私の親
んー…よく寝た…
見える天井は変わっていなかった。
やはりこれは夢ではないようだ。
ガチャッ
誰か来た…
「あら、起きたみたい。おはようルミア、よく眠れたかしら~?」
どうやらこの人が母親らしい。
ルミアというのは私の名前だろう。
ルミアか。なかなかいい感じの名前
外人の子に生まれたのかな私
母親らしい人はとても美人だった。
髪の色は落ち着いた綺麗な金色で、少しウェーブのかかったロングヘア、瞳の色は澄んだ青色をしていた。
これは少し期待できるかもしれない。
ガチャッ
また誰か来た。
「ルル、ここにいたか」
わぁ、ビックリするほどのイケメン
「ちょっとね、そろそろルミアが起きるかと思って」
「そうか、いやぁルミアは可愛いなぁ!さすが俺とルルの子だ!」
どうやらこの人が私の父親らしい。
いやもう、イケメン
眩しいッス先輩。
デレデレな顔もイケてますね。
父親は絵に描いたようにイケメン、髪の色はなんと青色。でもそれが絵になる。
青色の髪かぁ、ここはどこの国なんだろう。もうこれで絶対日本っていう選択は消えたけど。
「ルミア、お父さんはこれからお仕事いってきまちゅね~♪」
赤ちゃん言葉のイケメンは少し残念ですよお父さんよ
「あら、もう仕事?」
「あぁ、ちょっと急にな。出来るだけ早く帰ってくるから」
そういってお父さんはお母さんの頭をなでなで。うん、優しいお父さんだ。よかった。
「分かったわ、いってらっしゃい」
そういってお母さんはお父さんを見送った。
…なんかおなかすいてきたなぁ……
「あぅう!」
あれ、あぁそうか。赤ん坊だから喋れないのか。
なんか恥ずかしいぞこれ
でも空腹には勝てない…
「あう!あぅあ!」
「あらあらおなかが空いたのかしら?ミルクあげましゅね~」
あれ、お母さんなんで脱いでるの
あ…
まじですか…
そうゆうことでしたか…
性別が男だったら歓喜ですよ。