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野バラの姫
いつもお読み頂きましてありがとうございます。
第1章とあらすじを大幅改定中です。
もしよろしければお読み直し頂ければ幸いです。
貴方と出会えたことは運命だったのだと思ったのは私だけだったのでしょうか?
地方の男爵の娘で、地位も財産もない私は学園ではいつも最下層。苛められることらなくてもひっそりと隠れるように生きていた私にとってあなたは私の光だった。
貴方と出会ったのは学園の一角。
おっちょこいの私はつまづいて彼の前でこけてしまった。
「大丈夫?」
そんな私にも彼は手を差し出してくれた。その手に息を飲んだ私とは裏腹に剣を握る者特有の節くれだった手をした彼は優しく微笑んだ。
「気をつけて」
「はい………」
出会ったその日に私は貴方に恋をした。
ーそしてー
『貴女を探していた』
その言葉に胸を震わせる乙女は私だけだったのでしょうか?
いつもお読み頂きましてありがとうございます。
第二章開始です。
誤字・脱字がありましたら申し訳ありません。少しでも楽しんで頂ければ幸いです。




