きみはいちご
掲載日:2022/05/06
黒森冬炎さま主催「恋のリフレイン企画」参加作品です。
ねえ 隠れたってダメだよ
そんなに真っ赤な顔をしていたら
余計に目立ってしまうだろう
君は葉陰の苺 小さく実った果実
急いで 視線を外さないでよ
なにか 言いたいことがあるんだろ
君は葉陰の苺 恥ずかしがり屋
ほら ちゃんと聴くからさ
こっちを見てよ
いつの間にか色づいた君は 鮮やかにみずみずしくって
春色に染まっていた
君は葉陰の苺 甘い香りを漂わせて
きっと甘酸っぱい
君は葉陰の苺
僕も君を見つめていたってこと 知っているのかな
君は赤い苺
だから ねえ 摘み取ってみたいと逸る気持ちを許してよ
ベランダの苺が今年も実りました。
その赤い実を見ながら。
苺は小さな白い花を付けるのですが、そこから実を付けて大きくなっていくのを毎日観察していると、もう愛おしくて。
妄想の運びようによっては、(高校生くらいの)王子様系の男の子と恥ずかしがり屋の女の子のラブストーリーに見えなくもない? かもしれません。
と思って、一人称「僕」。
熟した苺は、加純さんが美味しくいただきました。




