表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界…かな  作者: がるぴん
第2章 世界の情報と生きる方法
7/73

第07話 正直縄張りとかわからん

 

 地球の動物には縄張りを持つ種がいる。

 こちらの動物にそれがあるかは分からなかったが……多分これは縄張り争いなんだろう。


 目の前で大トカゲ同士が大乱闘をしている。


 突然だった。


 草原から凄い勢いで大トカゲ(ロバ以上馬以下の大きさで見た目まるっきりトカゲ)が飛び出して来た。

 気配が無かった。気付いた時には目の前5メートル。


 思わず座り込むと、今度は後方からガサガサと大きな音がして、俺の真横から何か飛び出して来た。

 こちらも同程度の大きさの大トカゲだ。


 彼らは俺の目の前で頭からぶつかり合っては後足で立ち上がり、また頭でぶつかり合う。

 踏み潰されそうな大乱闘だ。


 俺はしゃがみ込みながらズルズルと数メートル移動し様子を観る。

 彼らは俺を完全に無視して頭をぶつけ合っている。

 お互いに噛み付いたり、尾で叩いたりはしていないのが不思議だ。


 近くに他のトカゲは見えないしメス(もしくはオス)の奪い合いではないだろう。

 とすると縄張り争い的なものだろう…きっと。


 エサ(俺)の取り合いじゃないよね……。


 俺はなるべく音を発てないよう、目立たないようにその場を後にした。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ