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乗ってきた奴

42話 乗ってきた奴


  クカァアア


「うわぁ! なんだ」


 ボクは持ってたモップを突き出し。

 

 なんだ、このサルみたいな変な動物は。


  クカァアアーア


   

 なんで、こんな奴がココに?

 立ち上がった妙な動物は、体はサルみたいな毛だらけで異常に長い腕をもった奇妙な生き物だ。目は離れてて鼻は穴のみだ。

 口は小さなくちばしみたいだ。頭は平たい。


 何なんだ? こっちの世界には、普通に居る生物なのか。犬や猫みたいに?

 とは、おもえないが。怪獣? でも小さい、やはりサルかな?


「枯木くん、大丈夫? なんなの、この生き物!」


  クカァアア


 生き物は、マコトさんに襲いかかった。


 マコトさんは、素早くキャリアからデッキブラシを取りヤツの頭を突いた。


 額を突かれた生き物がそのまま後ろに飛んで、気絶した。


「スゴイ、マコトさん!」


「なんだか、危険な動物なんで気絶させたわ」

「こいつは、なんだろう? サルかな?」

「顔だけ見るとサルではないよね……」


「たしかにくちばしのあるサルなんて聞いたことないよね」


「枯木くん、近づいちゃダメ、危ないわよ。エクエスの人に報せるわ」


〘指令室です、どちら?〙

「わたしです。一丈青です。格納庫に変な生き物が居るんです。すぐ来て下さい!」


〘変な生き物? 何かしら〙

「手の長いサルみたいな生き物です」


「うわぁ! 動いた」


「逃げて! 枯木くん」


「あいつが先に動いて格納庫の奥へ逃げた」


「気絶させたんですけど……。気がつくの早いわね」



 すぐにヤラシ隊員とキョウゴクジ隊員が来た。


「キミたち大丈夫か?」

「はい」

「手の長いサルみたいなヤツだって一丈青さん」

「はい、襲ってきたのでデッキブラシの棒で眉間を突き気絶を。でも、さっき気がついて」

「格納庫の奥の方に逃げましたよ。まだ居ると思います」

「キミたちはココに」


「おい、捕獲用のネット砲を持ってきたぞ!」


「イイダ隊員、向こうからお願いします。オレとシズナちゃんはストームの方から奥へ」


〘ヤラシ隊員、整備道具室に生物反応があるわ〙


「了解!」


「整備道具室の扉が壊されてるわ」

「ホントだ、スゴいな。が、コレじゃココに居ると言ってるようなもんだ。入るぞ」

「ヤラシ隊員、気をつけて。アイツは素早いわよ」


「うわぁ!」


 上から降りてきた!


「コノヤロー」


   パンパンパン


 ヤラシ隊員が室内に入ったとたんに上から襲われて銃声が。


「出たわ!」


 室内に入ろうとした私を突き飛ばしてヤツが飛び出した。


 私は上半身を起こし撃った。


  パンパン パンパン


「イイダ隊員、そっちに行ったわ!」



 なんだヤローは?! サルみたいなのが走って来た。


   クカァアア


「ヤロー!」


 私はネット砲を撃った。


 サルはネットに包まれた。


「よし!」


   クカァアアーク


 ウソだろう。ヤローは、ネットをくちばしで噛み斬り腕でネットを引き裂いた。

 そのネットは、そんなヤワなもんじゃ。


  クカァアア


  パンパンパンパン

 

 威嚇してきたからガンを数発くらわしてやったら、逃げ出した。


「って、ヤロー。本部の方に。マズイ!」


「大丈夫ですか? イイダ隊員」


 キョウゴクジ隊員が切られたネットを持ち。


「私は大丈夫だ。それよりヤロー本部の方に」


「それは大変、カレン隊員に!」


「シズナちゃん、ヤローはどうした。ヘルメットをかぶってて助かった」


「大丈夫? ヤラシ隊員。ヘルメットにスゴイ爪跡が。なかったら殺られてたわ」


 指令室。


〘カレン隊員、本部内の通路のシャッターを降ろして。アイツが格納庫から!〙


「了解!」


「カレン、警備室に連絡を」

「はい隊長!」


「グンマ、下へ」


「待ってグンマ隊員、格納庫からの通路にナニか居るわ」


「警備室、格納庫からの第一通路のモニターを見てくれナニか居るか」


〘こちら警備室、モニターに映ってるのはヤラシ隊員です。他には誰も〙


「ヤラシか。カレン、他は?」

「あっ第二通路の上に生命反応。天井に上がったようです」


「ソレは人では、ないか?」

「生命反応だけでは、なんとも」


「ヤラシ、ワラビヤマだ。ヤツは第二通路の天井に上がったかもしれん気をつけろ」


〘了解!〙



「あなたたちは格納庫でナニを?」

「ボクは仕事です。掃除を」


「わたしは、たまたま枯木を見かけて……」

「そう……。アレは沖縄海洋研究大から逃げ出したキムジナーよ」

「キムジナー? ニュースで見ましたがミイラじゃ」

「そのミイラが大学の警備員を襲い精気を吸い取ってよみがえったのよ。アレは干からびてたけどミイラじゃなかったのよ。あいつは、いつの間にかエクエストームに入り込みココへ……」


「キョウゴクジさん、アレはなんなんです。キムジナーは沖縄のおとなしい妖怪と聞いてますけど?」

「ナニかしら……。キムジナーとしか。イヤ、キムジナーと言われてきた宇宙人かも。ソレもキケンな」

「危険ですね、あんなのを野放しにしたら」

「ココに連れてきてしまったのは、とんだドジだけど……。ある意味良かったわ。ココから出さずに始末します。あなたたちは、危険だからココに居て」


 と、キョウゴクジさんは本部の方へ行った。


「マコトさん、キョウゴクジさんたちは大丈夫かな、アレは宇宙生物らしい」


「なんで宇宙人と? アレはもともと地球に居た生物かもしれんないわ? 怪獣が居るんだもん。ナニがいても……」

「アレは人の精気を吸い取ると。あんなのが太古の昔に居たら人類は滅んでますよマコトさん。きっと大昔に地球に来たんだ。で、凍眠でもしてたんじゃ。あのキムジナーのミイラは七千年前の地層から見つかったと。その頃地球に来て……」


「とにかく、ココを出たら大変ね。わたしも探すわ」


 マコトさんは一瞬光ったと思ったら制服があの白スーツ姿に。

 制服や下着が床に。

 早っ。すぐに姿が見えなくなった。

 今回巨大化はしてないな、場所が場所出し相手も小さい。

 彼女、少し小さくなった? で、服が。

 ボクは彼女の制服や下着を掃除具キャリアの中に隠した。


              つづく

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