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穴から怪獣?

54話 穴から怪獣?


「大丈夫だ、たいしたことない……」

「イヤね。最近地震が多くて」


「兄さん、今のは震度3くらいかしら、テレビつけてみようか」


 妹は、チャンネルを変えるが、何処の局でも速報は出てない。


「NHKは? 一番早い」


「出てないわよ」

「じゃデータを押して」


「地震の情報ないわよ」

「まだ、早いんだよ……」


 震度3くらいだと、出ないというのは、ないだろう。


 ソレから一時間たっても地震速報はなかった。

 一時間もたったら、速報ではない。


 ゆれたのはこの辺りだけだったのか?

 まさか怪獣。



 翌朝、雇い人の一人があわてて。


「おはよう……。どうしたのあわてて内河さん?」

「大変だ、畑の真ん中に大きな穴が!」



「おはよう……。兄さん、穴!」

「ふぁ〜おはよう。どうした孝美。穴? 穴がどうしたって」

「畑に穴が出来たって」

「昨夜の地震と関係あるかも……。行ってみよう!」


 着替えて畑に行ってみると。

 雇い人の二人が。


「あ、エクエスの……」


「コレはデカいな。この畑の作物生えてた部分が、完全に穴の底だ」

「夕べ地震がありましたよね。で、畑に巨大な穴が。芋畑がまるまる……」


「うわぁ! なんだアレ!」


「なんか顔出したぞ!」


 穴の底は5メートルくらいか、その蟻地獄のようになった穴の真ん中あたりから異様な顔らしき物が。


  グガーッ


「吠えた! 怪獣だぁ!」


 俺は腰に手を。いかん、制服じゃない。

 ガンは持ってなかった。


「おい、危険だ。穴から離れろ!」


 離れると土煙が舞い上がった。


 様子をみてるとナニも起こらなかった。

 ヤツはもぐったのか?



 エクエス本部。


「隊長、岐阜の実家に帰ってるイイダ隊員から電話が」


「何かあったのか? イイダ……」


〘隊長、電話で失礼します。実家で、昨夜地震のようなゆれがあり、それから朝。農地にでっかい穴が空きまして。で、見たんです。穴から顔を出した怪獣を〙


「ナニ、本当か!」

〘自分だけでなく、ウチの雇い人も目撃してます。まだ、地上へは上がった様子はないですが、いつまた出るか……〙



「やはり居ましたね地底怪獣。ドコに隠れてたんですかね」


「冬眠とか、していたとか」


「グンマ隊員、コレからもっと寒くなるかもしれないのよ冬眠は……。目を覚ますには、まだ。隊長、ヤツはどんな怪獣なんですかね?」


「イイダが見たのは……。怪獣としか」

「地底怪獣だ、そんな変わったのは。それなりのやつでは、地下に虎や鳥はいないだろうし」


「ヤラシ隊員。怪獣に常識は通用しませんわ、虎のようなモグラやクチバシがドリルになってる地底怪獣の存在は有り得ますよ」


「そうだな……しかし、巨大なミミズとかは出んでほしいな。オレはヤツは嫌いでね」


「もしかしてヤラシ隊員、子供の頃にオシッコかけて腫らしたコトがあるんでは」


「おい、シズナちゃん、そいつはウソだという話だぞ。ねえカガミ隊員」

「いや、ヤラシ隊員。コレはあくまで僕の経験ではないが子供の頃、友人がふざけてな、やっちまったんだ。そしたら……」


「本当ですかカガミ隊員。あの……昔から悩んでたんですが、女はドコが、ハレるんですか?」


「ソレは知らん……。僕の友人は男だったからな。僕には、ねぇ〜。わからんいよ。隊長は知ってます?」


「くだらんことを言ってないで、カガミ、ヤラシ、キョウゴクジ。私とエクエストームで岐阜へ向かうぞ!」


「はっ」✕3


 エクエストームに向かう通路。


「くだらん疑問だが……。ホントにカガミ隊員。で、本当にハレたの?」

「ああ、あくまで友人だ。僕は見た、腫れあがつたアレを」

「本当なのかしら、あの話は……」

「僕は今でも信じてる」


「あ、カガミさんたち。何処かへ?」


「ああ、マコトちゃん。岐阜へね、何やら出たと」

「怪獣ですか? どのあたりです。あの……友だちが、白川郷に行ってるんです」


「友だちってあの清掃課の?」

「はい、ヤラシさん。師匠と旅行に」

「師匠?」

「あ、彼と同じ清掃課にわたしに拳法を教えてくれた師匠が居まして」


「へぇ~一丈青さんは拳法を習ってたんだ。その師匠がウチの清掃課に?」

「たまたま、偶然ですけど。職業とは関係ありませんから」


「だよ、ヤラシ。僕の知り合いのキックボクサーはラーメン屋だ」

「そうだな、格闘家の連中ってなんで飲食店やるヤツ多いのかねぇ?」

「減量の関係かもな。あ、ヤラシ。イイダの実家って岐阜の何処だ」

「いや、オレは岐阜としか……。しかし、まえに怪獣が現れたのは白川郷の近くだよな」


「え、大丈夫かしら……。師匠は心配ないけど、枯木くんは……」


「まだ、わからんが白川郷じゃないかもな、彼氏はオレが守から心配するな」

「もし、会ったらお願いします」


 おっ、一丈青さんはオレに敬礼を。 

 オレも。


「承知した!」


「すみませーん」


「シズナちゃん、ナニやってたの行くぞ!」

「女はいろいろ準備が……。ね、一丈青さん」

「いってらっしゃい!」

「行ってきま〜す」


「マコトちゃんの敬礼ってサマになってるよな、カッコいい」

「ドコで覚えたのかしら」


「はい、隊長。すぐに。ふたりとも、隊長はもうストームに乗ってるぞ」


「早っ!」


「シズナちゃんがおそいんだよ。急げ!」


            つづく

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