコトか。
だろう。あの全身タイツの様なエイリアンの姿を指している。
「また、新手ですね。でも、あのジャンヌロボと戦う気だから敵ではないようだけど。それに落ちるエクエストームを助けた」
「なんで、パイちゃんじゃなくてあのマーブル鉄仮面なのかしら? パイちゃん休業?」
〘コレハ驚イタ。☆Ⅶ△Χデハナイカ、自ラ殺ラレニ現レタカ〙
《久しぶりだなω♀∈Ⅴ! オレは昔のオレじゃない》
ゾフィーは、ジャンヌロボの振りかざす剣を避けジャンヌの胸前に入ると連打を打って後方にまわって後ろ蹴りでジャンヌロボの背中を。
ジャンヌロボはよろけて数歩動いた。
「見て、あの鎧のロボットの胸と背中ヘコんでるわ」
僕の横に双眼鏡で見てるのは生活課の夏樹マキさんだ。
ココにゾフィーでも現れたら、両手に花とか言われそうだ。が、ゾフィーはあそこだ。
「ホアッ!」
今度は低くラリアートで後からジャンヌロボのヒザの後を。
ジャンヌロボがヒザを曲げ前に仰向けに倒れた。
そこへゾフィーがジャンプしてジャンヌの腹部に。
「アチャアアア……」
バキバキとジャンヌロボの腹の鎧がつぶれてく。
《☆Ⅶ△Χ、それで勝ったと思うなよ!》
《ああ、お前も生身でこい》
「鎧ロボの下腹部からナニか出たわ!
アレってまさか?!」
夏樹さん、なんだと思ってるんです。
マーブルタイツのソコは巨大化して人形に。
タイガーマスク? いや、のような頭をしたマーブル星人ってやつだ。
《ω♀∈Ⅴ、昔はその姿のおまえに負けたが、今はオレにはコスモフィストがある!》
ゾフィーの方から虎頭マーブル星人に、拳をゆらせながら、突進。
まるで動きが見えないゾフィーの拳がトラ頭の体に炸裂!
アタタタタタタ!
《アステロイドパンチだ!》
《フーッ油断した。今度はコッチから!》
虎頭マーブルのタックルが入りゾフィーは滑走路に倒されて腕を取られて柔道の関節技の様に倒れたゾフィーを脚で抑えて腕をヒネる。
「アレは聞いてるわよね。鉄仮面、顔は笑ってるけど」
ボキッ
「変な音したわよ。折られたの腕?」
「イヤ違います。東さん、」
ゆるんだ腕を無視してゾフィーが、強引に立ち上がった。そして掴まれてない方の腕で相手のマスクを掴むと頭突きを連打。
ふらついた虎頭は、腕を離し後退した。
ボキッっとにぶい音を立てゾフィーは腕をはめて肩を回した。
腕をはずして関節技から逃れたのか、ゾフィー。
肩をはめ直したゾフィは走り膝蹴りを虎頭にくらわした。
うわぁ虎頭は防衛軍のビルごと倒れた。
ゾフィーは建物は無視か。
また走り膝蹴りでビルの残骸の中に虎頭マーブル星人を沈めると、虎頭は小さくなった。
つづく




