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【2巻発売中!&コミカライズ】俺だけ《確定レアドロップ》だった件~スライムすら倒せない無能と罵られ追放されたけど、初めて倒した一匹から強武器落ちました~  作者: みんと
第三章 世界最強 編

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第70話 魔法革命


 キノコの死体から、まるで噴水のように放射状にスキルブックが噴出される。


「うおおおおおおおお! これはすごいぞ……!」


 俺たちはそれを、必死にかき集めた。

 そういえば、カナンの腕の傷も、キノコとともに消え去っていた。

 どうやら傷自体、幻覚だったようだ。


「えーっと……おお、魔法だけじゃなく、スキルもあるぞ……!」

「これ……選ぶのに苦労しそうね……」

「そうだな、そこはまあ、ホテルに帰ってからゆっくりと吟味しよう」


 まさに多種多様なスキルブックの図書館といった感じだった。


「よし、今日はもう遅いし、スキルブックも手に入ったことだし……帰ろうか」

「そうね……」


 500冊ほどのスキルブックを拾い終え、俺たちはホテルに転移した。





 さあて、これだけあると、どんな種類があるのかを確認するだけでも一苦労だ……。

 とりあえず、俺たちは目に付いた本をそれぞれ選んでいった。

 すべてのスキルが使えるわけでは、もちろんなかった。

 被っているものもあったし、そもそも使いどころがないようなものも……。

 だが、結果として、それぞれ10冊ずつくらいのスキルブックを使用した。

 あまりに多いと、自分でも使いこなせなくなるから、これが限界だ。



――――――――――――

ロインの覚えた新スキル・魔法


 ・魔力全放射(マジックバースト)

 ・闇の右手(ダークネス)

 ・従魔召喚(サモンダーク)

 ・運試しの賽子(ファンブルギャンブル)

 ・魔物契約(テイム)Lv1

 ・極小黒球(グラビトン)

 ・火炎龍剣(ドラグファイア)

 ・追い(エクストラ)チャージ

 ・空間転移の剣

 ・剣撃分身(デュアルウェポン)

――――――――――――


――――――――――――

クラリスの覚えた新スキル・魔法


 ・巨大盾(ビッグ・ワン)

 ・魔法反射空間(ネメシスフィールド)

 ・盾ブーメラン

 ・範囲回復魔法(エリアヒール)

 ・上級回復魔法(エクストラヒール)

 ・地震(クエイク)

 ・氷の盾

 ・メテオ

 ・ジャストガード

 ・パリィ

――――――――――――


――――――――――――

カナンの覚えた新スキル・魔法


 ・毒の刃

 ・麻痺刃

 ・砂塵演舞

 ・ファイアボール

 ・電光石火

 ・竜神の舞

 ・アイスボール

 ・氷の舞

 ・瞬間動作(ファストムーブ)

 ・リコール

――――――――――――



「まあざっと……こんなもんだな……」

「えーっと……これだけでも自分で何を使えるのか、覚えきれないよ……」

「だな、今度から新しいスキルを覚えるときは慎重にならないと」


 余ったスキルブックは、持ち帰って商品にでもしようか。

 あと、サリナさんとドロシーの分も残しておくか。

 一応、護身用というか、俺がいつでも守れるとも限らないしな……。


「うう……本当にこのスキルでよかったのかなぁ……私、使いこなせるか不安だぞ」


 カナンが珍しく弱音を吐く。


「大丈夫さ。カナンならすぐに慣れる」


 今から、スキルを試してみるのが楽しみだ……!

 魔法以外にもいろんなスキルが手に入ったしな……。


「さっそく試しに戦ってみたいわね……」


 とクラリス。


「そうだな、だったら……もう一度死の森に行くのはどうだ……?」

「え? もう一度……?」

「ああ、俺の【確定大量レアドロップ】を使ってみたくないか……?」

「あ、確かに……! 今なら、前みたいに何体も倒さなくても、いいかも!」

「だろ……?」


 そう、今となっては、一体のデスフラワーを倒すだけで、かなりの種が手に入る。

 前は乱獲の危険もあって、控えめにしていたが、今度こそ、ステータスを大幅に上げることができる。


「よし、じゃあ行こう!」


 俺たちは、死の森へと転移した。

 そして、その日のうちに、5体ほどのデスフラワーを狩り……。

 大量のステータスの種を手に入れた……!


 そしてホテルに戻って――。





 種のおかげで、俺たちのステータスはそれぞれ、10倍となった。

 もっと食べてもよかったが、なぜかそこで打ち止めとなってしまった。

 もしかすると、個人によって成長限界が決められているのかもしれない。

 それか、種の効果に限界があるのだろうか……。

 とにかく、現状ではこうなった。



――――――――――――

ロイン・キャンベラス(装備)

17歳 男

攻撃力 4600(+4500)

防御力 0710(+800)

魔力  1600(+150)

知能  2100

敏捷  0750

魅力  3850

運   9999

――――――――――――

――――――――――――

クラリス・キャンディラス(装備)

17歳 女

攻撃力 1200(+180)

防御力 2700(+2800)

魔力  1600

知能  1950

敏捷  0530

魅力  7960

運   1320

――――――――――――

――――――――――――

カナン・ルブレージュ(装備)

18歳 女

攻撃力 3450(+750)

防御力 1210(+340)

魔力  1600

知能  1100

敏捷  7850

魅力  9230

運   1120

――――――――――――



「おおおおお! なんだか自分でも、身体に力がみなぎっているのがわかるぞ……!」

「ほんとね……! っていうか、ロイン……ちょっと見た目もかっこよくなってない……!?」

「え、そうか……?」


 そう言えば魅力値が上がって、クラリスもカナンもさらに色っぽく見える。

 まさに、絶世の美女だ。

 具体的には、胸のサイズが上がり、お尻もさらに柔らかくなり……くびれもすごい。

 さらに、顔も肌艶がよくなって、髪も前にもましてサラサラ。

 媚薬のような臭いが、いたるところからしている。

 近くにいるだけで、脳が焼き切れそうだ。


「ステータスってのは……こんなにすごいのか……」


 改めて、その問答無用の効力には驚かされる。

 いくら筋肉を鍛えようが、ステータスこそがすべてを決定するのだった。


「で、問題はこれだよな……」


 俺の運の値は、9999――カンストしていた。


「これ……どうなるんだろう……?」


 1000になったときは、【確定レアドロ】が【確定大量レアドロ】に変化した。

 ということは、次はどうなるんだ……?


「それはまあ、試してみるしかないでしょ……?」


 クラリスも、期待に目をときめかせている。


「ま、そうだな……」


 ではさっそく、次の目的地へと転移しよう。

 だがその前に――。


「くそおお! もう我慢できない! 二人とも、可愛すぎる……!」


 俺は二人を抱き寄せ、そのままベッドへ押し倒した。


「あ、もうロイン! こっちから仕掛けようと思ってたのにぃ!」


 どうやらクラリスも、カナンも同じ気持ちらしかった。

 俺の魅力値も、相当に上がっているようだ。


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