変化
「キャァァァァァァァァァ!!!!」
海斗は痙攣した体を動かし充血した目で音のした方を見た。
そこには驚愕の表情をした夏帆が今さっきまで寝ていたような格好をして壁に張り付いていた。
「か、、、ほ?」
「どどど、どうしたの海斗?」
「と、とりあえずきゅきゅ」
「救急車呼ばなくちゃ」
「ん〜〜〜」
「どうしたの?」
「夏帆?」
「いきなり大きな声を出して」
「そうですよ」
「夏帆さん」
「かか、海斗が………」
「大変なことに」
「一体何があったって言うのよ」
芽衣と楓は床で寝ていたのか芽衣が起き上がり電気を付けた。
そして海斗を見た芽衣と楓は眠気が完璧に吹き飛んだ。
なぜなら小刻みに痙攣した海斗が夏帆の方を充血した目で見ていて両鼻から物凄い量の血を出しベットを赤く染めていたからだ。
「キャァァァァァァァァァ!!!!」
二人は先程の夏帆のように耳に響く甲高い声叫んだ。
「救急車呼んだ方がいいわよね!!!」
「ええ!」
「早く電話しなさい」
夏帆が慌ててスマホを取り出し救急車を呼ぼうとすると海斗は動かない体に鞭を打ち夏帆の膝を掴んだ。
「え?」
「や、やめろ」
「夏帆」
「え」
「で、でも」
「血が」
「それにおかしいよ」
「ま、魔法の修行をしたんだ」
「あ!」
「海斗!」
「まさかあなた!」
「ブレーンアクセラレータの修行をしたのね!!」
「え」
「なにそれ」
「ブレーンアクセラレータは高等魔法の一つで」
「ブレーンアクセラレータは魔法陣作成の難易度は中ぐらいで魔力消費量が多いけどそれだけなら効果的にかなりいい魔法なんだけどこの魔法のデメリットが結構キツいせいであっちで使ってるのなんて海斗ぐらいしか私は知らないわ」
「デメリットって?」
夏帆は海斗を壁におっかからせて近くにあったティッシュで鼻を抑えて話で出てきたデメリットについて聞いた。
「この魔法は修行をしないと長時間の使用は出来ず無理に使い続けると脳が負荷に耐えられず壊れるのよ」
「壊れる?」
「まあ死ぬと思ってくれればいいわ」
「ただ私があっちで海斗と会うまではブレーンアクセラレータの修行方法なんて聞いたこともなければブレーンアクセラレータは割りに合わない魔法として有名だったわ」
「ただ海斗に出会ってある日、今みたいな状態で居たことがあったのよ」
「それで何があったのかを聞いた時にブレーンアクセラレータの修行について聞いたの」
「それは………」
「ブレーンアクセラレータを使いとにかく短時間で脳に壊れる寸前ギリギリの負荷を与えるというもの」
それを続けることでブレーンアクセラレータの持続時間が増えるそうなのよ」
「こんなの海斗にしか出来ない凄いことだけどそれと同時にとても危険なことで私はあの時に今後もうしないって約束をした」




