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聖剣と魔剣

「それにしても海斗は不思議なんだよな〜」


「運動神経はいいし、面白いし、物知りなのに本当に教えたらすぐにやり方覚えてたし多分勉強すれば普通にテストとかでいい点数取れるぐらいになりそうなんだよな〜」


海斗が勉強ができない理由は前の世界で散々魔法や魔術の勉強をしたせいでやる気が全く起こらず勉強していないからだった。


三春はその後も海斗のことを色々と考えていた。


「霜田さん」


「はい」


「二年生になってから問題行動が目に余りますよ」


「はい」


私は霜田さんが一年生の時も担任だった。


一年生の時から彼女がブラコンであることは知っていた。


何で知ったかと言うとある時、私が授業を行なっていると彼女がいつものようにうつ伏せになって寝ているのをみた私はいい加減しっかりと授業を受けて欲しくて彼女の両肩を掴み無理矢理体を引っ張り起こした。


彼女は起き上がるまいと頑張っていたが立っている私に勝てるはずもなかった。


彼女を引っ張り起こすとスマホが光を放ちながらそこにあった。


「霜田さんダメでしょ!」


「授業中にスマホなんていじっちゃ!」


「これは没収します!」


「放課後教務室まで取りに来なさい!」


「はい」


私はその時、彼女のスマホで見ていた物を見た。


それは男の子だった。


放課後教務室に来た霜田さんにスマホに映っていた男の子のことを聞いた。


「没収した時にチラッと見えちゃったんだけど授業中に見てた男の子は彼氏?」


「いえ、義理の弟です」


「義理の弟?」


「へぇ〜〜〜」


「霜田さんは弟さんの事が大好きなんですね」


「はい!!」


「それはもう!」


「世界で一番愛していますとも!!!!」


そのいつもの霜田さんからは聞かない声の高さの言葉を聞いた時、私は霜田さんが重度のブラコンであることを知った。


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