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きみはいちご

作者: 澳 加純 

黒森冬炎さま主催「恋のリフレイン企画」参加作品です。

ねえ 隠れたってダメだよ

そんなに真っ赤な顔をしていたら

余計に目立ってしまうだろう


君は葉陰の苺 小さく実った果実


急いで 視線を外さないでよ

なにか 言いたいことがあるんだろ


君は葉陰の苺 恥ずかしがり屋


ほら ちゃんと聴くからさ

こっちを見てよ


いつの間にか色づいた君は 鮮やかにみずみずしくって

春色に染まっていた


君は葉陰の苺 甘い香りを漂わせて


きっと甘酸っぱい


君は葉陰の苺 

僕も君を見つめていたってこと 知っているのかな



君は赤い苺

だから ねえ 摘み取ってみたいと逸る気持ちを許してよ






挿絵(By みてみん)

ベランダの苺が今年も実りました。

その赤い実を見ながら。

苺は小さな白い花を付けるのですが、そこから実を付けて大きくなっていくのを毎日観察していると、もう愛おしくて。


妄想の運びようによっては、(高校生くらいの)王子様系の男の子と恥ずかしがり屋の女の子のラブストーリーに見えなくもない? かもしれません。

と思って、一人称「僕」。


熟した苺は、加純さんが美味しくいただきました。

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― 新着の感想 ―
[一言]  果物にかぎらず、無生物なども、擬人法——というと違うのかもしれませんが。  人のように扱って、その想いを語らせたり、その存在に話しかける詩は好きです。  いちご。  中までピンクで、甘い…
[一言] 摘み取ってしまったんですかね……。 これは成人指定な気がしちゃいますよ。 イチゴを見る度に思い出しそうです。
2022/09/24 12:37 退会済み
管理
[良い点] 苺は野菜! あまずっぱい!
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