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ゾフィーの頭に

67話 ゾフィーの頭に


 ボクの部屋へ、マコトさんに来てもらった。


「師匠の頭の中にナニかが?」

「ああ……あるんじゃないかと。ちょっと、玉の力で見てみてくれへん」


 ボクの部屋にゾフィーも居る。


「岐阜でエイリアンと遭遇したときに、ゾフィーさんの身体にナニか埋め込まれたかもしれないんだよ。知らずにハゲた頭じゃないかと」


「ソレじゃ……」


 マコトさんは、正座したゾフィーの前に立ち頭の上に手をかざした。


「米粒くらいの異物があるわ……」


「米粒くらいの……異物でっか」


「あの、痛いかどうかわからないけど取り出してみます」


 と、マコトさんはゾフィーの十円ハゲに人差し指を置いた。


「覚悟は出来てますぅ。マコちゃん、思いっきりやってや」


 うなずいたマコトさんのハゲに置いた人差し指が青く光る。


 うわぁ指先がハゲに沈んだ!

 目をつぶったゾフィーは痛がるでもナシに、じっとしている。


 指をハゲからぬいたマコトさんは指先をゾフィーの眼の前に。


「師匠、取れました異物です」


 ボクも近づいて見ると、銀色の米粒を一回り大きくしたようなカプセル状の物がマコトさんの指の先に乗ってる。


「こいつがわいの頭の中に……」

「コレ……」


 マコトさんが念でも送るように目をつぶると。

 指の上のカプセルが開いた。


「ええっ!」


 中に人が? ソレは岐阜でマコトさんが倒したあの巨人エイリアンと同じ生命体だろう。背の高さは思いっきり違うが姿は同じだ。

 カプセルの中でぐったりしてるのがわかる。


「中の人、眠らせました」


「こいつがわいの頭の中で、わいの思考をよんで仲間に……」


 ソレはわかるが、このエイリアンは、手動で。科学が発達してるんだよな? こんなコト出来るんだから。

 しかも、こんなに小さくも、あの岐阜のときみたいに巨人にもなれるのか?


 ホントにボクには理解出来ない。


「こいつを拷問して、ナニ企んでるか聞き出したる。枯木くんピンセットある?」

「師匠、いじめちゃダメよ……。楽にしてあげなきゃ」




 エクエス本部指令室。


「カバゴンのヤロー、オレの爆雷攻撃喰らって、まいったのか海に潜ったまま姿を消しましたね」


「海底で野垂れ死んでるじゃ。あのカニ怪獣とかの餌食になってるとか」


「グンマ、ヤラシ、油断は禁物だ。いつまた現れるか」


「あの、草津に現れたシロクマもどきも地底に潜ったままだ。いつ、また出てもおかしくありませんよ……」


「ですねカガミ隊員。しかし、この所やけに怪獣の出現が多くないですか?」


「そうねキョウゴクジ隊員の言う通りね。多いわ……。あの巨人と、ナニか関係があるのかしら」


「言われてみればホワイティーナが現れてから怪獣の出現が多くなったような……」


「ヤラシ隊員もそう思うでしょ。ツガル隊員はどう……」

「統計的に見ると、怪獣の出現率はたしかにあがってるが、逆に考えると怪獣の出現率が上がったから、何処からともなく現れた謎の救世主が……」


「そうだな、ホワイティーナは我々の女神だ。彼女が怪獣を呼んでるなどと……。さすがエクエスの頭脳ツガル隊員だ。オレたちと考えるコトが違う」

「エクエスの筋肉はヤラシ隊員かしら」


「おい、おいシズナちゃん。オレは筋肉だけじゃないぞ」


「胃袋もです」


「こら、グンマ。胃袋はカレン隊員だ」


「失礼な、ヤラシ隊員ったら。わたしは少食です」


「ええ、一つ一つはね。一緒にお菓子の食べ放題に行ったとき凄かったですよねカレン隊員。私、負けました」


「お菓子は別腹と言うじゃない」


「別腹……。お菓子だけでしたけど」


「そんな話は、終わりにしましょ」


「フワァ〜今何時です。お茶の時間はまだですか、目覚ましに熱くて濃いコーヒー飲みたい。マコトちゃんはまたかなぁ?」


  ティララララ


〘東京湾に怪獣が出現しました〙


「今度は東京湾か!」

「湾のどのあたりだ!」


〘海ほたるの近くだ。ワラビヤマ。オレだ防衛軍の五島だ。久しぶりだな〙

五島ごとうか。スイス支部からもどったのか」

〘まあ土産話は後でゆっくりな。エクエス本部の目の前だ、怪獣が現れたのは。ワラビヤマ隊長! 防衛軍が先に〙


「隊長、防衛軍が発進したドローンからの映像を出します」


「こいつはカバヤローじゃないか」


「相模湾から、こっちに?!」


「出動……!」


「ゆれてるわ!」


「地震!? 大きいわよ!」


「大丈夫だ。おさまった。では、あらためて」


  ガタガタガタダダーン


「なんだ?! 大きな音がしたぞ。あれくらいの地震で壊れるほどヤワじゃないだろう本部の建物は?」


     ビーッビーッビーッ


「警報だ。ナニがあった! カレン」

「警報は、格納庫です。格納庫のモニターが、壊れたのか? 映像がでません」


  トォルルル 


「どうしました?」


〘大変です、エクエストームの格納庫が陥没しました! ストームが穴の中に……〙


「ナニ、どういうことだ?!」


「隊長、本部上空に飛ばしたドローンの映像です」

「滑走路にも、大きな穴があいてる!」


「うわぁまた揺れた!」


〘防衛軍滑走路に怪獣が出現!〙


「アレは、草津に現れたシロクマもどき!」


「草津から地下を……」

「ヤツらは防衛軍とウチの本部を狙って来たのか?!」


「いままでになかった怪獣の動きだ」


「ええっ、隊長! 鋸山から巨大なサルが出現したと。通報が」


「どういう事だ! 一度に怪獣が三頭も。それも基地近くに」


             つづく

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