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親友

11話 親友


 盛り上がった土山から、出た丸い芽のような物が大きく伸びて逆さ音符みたいな形に。


 偶然だろうが月が重なるあたりまで伸びて巨大な芽のバックが満月に。


「E.T……」


 月あかりの逆光でシルエットがけっこうきれいだ。

 なんて、のんきなコトを言ってられない。

 付近の住人が騒ぎ出した。


 妙な地震の後にココだけではない。庭先など、かたくない地面からあの太い根のようなのが出てうねってる。

 動く根は、タダ、大きな植物だ。


「襲ってはこないけど、なんだか気持ち悪い生物だなぁ……。「ガメラ2」で見た草体とはちょっと違うよね」


「あ、ソレ見てます……あの映画みたいなら草体を守る生物が居るのでは」


「ソレらしいのは出てきてない」


 人が家から出て来た。


 サイレンの音が聞こえてきた。

 パトカーや消防車のだろう。


 公園にも人が集まってきた。


「なんだか、変なものが庭に」

「ウチもよ」


「あの壊れたブランコの所にも。アレだよな」


「なんなんだアレは? 動いてるぞ」



「あなたたちは……」


「純子!」


「気安く呼ばないでよ、あんたたち何者? この気持ち悪い怪植物は、あんたたちが?」


「モリジュン、そんなわけないだろ。アレは勝手に」


「モリジュン。なんであたしの幼い頃のあだ名知ってるの?」


「だから、ボクは幼なじみのぉ……」

「そんな個人情報集めてまで、あたしになんのようがあるわけ?」


「純子、落ち着いて聞いてくれる。わたしたちはパラレルワールドから来たあなたの友だちなの」


「パラレルワールドから来たって、ナニ、漫画

、アニメのマニア。あんたたち……。じゃ幼なじみの君、あたしがなんでモリジュンって呼ばれたか知ってる?」


「知ってるとも。近所に森かなえという子が居て、キミはモリジュンで。森かなえはモリカナと呼ばれてた」


「正解! じゃ中学の同級生だったあなた。あたしの初恋の人は誰かな?」


「簡単よ、仮面ライダーやってた佐藤健よ。「るろうに剣心」の映画シリーズをウチのプロジェクターで全作観たのよ。あなたと……わたし。でも、中三の卒業式にクラスで最後の委員長だった相馬くんに惚れてたと、わたしに話してくれたわ」


「な、ナニ言ってんのよ。あなた、なんで相馬くんのことを。誰にも話してないのに……。もしかしてマジであなたたち」


「そうよ、だから信じて。わたしたちは高校も一緒なの純子とはクラス、違うけど」


「そうなのね。そういえば、そのスカートは……。あんたのブレザーも同じ高校だね……。う〜ん信じるか。あなたたちがあたしを頼って来てくれたのはなぜ?」


「原因は、わからないがボクらはこの世界に来てしまい。ココにはボクらの家族や家が存在しないんだ。でお互いの知人でもあるマコトさんの親友のモリジュンの助けをかりようとキミの家に行ったんだよ」


「なるほど、あなたとあたしは親友なのねパラレルワールドでは……面白いわ。でも、なんでこっちにはあなたたちが。居ないのかしら」


「居たらややこしくなるからじゃないかしら」

「タイムトラベルネタでも、同じ次元には同じキャラが存在しなくなるというのがあるから、ソレと似たコトかな……。まあこっちには最初からボクらは存在してないみたいだけど」


「じゃあホントに、この怪植物騒ぎとは関係ないのねあなたたち」


「ないわ……」


 公園の前に白と青が上下に塗られた装甲車みたいのが止まってハッチが開きヘルメットの男が顔を出した。


「君たち避難所へ。この公園も奴がうごめいてるからあぶないぞ。早く出るんだ! 他の皆さんもこの公園から出て。避難所の方へ!」


「うん?! なんか見たことあるなぁキミたち……」


 そう言われて、あっこの人はあそこに居た特殊部隊の人だ。


「思い出した。キミたちはジゲンに、四次元怪獣ジゲンに別世界に飛ばされたときに会った高校生だよな」


 おわぁまた地震だ。


 公園内にある砂場に穴があき妙な生物らしきヤツの頭が出た。


「ヤバいのが出たぞ、キミたち早く逃げるんだ!」


 あの頭は虫かな、昆虫みたいだ。でもデカい砂場くらいの頭の大きさだ。すると胴体の大きさは?


 装甲車から、ライフルを持った別の人たちが。


「キミたち、下がりなさい!」


   キェエエーン


 巨大虫が鳴いた。


 言われた通り下がったがボクは、好奇心でヤツを見てしまう。

 ヤツが砂場から全身を現した。


 デカいバッタ?


 巨大バッタが、体を動かし月光の方に向きを変えて巨大な芽を見た。


 するとまた、砂場の穴に入っていった。


「アレは……」

「あのヤローなんでひっこんだっ?」

「もしかしたら……。僕の勝手な推測ですが、あの怪虫はあの植物が成長するのを待って引っ込んだんじゃ。まだ食べごろではないとか」


「アレは特殊部隊エクエスのツガルさんとヤラシ隊員よ! ねえあなた紙とペン持ってる?」


 ボクらは学校の帰りだったのでカバンを。

 マコトさんは、ノートを破りペンを森目純子に。


「すみませーんツガル隊員。サインいただけますぅ」


「こっちでも純子はミーハーね」


「特殊部隊エクエスとかいってたよね。やっぱり科特隊やウルトラ警備隊みたいなのかな」


 戻った森目に聞いてみた。


「知らないのエクエス?」

「そういうのはわたしたちの世界では存在してないわ」


「え、そうなの。そっちの世界では出ないの」

「ナニがだい、出ないって」

「怪獣よ、彼らは怪獣退治専門に作られた特殊部隊のエリートなのよ」


 ウルトラ警備隊みたいなのかぁやっぱ。


「こちらでは普通に怪獣が出てくるんだ」

「ええ、怪獣が出たらエクエスの人たちが中心になって怪獣を倒すのよ」

「それじゃウルトラマンは?」


             つづく

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