表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

黒い星

作者: ブラックスター

20歳になったら死のうと思っていた。


大した理由なんてない。


生きていても面白くもなんともないじゃないか。


幼稚園に入った頃から自分の顔が嫌いだった。


なんでこんな醜いに顔に生まれてきたのだろう。鏡を見るたびに自己嫌悪を抱いて左胸が微かに苦しくなった。


幼稚園の頃の将来の夢は、タクシーの運転手だった。運転してるだけで、楽そうだとうのが理由だった。


小学生になっても、頭が良いわけでも、身体的に優れているわけでもなく、可でも不可でもなく、通信簿はいつも2か3だった。


その頃は自宅の近所に友達らしき者もいた。だが、今考えると、自分のわがままだったのか、口喧嘩になり、それ以来自宅に引きこもるようになった。確か小学4年生の頃だった。


父親が週刊誌少年マンガ雑誌をよく買ってきたので、自分もよく読んでいた。少年サンデー、少年ジャンプ、その他のマンガ雑誌をよく読んだ。それが唯一の楽しみだった。


父親は、少年マンガ雑誌だけを買ってはいなかった。

ある日、父親と母親の寝室のタンスの上に隠されていた雑誌を見つけた。週刊プレイボーイや平凡パンチ、エロトピアやデカメロンなどの所謂成人雑誌だった。

グラビアの女や猥褻なマンガを見たら自然と勃起し、布団にまだ幼い陰茎を擦り付けてオナニーを覚えた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ