表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/5

第四幕

この第○幕と言うのは人形劇を意識してたりしてなかったり。

第四幕


 私は酉京都駅に来ていた。蓮子は、もちろん遅刻している。それを見越して蓮子にはチケットを見せず、実際より15分早い時間を知らせてある。遠くに蓮子の走ってくる姿が見えた。時間は…まぁ、計算の内だからよしとしましょうか。

「お待たせメリー!」

「14分32.62秒の遅刻ね」

「なにも小数まで言わないでも…」

「小数切り上げで書こうか?」

「切り捨ては?」

「無理かな」

 私は満面の笑みで蓮子の提案を却下し、「蓮子の遅刻時間ノート」に4/15 14,32.62と書いた。

「あと6分で一回分たまるわよ、蓮子」

「ぅげ、もうたまったの?この前払ったばっかりじゃない」

「この前の48分遅れが響いてるからね」

「ぐぬぬ…」

 この「蓮子の遅刻時間ノート」には蓮子が遅刻した時間がかいてある。そして、この時間が1時間に達すると蓮子は一回ランチを奢らなければならない。というルールを作ったのである。遅刻の時間の平均時間は減ってきてるから――まぁ、今回と前回はとても長くて、通算平均は最初の頃に戻ったけど――待ち時間も減って、なおかつたまにランチ代が浮くのだから私には言いことづくし。蓮子は遅刻してるからどうこう言える立場じゃない。

「さっさとホールに向かいましょ」

「今月つらいなぁ」

「自業自得でしょう?」

そんな話をしながらホールに向かった。


開演までは1時間程あるからアリスさんともお話出来るでしょう。







入場まえの一コマ。

ホントたったの一コマですね、はい。

流石に短すぎたか…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ