ご禁制の品
子供の頃に正義の味方である忍者衆が主人公の物語があったのです
時代劇の子供が楽しめる版とでも言いましょうかね
時は戦国時代で相手方の悪人も怪しい集団で忍術やら魔術を使用し日本征服を狙っている
その時の天下人がこの正義の味方の忍者衆に悪人たちの討伐を命令して物語は進むのです
子供達の間でとても人気がある番組で、それ以来忍者と言うのはまるで魔法使いなんだみたいなイメージを持ちましたし、自分達でも忍者ごっこなんて遊びをするのですが、やはりテレビのように技が決まらない
今となっては夢のない当たり前な話なのですが、その当時は忍者としての修行をしていないからできないのだ!と真剣に考えていたのです
そんな忍者像を胸に抱き大人になっていったのです
それで関西からは行きやすい忍者の里で有名な伊賀とか甲賀の里にある忍者屋敷に行った時に、忍者が使う忍術とは魔法ではなく、理論と経験に裏付けされた知恵であり行動であると知るのですね
忍者屋敷なんてのもアイデアがふんだんに使われた知恵と工夫の凝縮の館だと知るのです
そう忍者とて人間であるのだと知るのです
ただ、根性はまったく別ですね
何が何でも、命に代えても掟を守る根性は、凡人には真似することなんてできないよなぁ
と思ったのです
さて、この忍者のストーリーをはじめ時代劇によく出てくる言葉に「ご禁制の品」と言うのがあるのです
このご禁制の品を手に入れるために悪が暗闇に蔓延り、それを摘発する役人がいるわけです
役人が表の警察なら、忍者は裏の警察ではないでしょうか?
表立って動けない役所の案件を裏の忍者が取り扱うわけです
何故表立って動けないって?
それは今も同じような理由があるのでは?
知らんけど(笑)
そんなご禁制の品の中で、意味もなくかっこええなぁ!と思った名前があるのです
それは
「ぎやまん」
と言うもの・・・
響きがかっこええのです(笑)
そしてそれは薄々ガラス製品のことやよなぁとも感じて・・・
お洒落やんか!
とも思っていたのです
それだけです(笑)
そのご禁制の品であるぎやまんを手に入れるために悪が大きく動き、それを阻止するために忍者が動く
なんかこの物語では「ぎやまん製のハンドベルが数個ありそれが全部揃うと勝手に全部が鳴り出してなんか魔法の力を発する」みたいなストーリーだった気がします
このキラキラ光るぎやまんのハンドベルを見て名前も見た目もかっこええなぁと思ったわけです
確かに魔力を感じるわ!
ご禁制の品に違いない・・・
ここで一つ・・・
ガラスを表す言葉には「ぎやまん」の他に「びーどろ」と言うのがあるのですがご存じですか?
この違いは?
どちらも名前の由来はポルトガル語で「びーどろ」はガラスを表す「vidro」から、「ぎやまん」はダイヤモンドを意味する「diamant」かららしいのですが、和硝子を「びーどろ」と言って、ヨーロッパ製のカットガラスを「ぎやまん」と言ったそうです
ふ~ん・・・
ポルトガル語と言うことでいかにも戦国時代に持ち込まれて権力者が欲しそうなご禁制の品の臭いがプンプンするなぁ
これも知らんけど(笑)