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2018年 1月30日 火曜日 晴れ

作者: 黒木慎悟

自分の言葉、日本語は他の日本人と違うと感じる。同じ意味の言葉を中国語と日本語話したら、全く違う。意味の違いでは無く、情報量の違いだ。中国語を話す相手の気持ち、言葉の裏の含み、そしてこれから話そうとする言葉まで全部分かる。その一方、日本語の場合は只講演の下書きを読み上げられているみたいにしか聞こえない。日本人の方達は日本語を聞いた時は私が中国語を聞き取ると同じような情報が得られるでしょうか。下手すると、今まで話した相手から悪意のある言葉を貰ったことがあるかもしれない。私も日本語がもっと慣れるになったら、言葉の裏の意味も理解出来るようになるしょうか。そんな自分を思うと、みじめな気持ちになった。

最近の朝は毎々思った、全く、このまま布団の中で朽ち果てたいものだ。一日だけていいから、世界が滅んでくれないかなーと、布団をめぐると昨夜に遺された冷たい空気が肌を刺さる。サボりたい、二度寝したい、目覚ましがにくいなどなど心の中でブツブツしながら老人のようなため息をして顔を洗いに行く毎日だった。

私は酒が嫌いだった。いいえ、今も嫌いだと思う。あんな苦く、喉に刺さるものは何故人に飲みたがる。それに、頭の中で無数の手が周りに引っ張られる感覚はどうにも好きにはならん。だが、何故か今年の冬は無性に飲みたくなる。私はウィスキーが愛飲している、200円くらいの一番安いメーカーだ。一口で口の中から喉、食道、胃袋まで火が照り焼くような言えない感覚をする、私が好むそうなものではないが、不思議に嫌になることもない。しばらく飲み続けると、頬まで熱くになり、頭がぼーっとなって、指先の感覚を上手く掴めなくなる。私は酔ったことはない。正確には私の脳は私を酔わせない。どれだけのアルコールを胃袋にぶち込んでも、脳は私の意識を保つ為にフル回転する。喉からパンダが飛び出そうとしても、煩悩が私に付きまとっている。そして毎回自分は何故酒何かを飲んでいたか、わからないくなっていた、馬鹿げていた、くだらないと思っていた。

まだお袋に正しいことを言われた。大の大人(20代)はアルバイトもしないて冬休み毎日家でダラダラとは、情けない、と。将来の奨学金の返済を心配している私にとっては本当に正しいに他ない正論だ。以前のアルバイトでお金の有り難さ、人と付き合うの充実さ十分にかっていた。「平日の私」ならきっと真面目さと素直で新しい居場所を手に入れるだろう。そしてそんな私のことが大嫌いな私である。正直、自分のこと、生理的に無理だわ。そんな私に会わない為に休日はダラダラしていたが、お袋に大に気に入れてないようだが。彼女に説明したところで理解してもらえると思えない。そういう訳で情けない息子でいるしかないようだ。


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