カニ鍋作戦
20話 カニ鍋作戦
結局、明るい方が良いと。
怪獣も眠っていて行動しないのもあり作戦は夜明けになった。
その前に怪獣の名前も決まり『タマトゲラ』という名前になって、そう呼ぶようになる。
カニ鍋作戦。
「あいつ本当に熱湯を嫌いますかね」
「ヤラシ、なにをいまさら」
作戦を考えたグンマ隊員か?
「ヤツが寝ているうちに水を……。しかし一夜の間に水が大分増えたな」
まあ少ないよりはいいのか。
「しかし、カニ鍋作戦とは、誰の命名で」
「オレだヤラシ。なんかおかしいか?」
「隊長かと……」
「ヤラシさん、隊長は熱湯風呂作戦と。どっちもどっちですわ」
「キョウゴクジくんなら?」
「長居は無用作戦」
「なんだかなぁ~みんなネーミングセンスないなぁ」
「あら、ヤラシ隊員なら」
「そうだななぁ五右衛門風呂作戦とか」
「みんなと、たいしてかわらんぞヤラシ。名前なんかどうでもいい」
「しかし、隊長。名前は、大事です」
「カガミ。発熱弾を投下準備」
無視された。
〘準備出来てます。いつでも作戦開始してください隊長〙
「ヤラシ、地上の電熱線部隊は?」
「コチラも、準備OKです。タマトゲを釜ゆでにしてやるぞぉ」
避難所。
〘多摩湖湖畔の防衛軍は午前六時半頃に作戦を開始しするようです〙
「カニ鍋作戦って、そんなダサい作戦名で成功すんのかねぇ。映画とかみたいカッコイイ名前にしてほしいな。まえにも焼き鳥作戦とか猪突作戦とかさぁ〜」
「まあ、べつに作戦名で成功するしないは……」
「でもさぁやっぱ……。やっぱり僕が入隊してネーミングのセンスを変えてやる」
「兄貴さぁ〜その前に防衛大受かって入学して、それから卒業して防衛軍に入り、エクエスに選ばれないと……。何年先かしら」
〘コチラは多摩湖近辺の志村です。どうやら作戦が始まったようです。多摩湖の水面から湯気があがりはじめました……〙
「頑張ってよ。あたし早く家に帰ってしたいことたくさんあるの」
「それは、皆同じだ純子。連続して怪獣が出てるから、勉強も出来ない。大学落ちたら怪獣のせいだ! 文句も言えん」
「しかし、まいるよなぁいきなり怪獣が四種だ。いったいなんでまた……誰かの、おこないが悪いんじゃないかぁ」
「枯木くん、コレはわたしたちのせいかしら……」
「マコトさん、そんなコトはないよ。あるとしたらあの宇宙人の……」
「自称宇宙人の……師匠が。なら、わたし」
あっマコトさんドコへ?
「あ、どうしたのマコト?」
「橋本ぉ。おまえが言うから一丈青さんが」
「は? オレなんか変なこと言った?」
「マコトさ〜ん!」
ボクはマコトさんを追った。
「純子、枯木くんとぉ一丈青さんの関係は、なんなんだ……」
「関係……。あたしに聞かれても。でも恋人同士には見えないわよね、あの二人」
多摩湖湖畔。
「タマトゲが動き出したぞ!」
「ほら見ろヤラシ、ヤツは熱に弱いんだ。湖から上がる気だ」
「よし、カガミ。ナパームでヤツを湖から上がるのを阻止しろ!」
〘了解!〙
「おおっ派手にやってるなカガミ副隊長!」
「いいぞ、ヤツは湖から上がれない。ナパームの攻撃でか、三つの頭を引っ込めたぞ」
「ナニかしら甲羅の下から白い煙が」
「ナパームの火が消えるぞ。アレは消化剤か?」
「モービルの火炎放射を用意!」
「ちくしょう、ヤツをカニ焼きにしてやる」
ヤロー消化剤で湖畔の火を消した。上がってくる。
「ファイヤーアアアア!」
グンァアアアー
「どうだ、消化剤は効かないぞ!」
火炎放射が効いてるようだ。ヤロー湖から上がれない。
「なんか、変だぞ。湖の熱湯が下がってないか?」
「タマトゲラが湖の中に潜ったわ」
「隊長、火炎放射の燃料が」
「発熱弾は?」
「電熱線はどうした!」
「発熱弾、底をつきました!」
「電熱線はショートし……」
「ヤローカニ鍋どころか温泉気分だ。見ろ、トゲトゲの甲羅が浮いてきたぞ」
「熱にやられたんじゃないか? 甲羅が赤いぞ」
「うわぁ甲羅のトゲが飛んだ!」
「まるでミサイルだわ」
「モービルを後退させろ!」
ドカドカドカーン
〘隊長、大丈夫ですか?!〙
なんとか当たりそうなトゲミサイルはエクエストームのミサイルが。
モニターを見ると甲羅のトゲを飛ばした甲羅からまたトゲが。
「アレは生物なのか?」
「また、やられるぞ退却!」
「やられる前にヤラシ、コチラからもミサイルだ!」
オレが打つ前にエクエストームがミサイルをヤツに。
ハッキリ言って当たっても効いてないのは明らかだ。が、何発も当たればと。
オレもミサイルを発車。
避難所。
〘カニ鍋作戦は、失敗したようです……〙
「枯木くん、わたし行きます!」
ジャージ姿のマコトさんが飛んだ!
多摩湖に行ったのか。もしそうなら、マコトさんの着替えをなんとかしないと。
つづく




