表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界…かな  作者: がるぴん
第2章 世界の情報と生きる方法
5/73

第05話 食物連鎖はここにもあるよね

 

 あえてフラグを立ててみたんだが…。


 都合よく、へし折れなかったみたいだ。


 ここに来て再度、命の危機です。


 説明する程もない。


 今回も獣だ。熊もどき。体高二メートル程のそれほど大きくもない熊だ。


 尾が一メートル以上ある以外は普通だ。


 木を登り、下り坂を平気で走って来たが、熊で間違いない。



 逃げました。



 あれ程走ったのは生まれて初めてかもしれん。



 結果。


 逃げきれました!!


 失ったものは体力くらいか。

 荷物を持って逃げていたが、相手の足がそれほどでもなかったのだろうか?

 そこそこ走ったのだが、追ってきてはいなかった。…助かった。


 一先ず草むらから抜け出し、体に異常がないか確認してから木陰で休憩だ。


 アロエもどき(水筒代わり)を齧りながら考える。


 猪もどきといい、熊もどきといい今の所襲って来ているのは、脊椎動物・哺乳類っぽい奴らだ。

 猪もどきを解体した時確認したが、あれにはきちんと背骨があって、脳・肺・心臓・腸・肝臓があった。

 多少姿の違いこそあれ、地球の生物と変わりは無かったのだ。


 仮定だが、地球でいうところの生態系も似通ったものかも知れない。

 熊もどきが生態系の頂点だとは思わないが、上位の捕食者である事は間違いないと思う。


 とすると警戒すベき生物は大型哺乳類、毒を持ったその他生物といったところか。


 虎とか遭遇したら正直、数秒で死にそうだ。




 すみません。


 言った早々に発覚したが、生態系における大型哺乳類の優位性は少し見直しが必要になった。


 なぜなら。


 俺の100メートル程先で、全長3メートルはあろうかという犬っぽい何かと、こちらも全長3メートルはあろう極太のムカデっぽい何かが、大乱闘を繰広げている。


 犬もどきは遠目に見て手足が短かく頭がでかい。ダックスフンドの体に狼の頭(大)といったところか。


 ムカデもどきは頭がトンボみたいで胴はそのままムカデ、ただ脚がゲジゲジのようにひょろ長い。


 20世紀の映画とかにありそうな絵面ではあるが、実際観ると……うん。 逃げよう。


 あれは近寄ってはいけない類のものだ。



 そんな訳で、ここは地球より少し大型の捕食者との遭遇率が高いかもしれない。


 危険度上がったなぁー。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ