UМAヒトガタ?
83話 UМAヒトガタ?
「小笠原諸島上空だ。怪獣らしき物は見えんが」
「海に潜ったのでは、デカい背びれがあったと……」
「それらしいのも見えないわねぇ。やっぱり潜ったのかしら」
「上陸したのなら、わかるしな」
「イイダ、とりあえず付近を偵察してみよう」
「はい隊長!」
〘隊長、大変です。都庁に蜘蛛の怪獣が現れました〙
「ナニ、都庁は?」
〘今のところは……。映像を送ります〙
「なんだコイツは、デカい蜘蛛が都庁に蜘蛛の巣を」
「なんですかね、あんなトコに蜘蛛の巣を。はっても何も取れやしないのでは? 鳥でもしっかかるかな」
「ツガル、見ろヤツは餌を取るために蜘蛛の巣をはったんじゃないぞ」
「あ、都庁ビルを真ん中から引っばってるぞ。崩れる!」
「隊長、コレは私たちを本部から離して……」
「が、防衛軍が居るだろ、ほら戦闘ヘリが来た」
「イイダ、新宿に向え! キョウゴクジの言うとおりかもしれん!」
「はっ」
「隊長! 海上に巨大な背びれを発見!」
「ナニっ! イイダ、新宿はやめだ! カガミ、あいつにミサイル攻撃を」
「了解!」
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「カガミ隊員、オレに!」
「よし、ヤラシ、撃て!」
「了解!」
「やったぞミサイル命中! さすがヤラシ隊員だ……」
「おだてるなグンマ、ヤローは潜ったぞ」
「隊長、例の兵器を」
「なんだっけ、ツガル?」
「出来たばかりの潜航ドローンネプチューンです」
「アレは未完成なんじゃ」
「イヤ、完成しました。テストしましょう」
「よし、試用する。カガミ、ネプチューンを海上へ降ろす」
「海上に、降りました。ネプチューン潜航します。モニターに映像出します」
「さすがに小笠原だわ。海の中、キレイね」
「潜航物発見、あれが……」
「背びれが、ミサイルでやられてますね。が、アレはヒトガタですね半魚人だな……しかもクジラみたいにデカい」
「たしかに、クジラを人間にしたような……」
「ツガル隊員、アレは噂に聞くUМAでは」
「UМAですって、そんなの死語じゃないの未確認動物は、怪獣よ」
「シズナちゃんは、極端だな死語って。まだ見つかってないツチノコが怪獣か?」
「ヤラシ隊員、任務中はシズナちゃんはやめてよね。何回言わせるの」
「シズナちゃんの方が言いやすいんだよ。キョウゴクジより」
「そうかもしれないけど……。でも、UМA」
「うるさいぞ二人共、UМAなど、どうでもいい。眼の前の怪獣を討て!」
「スミマセン隊長……」
「ヤツの後を追って行け。いけそうなトコで誘導魚雷を撃てヤラシ」
「了解! ツガル、上手くいけるか魚雷は?」
「大丈夫だ。僕が作ったネプチューンだ!」
「よし、ヤローのケツに魚雷を……。オカマほってやる」
「ヤラシ隊員、下品ね。それにあいつ、メスかもよ」
「発射!」
「イイぞネプチューン!」
「命中。お、ヤロー逃げるぞ。もう一発!」
エクエス本部。生活課休憩室。
〘クモ型の怪獣が、糸を使い都庁を破壊しました。そこに周りを囲んでた防衛軍の戦闘ヘリが一斉射撃です〙
「凄いわねぇあのクモ、蜂の巣じゃない」
「アハハ蜘蛛が蜂の巣って。ああいう、デカくなっただけの怪獣はやわなのよ浜辺さん」
「あ、都庁のビルから落ちましたよ。あれ、見て下さい。クモの頭のトコが」
「盛り上がってく人の形に、アレナニ? 一丈青さん」
「わたしに聞かないでくださいよ夏樹さん。わかりませんよ」
ちょうど三人の休憩時に都庁のビルに怪獣が突然現れたというニュースが。
怪獣は都庁のビルに登り糸を出して蜘蛛の巣をはってビルを破壊した。
「確かに蜘蛛は蜂の巣みたいに穴だらけだけ、醜くなっただけね、しかも頭から人型の物が」
「説明ありがとうマキちゃん」
「なんかクモのケンタウロスみたいだね。エクエスはどうしたのかしら?」
「お茶を持ってたら、皆さん出ていきましたよ」
「でも、新宿に居るのは防衛軍だけよ」
「ねえ、あの人型。ココに現れた宇宙人に似てない?」
「確かに顔はちょと違うけど体のマーブル模様とか。アレ、クモ怪獣と宇宙人が合体したのかしら?」
「やっぱ一丈青さんもそう思うでしょ。あたし、エクエスに入れちゃうかしら」
「無理よマキちゃんは運動はマアマアだけど……」
「浜辺さん、そういう問題じゃないと思います。やはり防衛大出てないと」
「一丈青さんも天然ね。その後に防衛軍に入らないとね、エクエスには入れないのよ」
「そんなコト友人の兄が言ってました」
わたしって天然かなぁ?
エクエス本部通路。
「あ、枯木くん。あたしが女性トイレやるから、枯木くん男性の方を……。枯木くん、たまには女性トイレやる?」
珍しく東さんと同じ場所の清掃に。
「やりませんよ、清掃中でも女性の方が入って来ますから……」
「そう、未知の世界でしょ。覗いてみたくない?」
「あの……。男の方に東さん、居たら皆困りますよ」
「なんで?」
つづく




