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危機一髪

77話 危機一髪


「怪獣にビルが壊された!」

「冗談じゃないわ、階段の方が……」


 純子が指差す階段のあった方が崩され外が見えた。


  ガガガガーン


「エレベーターもなくなったわ!」


  クゴカガァアーン


 崩れてなくなったビルの外に怪獣が見えた。


 大きな口の横に龍のヒゲみたいなのか揺らいでる。

 上げた手が見えた。


「水かきみたいのが……アレ、ナマズ」

「たしかに顔はナマズみたいだし色も黒い。でも純子、ナマズには手はないから」

「じゃナマズに似た怪獣ね」


「こっちに隠れて、ヤツがビルの中を覗いてる」


 覗き終わったと思ったら口から長い舌が出てきてビル内を蠢いた。


「キモ!」

「静かにしゃがんで。隠れるのよ純子」


「キャー」


 壊れた階段側に残された女性が舌にからまれて怪獣の口に。


 助けたかったけど、純子がそばに。

 変身は出来ない。


「あのひと喰われたわよ!」


 また、舌が。


 が、爆発音が聞こえたら舌が口に戻った。


 アレはエクエストームの音だ。


「純子、エクエスが来たわ!」

「あたしら助かるかしら?」

「大丈夫、エクエスが助けてくれるわ」


 ズシンズシンと怪獣の歩く音が。


「怪獣はこのビルから離れてくわ」

「あたしら助かった?!」


 同時にエクエストームの音も遠ざかる。


「エレベーターも階段も無くなって、あたしらどうやって降りるのよ?」


 わたしと純子でエレベーターがあった方から外を見た。


「ひいっコワッ。ねえ、エレベーターに乗った人や、この前に居た人はみんな……」


「ん、ヘリの音がするわ」


「ヘリが飛んでる! お~い。助けて〜」 


 純子の呼びかけに気づいたのか、ヘリは方向を変えてコチラに。


「アレ、見えなくなっちゃった?」

「音はするわ。近くを飛んでるはずよ。上だわ」


 9階のビルの8階だ。ヘリは上から降りてきた。

 プロペラがあるのでヘリはそばには寄れない。

 ヘリのドアが開き。

 軍服姿の男性が大声で。


「この階は、君たちだけか!」


 純子は腕を上げ丸を作り。


「そうよ、助けて!」


 ヘリは上昇した。


「ええ、助けてくれないの?!」


 しばらくすると。上からロープが降りてきた。そしてさっきの軍服の人が。


「こっちに、私が抱えるから!」


 川とかに流された人の救助みたいだ。


「純子、先に」

「いいの、あたしが先で」

「いいわよ、さあ早く行って」


 純子は、崩れたビルからひょいと飛んで男の人にしがみついた。


「ケガとか、してない?!」

「ええ、してないわ!」

「下の輪に足を。私につかまって。上がりますよ!」


 二人は上がって行った。


 アレは自衛隊かしら。


  ガガガ


 ビルが揺れた。


   グアガァアアーン


 なんで、戻ってきたの怪獣!

 エクエスはどうしたのかしら。

 こうなったら。


 怪獣は、幸い階段があった方から。

 ヘリは反対側だから。

 

 私は、走りそのまま変身した!


 ビル中までは、等身大で、ビルから出て巨大化し、そのまま怪獣に体当たりをした。

 怪獣。は後方に倒れた。その振動もあってか両端が壊されたビルが崩れた。


 うわぁ〜大丈夫かな、ヘリは?


 立ち上がろうとした怪獣にドロップキックを食らわした。

 コレはコスモフィストには、ない技だ。

 寮で枯木くんに借りた韓国の映画で女性が

カッコよく決めてたので、やってみた。


 怪獣は、やはりナマズに手足が生えたような全身だった。

 ならと手刀を光らしてに斬り刻んだ。

 ナマズの解体ショー。



「うえ〜んマコトがぁあ死んじゃったぁ〜」

「助けようがなかった……」


 元に戻ったが服が、とりあえず玉の力で再生。


 次の日電話で純子に。


 自衛隊に助けられた純子は、病院に。

 なんともなかったけど、検査して家に帰ったと。

 今日は学校は休んだようだ。


 当然あのビルの瓦礫からは沢山の人の遺体が。


〘マコトも死んじゃったかと……〙

「危機一髪、白い巨人に助けられたの。あと一歩おそけりゃ今ごろあの世よ」


〘良かったわねマコト。あなたは運がいいのよ〙

「ホント、助かったわ。彼女には感謝してる」


              つづく

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