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月面日常  作者: あぴ
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深夜のコンビニの罪は深い。

ある休日の夜、いつもの4人と部屋で集まっていた。

中央にはこたつがあり、パイの実やら、ポッキーやらのお菓子が散乱している状態だ。

ただでさえこんな汚いのに…机まで汚されちゃったら、もうダメ。

そんな時、吉川が口を開く。

「なあ、ビールとか…飲みたいからみんなで今からコンビニ行かない?みんな好きなお菓子とか買っていいからさ。」

すかさず真面目な木村が言う。

「ええ…?今から…ですか?12時回りましたよ?まあ、明日もお休みなので別に困ることはないんですけどね…?」

私は別に行っても行かなくてもいいんだけど。菓子パンを買ってもいいなら…話は変わってくる。

私はちょっと勇気を出して声に出した。

「あの…菓子パンとか、買っていい?」

多分私の言葉にみんなはポカーンとした状態だろう。なぜかと言うと、今まで私がパンが大好きであることを言っていなかったからだ。流石の吉川もちょっぴり困惑したような口調で、

「いいけど…なぜに菓子パン?いや、全然いいんだよ!いいけど、言ってたっけ?菓子パン好き!って。」

なんか、恥ずかしかったんだよね。別に好きであることに、恥ずかしさは感じないけどさ…ね。それを人に言うって言うのがさ…。

「いや、言ってなかった。うん……菓子パン私大好きだよ。」

「え、私も好きだよ!何が好き?って言う質問は学生時代にしておくべきだったね笑」

「僕ら初耳なんですけど!」

木村「いやそれな、俺も初耳だわ。」

ミーシス「私は…やっぱメロンパンとか好きかな……」

今の私の顔、絶対に赤くなってるじゃん……。

吉川「お、いいじゃん菓子パンの中では王道だよね。例えるなら王道家ラーメンみたいなさ。」

ミーシス「ねえヨシ今そこじゃない……w」

メイト「え、結局行くの?私欲しいのそんなないよ?メロンパンとか普段あんま食べないし。」

吉川「行くだろ、つまみ欲しいし。それかメイト留守番?」

木村「それはかわいそすぎんでみんなで行きましょ。」

メイト「木村君は優しいね…泣」

ドアの鍵チェックをし、出発。

すっかり太陽の光も見えなくなり、道路を照らすのはまばゆい満天の空の光と街灯だけ。どこかロマンチックな雰囲気があるのかと言われれば、それが普通だからないね。

そんなことがありつつコンビニに着いた。

やっぱり深夜のコンビニは罪が深いと言うか……謎の背徳感がある……。

私は自動ドアが開いてから光の速度でパンのコーナーに向かった。

メイト「ちょ、あんた早すぎ!」

木村「あそこまで命かける人だったとは…」

吉川「それな。」

おそらくその時の私は防犯カメラにも見えないくらいの速度だったのだろう。

そして、血眼でメロンパンの棚を見る。……………ありえない、ありえない確率、ヤムチャが天下一武闘会で一回戦突破するくらいありえないよ。

値段表には新作の文字列が。これは私にとっては最上級の出来事だと言えるだろうだが、。いや、それは大袈裟かも。

生クリームとチョコのコーティングが施され極上の味の新作メロンパン。だが、高い。まあ、所持金的には買えない値段ではないのだが…これは悩ましい……

王道のメロンパンと超変化球の新作メロンパン。

これは人生を賭けた大勝負だ…。

……………決めた。どっちも買う。

カロリーなんか気にしてたらもうダメ。だったらさっきこたつで食べたパイの実はどうなんだってことだ。てか、そう言うふうに言い聞かせないと、私の心はぶっ壊れる。

心にスカラをかけて、購入だ。


ああ、畜生。どれもこれもうまそうなのマジで決められねえ。

タコの軟骨……ビーフジャーキーに、カルパス…。

てかビーフジャーキーは地球だとそこまで値段はしなかったんだけどな…?

やっぱ輸送費とか諸々かかるもんなのかな。クソ……決められない〜…。

地球だと200円くらいだったのに、こっちじゃ800円もすんのか……。

それにしても、たっけえな。

するとアイスを持って幸せそうな顔をした木村がこっちの歩いてきた。

「吉川さん、もう決まった?って、え?たっっか!!こんな…値段するんですか?」

「そうらしいんだよ。こっちに引っ越してから2年くらいだけど、いまだにビーフジャーキーは高すぎて手が出せてないんだ。」

「そりゃそうでしょ。あまりにも高すぎるけど…所持金的には足りるの?」

「まあ、一応足りるけど…」

「買っちゃえ。」

「ええええ……………じゃあ、買うか!」

_________________________

その後家でたらふくメロンパンを食べた後、私たちは解散した。

主食より糖分が多いって言うのは、栄養士がキレる案件だと思うけど。なんとかなると思う……。そう信じたい。

てか、もう……せめて、ゴミくらいは持って帰って欲しいよ……。何気に吉川だけが自分の分持って帰ってくれたけど、あの2人は持って帰ってくれなかった。

幸せな苛立ちと、自己開示をした、記憶に残る休日だった。



2話目です!今回はコンビニでの話を描きました。

やっぱり深夜のコンビニっていうのは次の日の苦労まで考えての背徳感ですよね笑

僕は最初家で何買うか決めてから行くんですけど、いざ行ったらあれも欲しい、これもうまそうってなって、結局散財しちゃうんですよね。

お恥ずかしい笑

というわけで次の3話目も、よろしくお願いします!

あぴがお送りしました

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