予定は未定
スヴェン加入から何日か…何日だっけ?マァとにかく時間が経って、今日も今日とていつもの三人組は我がダンジョンに来ていた。お、前回は泥で服がぐちょぐちょになって泣いてたが、学んだようだな。あからさまにすでに汚れてて使い捨て感溢れる服装だ。一階層の攻略も手慣れてんなぁ…
二階層の様子を見ると、スヴェンが別の冒険者パーティーのおもてなしをしてた。具体的にはイキイキしながら麻痺と鈍足のコンボを決めていた。あいつも馴染んだなぁ…。最初はデバフの一つを掛けるのも躊躇ってたのに。でも難易度決める側って楽しいよな。分かる。
さて、この調子で三階層目も造ってしまおう。ノープランだからカタログ見ながらどんな感じにするか決めるが。
表示させた画面をスイスイとスクロールしていって…ふむ、触手か。
「マスター??」
「何だ」
「貫禄がありそうに返事したところで、未練が隠しきれてませんよ、マスター」
だってエロトラップダンジョンやりたかったんだもん…
てか、テーマを最初に決めさせるなら、ダンジョンカタログもそれ用にしとけば良いのでは?
「たまにとんでもないこじつけで縛りをすり抜ける者もいますので、神もそのままにしているのですよ」
「例えば?」
「かわいい系のダンジョン、とテーマを決めたダンジョンマスターが、独特の感性により犬も猫も兎も豚も妖精も植物もアンデッドも壁も罠もかわいいと言い出したときです。あのときは実質何でもありでしたね。ギルドで調べれば、"混沌のダンジョン"として登録されていますよ」
"かわいい"がテーマのダンジョンとは思えない名称だな。いや、その人にとってはこれも"かわいい"のか?
「良く分かりましたね、その通りです。かの方は大層ご満悦でしたよ」
分かっちゃったよ…
「なら、俺がテーマに沿ったのを思い付けたら触手を使っても良いわけだな?」
「はい。まぁ、好きになさってください」
良し!!絶対触手使うぞ!!!!
全部かわいいって言うダンジョンさん
もう死んでる。貯めたダンジョンポイントで神獣とか厄災とかホイホイ設置するから、人類サイドが危ぶんで勇者パーティー組んで討伐された
遺言は「勇者たちかわいすぎるから殺したくねぇんだよなぁ…」(※なお、このときの勇者パーティーはムキムキマッチョの戦士とおじいちゃん魔法使いとロリ神官である)
こいつ担当のスライムは最後まで「ええんかこれ…」みたいな顔をしていた




