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エクエス本部SOS

68話 エクエス本部SOS


 かってなかった事態が。


 怪獣が、三頭。防衛軍と隣合わせのエクエス本部を襲うとは。


 いったいどういうことだ。


 木更津防衛軍基地の滑走路の穴から草津のスキー場に現れたシロクマもどき。

 こいつは『クサツベアラ』と名づけられた。


 鋸山は木更津基地の近くの千葉県には少ない大きな山だ。ここから現れたニホンザルが巨大化したような『キングザルー』と呼ばれた怪獣は、山から降り国道を木更津へと。

 あきらかに、エクエス本部に向かってる。


 海ほたるは東京湾の海上パーキング・エリア。

 ソコへあの巨体のカバゴンが上陸。


 ドローンからの映像で、初めて全身を見る。

 身体はほぼカバだが、後ろ足がセイウチのようでカバの尻尾はない、わかりやすくいうと下半身がセイウチのカバの人魚? 


 カバゴンは、海ほたるを破壊しながら湾岸道路に上がると内陸に進みだした。


 どう見てもコチラに向かってる。


 エクエストームは、クサツベアラにあけられた穴に落ち使用不可能。


 オレとグンマは、新ビーグルに。

 イイダ隊員とキョウゴクジ隊員が旧ビーグルに。


 隊長、カガミ隊員、カレン隊員はモービルで本部から脱出。


 全車両、武器を搭載し現在防衛軍基地を破壊するクサツベアラに攻撃を仕掛けた。


 ヤツから逃れられた戦闘ヘリが二機が、空から攻撃を。


「ヤローは、なんで兵器庫がわかるんだ?!」


「怪獣のくせに……」


「エクエスガトリングを出すぞグンマ」



〘ワラビヤマ、聞こえるか?!〙

「ああ、こちらはエクエスモービルで脱出した。そちらは大丈夫か五島?」


〘装甲戦闘車1344で、なんとか出た。まさか地下から来るとはな。油断した〙


「こちらはモービルとビーグル二台で攻撃に入る。戦闘ヘリを遠ざけてくれ」


〘ミサイルを使うのか〙


「カガミ、ヤラシのモービルでヤツの頭を狙え!」


 北海道・九州の防衛軍基地。

 関西、東北のエクエス支部へとSOSが発せられた。

 関東の防衛軍、エクエス本部の初めてのピンチだ。


 

 少しまえ。エクエス本部 寮、枯木の部屋内。


「おっ気がついたでぇ」


 ゾフィーはピンセットがなかったので耳かきで米粒大エイリアンの首を突いて。


「自分、ドコの星のもん?」

「その宇宙人は、関西弁わかりますかね?」

「関係あらへん、頭の中に話しかけてるんで」

〘苦しい、やめて〙

「ほら、聞こえた?」


「師匠、苦しがってますよ」


「ホラ、はかないと、わいなにするかわからんで」

〘アタシは……。その棒……どかして……臭い〙


「なんか、女言葉ですね。メスですか? ボクの耳かき、そんなに臭いかな?」


「言葉では、女とは限りまへん。オカマかも。枯木くん、虫眼鏡ある?」


「あったかなぁ……」


 ボクは机の引き出しの中をかき回した。


「枯木くん、わたしが」


 マコトさんが片手を米粒エイリアンにかざすとマコトさんの目が光り光線が出て、壁に映像を映した。


 壁には手のひらサイズまで拡大されたのエイリアンが。


「コイツの体、女とは違いまっせ」


〘☆Ⅷ△Χ、アタシらを地球人と一緒にするな〙


 はじめになんだかわからない言葉を、アレはゾフィーの本名か? コイツ見た目は地球人みたいな体つきだが、違うのか?


〘コボクとやら。アタシらには地球人のような性器はない。女の胸も大きくならないし、乳房のようなものは不要だ〙


 ボクの心を読んだのか。


「口に出した言葉は関係ありまへんと……」


 なるほど、そういうコトか。


「まあ、なんだが、あんたがナニ星人でもかまいまへん。地球でナニするつもりでっか?」


〘……〙


「答えないと、もっとひどくなりまっせ。コボクくん、綿棒ありまっか」

「綿棒なら……」


 ボクは百均で買った綿棒のケースを出し一本取ってゾフィーに。


「あっ、ナニするんですか」


 ゾフィーは綿棒をボクの足の指の隙間にこすりつけて。エイリアンの顔の前に。


〘ひい〜〙


「あ、マコトさん。ボクの足は臭くありませんよ。耳の穴も」


〘ひい〜やめて死んでしまう〙


 ボクはゾフィーの綿棒を取り。


「やめてください誤解をまねきます。エイリアンのあんたも大袈裟です」


〘いや、今のは、ホントに死ぬかと思ったわ。止めてくれて助かった。ありがとう〙


「ホローになってないな。あんたらは地球でナニをするつもりだ」


〘……〙


 どうも言う気はないらしい。なら。


〘ひい〜。ソレはやめて〜〙


 やめた。


「さあ、質問に答えろ!」


〘……〙


「枯木くん、綿棒を貸してください」


 マコトさんが動いた。下を向いたのでエイリアンの映像がテーブルに。


「質問に答えてください。答えないとこの綿棒をカプセルの中に」


〘ひい〜やめてぇ〜答えます。オエッ〙


 エイリアンから嗚咽がもれた。

 マコトさん、やるときはやる。


〘我々は怪獣計画で地球を壊滅し、その後に侵略をはじめる〙


「怪獣って、あなたたちエイリアンが作ったの?」


〘作ったのも居ればコチラが送ったのも居る〙


「送ったのは多摩湖の、あの隕石怪獣か……。作ったというのは?」


〘宇宙から集めた特殊ウィルスを地球の怪獣や生物に……。我々が予想した以上に地球人は、しぶとい。それにあんたらが現れて〙


「なるほど、怪獣出現はこいつらエイリアンの仕業か……」


  ゴゴゴゴ


「地震だわ!」


 揺れがすぐにおさまったと思ったら凄い音が、雷鳴? いや、違う。また、揺れだした。


〘アタシが仲間に送ったんだ。怪獣たちがココに集まる〙


「おまえの仕業かいなぁ〜」


 ゾフィーは、マコトさんから綿棒を取ると綿棒でカプセルを押しつぶした。


「あ……師匠」


「ホントに死んではいまへんわ」

「たしかに気絶してるわね……この人は」 


「ココに入れときましょう」


 ボクは弁当に付いていた醤油の入れ物を出した。


               つづく

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